財政制度等審議会
たばこ事業等分科会(第36回)
議事録
平成29年4月21日
財政制度等審議会
財政制度等審議会 たばこ事業等分科会(第36回)議事次第
平成29年4月21日(金)11:28~11:50
財務省第3特別会議室(本庁舎4階)
1.開会
2.各委員挨拶
3.分科会長互選等
1.分科会長互選
2.分科会長挨拶
3.分科会長代理の指名
4.定価等部会及び表示等部会の設置
5.分科会の運営等
4.閉会
資料1 財政制度等審議会たばこ事業等分科会名簿 資料2 財政制度等審議会関係法令等 資料3 定価等部会の設置及び同部会に付託する事項等について 資料4 表示等部会の設置及び同部会に付託する事項について 出席者
分科会長
五十嵐隆
北村理財局次長
中村理財局総務課長
森下理財局たばこ塩事業室長
委員
細野助博
宮島香澄
臨時委員
荒谷裕子
安藤光義
江川雅子
角紀代恵
村上政博
〔 森下理財局たばこ塩事業室長 〕それでは、予定の時間となりましたので、ただいまから財政制度等審議会第36回たばこ事業等分科会を開催いたします。
理財局総務課たばこ塩事業室長の森下でございます。よろしくお願いいたします。
皆様方におかれましては、ご多用のところご出席いただきまして、誠にありがとうございます。本日は、4月1日付で財務大臣より任命させていただきました委員の皆様による初会合となります。
また、長らく分科会長の労を執っていただきました桐野高明東京大学名誉教授が任期満了で委員を退任されており、後ほど分科会長の互選を行わせていただきます。分科会長選任までの間、事務局として私が議事進行を務めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
なお、理財局長の佐川は、本日国会対応により欠席とさせていただいておりますので、ご了承願います。
それでは、まず初めに、分科会長の互選に先立ちまして、委員をご紹介させていただきます。
平成29年4月1日付で、たばこ事業等分科会の委員にご就任いただきました皆様は、資料1の名簿のとおりでございます。私からご出席の委員の皆様を、名簿順にご紹介させていただきますので、各委員におかれましては、一言ずつご挨拶いただければと存じます。
五十嵐隆委員でございます。
〔 五十嵐委員 〕国立成育医療研究センターの理事長をしております五十嵐と申します。どうぞよろしくお願いします。
全く素人でございますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。
〔 森下理財局たばこ塩事業室長 〕細野助博委員でございます。
〔 細野委員 〕おはようございます。中央大学の細野でございます。公共政策と産業政策が専門でございます。ひとつよろしくお願いいたします。
〔 森下理財局たばこ塩事業室長 〕宮島香澄委員でございます。
〔 宮島委員 〕日本テレビの宮島香澄と申します。よろしくお願いいたします。経済と社会保障分野の解説委員をしております。たばこに関しましては、財政の面、医療の面、あとは税の面ですか、色々な面から取材をしたことがありますけれども、本当に色々な立場から難しい問題があるなと思っております。よろしくお願いいたします。
〔 森下理財局たばこ塩事業室長 〕荒谷裕子委員でございます。
〔 荒谷臨時委員 〕法政大学の荒谷でございます。専門は会社法、金融商品取引法ですので、専門家ではありませんので、素人の立場で関与させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
〔 森下理財局たばこ塩事業室長 〕安藤光義委員でございます。
〔 安藤臨時委員 〕東京大学大学院の農学生命科学研究科に所属しております。私の専門は農業政策と農業経営です。私は喫煙者ではありませんが、たばこ耕作農家の視点から意見を申し述べる立場だと思っております。よろしくお願いいたします。
〔 森下理財局たばこ塩事業室長 〕江川雅子委員でございます。
〔 江川臨時委員 〕江川雅子でございます。よろしくお願いいたします。現在、一橋大学大学院商学研究科の教授をしておりまして、専門はコーポレートガバナンスです。一橋に着任する前、6年間東京大学の理事をしておりまして、その時分に門脇委員をはじめとして、医学部の先生とか病院の先生方とも接点がございまして、文系ではございますが、一市民の視点から貢献できればと思っております。よろしくお願いいたします。
〔 森下理財局たばこ塩事業室長 〕角紀代恵委員でございます。
〔 角臨時委員 〕立教大学の法学部で、民法を教えております角紀代恵と申します。私も、このたばこの委員は随分長くなって、今までもどれほどの貢献ができたか、自分では忸怩たるものがございますけれども、これからも頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
〔 森下理財局たばこ塩事業室長 〕村上政博委員でございます。
〔 村上臨時委員 〕村上政博でございます。専門は経済法になります。どうぞよろしくお願いいたします。
〔 森下理財局たばこ塩事業室長 〕ありがとうございました。皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。
なお、本日ご都合によりご欠席でございますけれども、株式会社大和総研の川村雄介副理事長、東京大学大学院医学系研究科の門脇孝教授、マーケティングライターの牛窪恵様が、引き続き委員にご就任されましたのでご紹介いたします。
次に、財政制度等審議会令第6条第4項に基づき、分科会に分科会長を置き、当該分科会に属する委員の互選により選任していただきます。
分科会長の選任につきまして、ご意見がございましたらよろしくお願い申し上げます。
〔 村上臨時委員 〕それでは、私は五十嵐隆委員を推薦いたします。この分科会においては、たばこが健康に及ぼす影響を踏まえた規制など、そういう諸問題を検討していくわけです。その場合に、やはり医学的知見を有した方の存在というのは特に重要であると思います。
これまでも、現実に医学界の委員の方に分科会長を務めてきていただいたところであります。そのような事情を考えますと、五十嵐委員は、医療関係については多方面で活躍されておりますし、豊富な知見、経験をお持ちでございます。したがいまして、分科会長として最適任だと思いますので、推薦させていただきます。
〔 森下理財局たばこ塩事業室長 〕ありがとうございます。他に意見はございますでしょうか。よろしくお願いします。
〔 角臨時委員 〕村上委員と同じなのですが、私もこのたばこの審議会というのは、医学に関する知識、知見が非常に重要だと思います。今までも桐野先生が分科会長を務めてくださいました。今期もやはり医学分野において、豊富な知見や経験をお持ちの方が分科会長にお就きになるのが最適任だと思いますので、五十嵐隆委員にお願いしたらどうかと思います。
〔 森下理財局たばこ塩事業室長 〕ありがとうございました。他に意見はございますでしょうか。
それでは、ただいま村上委員、角委員よりいただきました五十嵐委員を分科会長に推薦する旨のご提案につきまして、皆様、ご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
〔 森下理財局たばこ塩事業室長 〕どうもありがとうございました。委員の皆様のご了解により、五十嵐委員が分科会長に就任されることとなりました。
五十嵐委員、分科会長席へお願いいたします。
(五十嵐委員、分科会長席に着席)
〔 森下理財局たばこ塩事業室長 〕それでは、五十嵐分科会長よりご挨拶を頂戴いたしたいと思います。なお、この後の議事は五十嵐分科会長に進めていただきます。よろしくお願い申し上げます。
〔 五十嵐分科会長 〕分科会長に選出していただきました、国立成育医療研究センターの五十嵐と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
私は今回初めてこの分科会の委員にしていただきました。そのまま分科会長というのは大役で、私には荷の重い役ですが、皆様のご指導をいただきながら進めさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、スケジュールどおり始めさせていただきたいと思います。
まず、財政制度等審議会令第6条第6項に基づきまして「分科会長に事故があるときは、あらかじめ指名する者が、その職務を代理する」こととなっておりますので、分科会長代理を指名させていただきたいと思います。
それでは、分科会長代理は細野委員にお願いしたいと思います。
〔 細野委員 〕わかりました。慎んでお受けいたします。どうぞよろしくお願いいたします。
〔 五十嵐分科会長 〕細野委員、どうぞよろしくお願いいたします。
続きまして、部会の設置についてお諮りしたいと思います。財政制度等審議会令第7条第1項の規定によりまして「分科会は、その定めるところにより、部会を置くことができる」とされております。つきましては、当分科会に定価等部会と表示等部会を設置することにつきまして、ここでお諮りしたいと思います。
まず、定価等部会について、事務局から説明をお願いいたします。
〔 森下理財局たばこ塩事業室長 〕それでは、定価等部会につきましてご説明させていただきます。資料3「定価等部会の設置及び同部会に付託する事項等について」をご覧ください。
定価等部会に付託する事項は、「定価等部会の設置及び同部会に付託する事項等について」に記載されております5点ございます。
第1は、たばこ事業法施行令に定める事項でございます。これは、二以上の者から製造たばこの同一の品目について異なる小売定価の認可の申請が行われた場合等にご審議いただくものでございます。
第2は、成人識別自販機に関するものでございます。自販機を導入する場合には、成人識別機能を付与することを製造たばこ小売販売業の許可の条件としており、分科会で成人識別自販機に係る判定基準が定められておりますので、新たな機種、新たな方式が出てきた場合等に、この基準に該当するか否かといった点についてご審議いただくものでございます。
第3から第5につきましては、たばこ事業者及び塩事業者が行います環境問題への取り組みに関しまして、財務大臣が省エネ法等に基づきまして是正措置を命ずる場合には、あらかじめ審議会でご意見を伺うというものでございます。
これらは、いずれも技術的な審議事項でありますので、機動的に対応すべく、これまでも定価等部会に付託していただいてきたものでございます。
以上でございます。
〔 五十嵐分科会長 〕ご説明ありがとうございました。何かご質問等ございますか。
よろしいですか。では、この定価等部会を設置し、定価等部会の議決をもって当分科会の議決とすることにつきまして、ご異議はございませんでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
〔 五十嵐分科会長 〕ありがとうございます。では、定価等部会を設置することにいたします。
続きまして、表示等部会について、事務局からご説明をお願いいたします。
〔 森下理財局たばこ塩事業室長 〕表示等部会につきまして、ご説明させていただきます。
資料4「表示等部会の設置及び当部会に付託する事項について」をご覧ください。
表示等部会の設置及び同部会に付託する事項についてでございます。表示等部会におきましては、次の2点につきまして、専門的な見地から検討を行っていく場という位置づけを考えております。
第1は、たばこ事業法第39条第1項の規定により、製造たばこの消費と健康の関係に関して注意を促すため、製造たばこに表示すべき文言に関する事項でございます。
第2は、たばこ事業法第40条第2項の規定により、財務大臣が定める製造たばこに係る広告を行う際の指針に関する事項でございます。
資料をおめくりいただきまして、具体的な調査検討事項については整理をしております。
まず、たばこ事業法第39条の注意文言表示につきましては、記載すべき疾病の種類等につきまして、また、たばこ事業法第40条の広告規制につきましては、インターネット等の通信技術の発達を踏まえた広告手法のあり方等につきまして、調査検討事項としているものでございます。
さらに、留意事項といたしまして、2点ほど挙げてございます。
まず、東京オリンピック・パラリンピックに向けた受動喫煙防止対策についての議論の動向について、注意する必要があるということ、また、成人年齢及び喫煙開始年齢のあり方についての議論の動向についても、注視ししながら進めていく必要があるのではないかということでございます。
以上でございます。
〔 五十嵐分科会長 〕どうもありがとうございました。
この表示等部会につきまして、ご質問、ご異議等ございますでしょうか。
よろしいですか。この部会を設置することについて、ご承認いただけますでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
〔 五十嵐分科会長 〕ありがとうございます。
それでは、表示等部会を設置することにいたします。
続きまして、財政制度等審議会令第7条第2項と第3項に基づきまして、部会に属すべき委員と部会長につきましては、分科会長が指名することとなっておりますので、私のほうから指名させていただきたいと思います。
まず、定価等部会につきましては、細野委員、角委員、村上委員にお願いしたいと思います。それから、定価等部会の部会長につきましては、細野委員にお願いしたいと存じます。
〔 細野委員 〕慎んでお受けいたします。
〔 五十嵐分科会長 〕ありがとうございます。
角委員、村上委員、よろしいでしょうか。
(角臨時委員、村上臨時委員 了解)
では、続きまして、表示等部会につきましては、細野委員、川村委員、宮島委員、門脇委員、村上委員にお願いして、私もその委員の1人に加えていただきたいと存じます。また、表示等部会の部会長につきましては、細野委員にお願いしたいと思います。
〔 細野委員 〕慎んでお受けいたします。
〔 五十嵐分科会長 〕他の先生方もよろしいでしょうか。
(細野委員、宮島委員、村上臨時委員 了解)
〔 五十嵐分科会長 〕ありがとうございます。
なお、本日ご欠席の川村委員と門脇委員につきましては、後日、ご了解をいただいた上で、正式な決定にしたいと考えております。どうぞよろしくお願いしたいと思います。
それから、次に、分科会の運営につきましてお諮りしたいと思います。分科会の招集、議事の公開などは、資料2の関係法令等に従いまして運営を行ってまいりたいと考えております。
また、関係法令以外の議事の手続、その他分科会の運営につきましては、私にご一任を願えればと存じております。それでよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
〔 五十嵐分科会長 〕特にご質問等ございますか。よろしいですか。
ありがとうございました。
これで予定しております議題が終了しました。最後に、北村理財局次長より、ご挨拶をお願いします。
〔 北村理財局次長 〕財政制度等審議会、たばこ事業等分科会の委員改選後における初会合に当たりまして、本来でありますと、理財局長の佐川からご挨拶を申し上げるべきところでございますが、冒頭ご報告しておりますとおり、本日は国会対応のために欠席しておりますので、代わりまして私から一言、ご挨拶を申し上げたいと存じます。
皆様方には、委員へのご就任をお願いしましたところ、快くお引き受けいただきまして、厚く御礼を申し上げます。
また、五十嵐委員には分科会長として、細野委員には分科会長代理として、お引き受けいただきまして、誠にありがとうございます。
本分科会、昨年来、表示等部会を中心として、注意文言表示とか広告表示についてのご議論をいただいてきております。一定のご報告もいただいているところでございますが、留意事項にもございましたとおり、受動喫煙の議論の行方を踏まえた上で、改めまして、本分科会でも注意文言表示等のご議論を再開させていただきたいというふうに考えております。
それから、国会での審議の状況を簡単にご報告しますと、最近、加熱式たばこというものが割と普及してきていることを踏まえたご質問が相次いでおりまして、これに対する対応をどう考えるのかといったようなところについての国会での関心も高まってきているような気がしております。
そういった事柄も含めて、本分科会でも、加熱式たばこを含めたたばこの注意文言表示のあり方とか、その他の事柄についてのご議論をいただければというふうに思います。
委員の皆様方におかれましては、引き続き、本分科会での活発なご議論、ご指導をお願い申し上げまして、私のご挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
〔 五十嵐分科会長 〕北村次長、どうもありがとうございました。
それでは、本日の分科会はここで終了したいと思います。
議事録等につきましては、後日、財務省のホームページに掲載する予定としておりますので、ご了解をお願いしたいと思います。
今日はお忙しいところ、本当にありがとうございました。これで閉会したいと思います。