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たばこ事業等分科会(平成27年6月22日開催)議事録

財政制度等審議会
たばこ事業等分科会(第33回)
議 事 録

平成27年6月22日
財政制度等審議会

財政制度等審議会 たばこ事業等分科会(第33回)議事次第

平成27年6月22日(月)13:30〜14:23

財務省第3特別会議室(本庁舎4階)

  • 1.開会

  • 2.議事

    • ○「たばこ関連産業への国の関与の在り方、日本たばこ産業株式会社株式の保有の在り方及び同株式の処分の可能性について(中間報告)」(案)について

  • 3.中間報告提出

  • 4.理財局長挨拶

  • 5.閉会

  • 配付資料

    「たばこ関連産業への国の関与の在り方、日本たばこ産業株式会社株式の保有の在り方及び同株式の処分の可能性について(中間報告)」(案)
    資料1日本たばこ産業株式会社説明資料
    資料2フィリップ モリス ジャパン株式会社説明資料
    資料3ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン合同会社説明資料
  • 出席者

    分科会長

    桐野高明

    中原理財局長

    岡本理財局次長

    古谷理財局総務課長

    神田理財局たばこ塩事業室長

    委員

    荒谷裕子

    川村雄介

    細野助博

    臨時委員

    安藤光義

    江川雅子

    門 脇   孝

    専門委員

    宮島香澄

午後1時30分開会

〔 桐野分科会長 〕定刻になりましたから、ただいまから第33回のたばこ事業等分科会を開催させていただきます。

ご多忙のところご出席いただきまして、誠にありがとうございます。

本日は、村上委員、角委員、牛窪委員は欠席されるということです。

それでは、議事に入らせていただきます。

まず、本日の資料につきまして、神田たばこ塩事業室長より説明をいただきます。お願いします。

〔 神田理財局たばこ塩事業室長 〕それでは、本日の資料についてご説明申し上げます。

まず、前回、16日の分科会におきまして、委員の皆様からいただきましたご意見を踏まえ、桐野分科会長と細野分科会長代理にとりまとめていただきました「たばこ関連産業への国の関与の在り方、日本たばこ産業株式会社株式の保有の在り方及び同株式の処分の可能性について(中間報告)」(案)をお手元に配付させていただいております。こちらにつきましては、改めて後ほどご案内させていただきます。

次に、資料の1から3でございます。前回の分科会におきまして、たばこ事業者による分煙の取り組みについてご発言がありました。今回、JT、フィリップモリス、BATからそれぞれ分煙の取り組み状況について資料を提出いただきましたので、ご紹介させていただきます。

まず、資料1がJTの取り組みについての資料でございます。

1ページをご覧ください。JTにおいては、たばこを吸う人、吸わない人、双方が共存できる社会の実現に向けて、資料上段の6つの丸囲みの取組みを行っております。このうち分煙に関する取組みとして、分煙のコンサルティング、分煙の技術開発、協働喫煙所の設置を実施していると聞いております。

資料2ページをご覧ください。まず、分煙コンサルティングとして、自治体、企業、飲食店などが分煙環境を整備する際に、例えば喫煙ルームのつくり方など、効果的な分煙の方法について無料で助言を行っているということでございます。また、実際に分煙の技術面について研究・検証を行って、コンサルティングに反映させていると聞いております。

次に、3ページでございます。全国の自治体等と協働して喫煙所の設置の取組みを進めており、2003年から2014年12月までの実績として全国で5,300カ所、このうち自治体との協働事例は1,500カ所以上となっております。

次の4ページでございます。この他の取り組みとして、日本たばこ協会等と連携した店頭表示ステッカーの貼付活動、あるいは全国たばこ販売協同組合連合会と連携した店頭への灰皿設置に取り組んでいるということでございます。JTとしては、共存社会の実現に向けて、たばこ産業界のみならず、自治体や飲食店、オフィス、商業施設等の民間企業の協力を含めた社会全体としての取組みがますます重要だと認識をしているということでございます。

次に、資料2がフィリップ モリス ジャパンの取り組みでございます。

1ページをご覧いただきますと、フィリップ モリス ジャパンにおいては、全国の商業施設、オフィスビル、公共交通機関等における喫煙所の設置、また、たばこ販売店、自治体、環境団体などを通じた灰皿の提供などの取組みを行っているということでございます。

2ページをご覧いただきますと、このほかの取組みとして、飲食店の喫煙ポリシーの表示や店頭表示ステッカー貼付活動への支援も推進しているということでございます。

次に、資料3がブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)の取り組みでございます。

資料の1ページをご覧いただきますと、店頭表示ステッカー貼付活動への支援といった取組みが紹介されております。

資料の2ページをご覧いただきますと、喫煙場所の設置について、一般のたばこ販売店が店舗を改装して喫煙場所を確保する場合や、商業施設、オフィスビル、高速道路のパーキング、野球場などに喫煙場所を設置する場合の支援についても取り組んでいるということでございます。

資料の説明は以上でございます。

〔 桐野分科会長 〕ありがとうございます。

委員の皆様には、事前にご確認いただいていると思いますが、中間報告については分科会の成果物として公表されるものでありますので、最終確認の意味を込めまして、事務局より読み上げをお願いしたいと思います。

〔 神田理財局たばこ塩事業室長 〕それでは、お手元の中間報告(案)について読み上げさせていただきたいと思います。資料の1ページ、2ページは省略させていただきまして、3ページから読ませていただきます。

(中間報告(案)読み上げ)

〔 桐野分科会長 〕どうもご苦労さまでした。

今読み上げました中間報告(案)につきまして、委員の先生方からご発言をお願いいたします。

〔 宮島専門委員 〕いろいろ修正をいただいて、とても委員の意見が反映していると思います。特にさらに追加された、民営化する政府の方針を農家の方に、一段と理解してほしい、努力してほしいということが付け加えられたことはとてもいいなと思いました。

そうはいっても、さらっと見ると、きっと「見送りね」と。繰り返し言っているように、「見送りね」と。「要するに農家を保護するのね」というふうに思う方がいるかもしれないとやっぱり思います。でも、丁寧に読むと、かなり農家や小売店に厳しいことを書いてあるなと思うんです。なので、多分、記者レクをされると思うのですけれども、その際には、基本的には今回見送りなのは、別に今までの形を維持しろと言っているわけではなくて、変えるためにはかなりいろいろな手当て、特に新たに出てきた健康問題とか、財政的にどっちがいいかとか、そういう検討が必要なので、今は決断しませんということを言っているだけであって、もう方向性としては、むしろ完全民営化のための動きを加速するように促して、いわゆる農家や関係者にもその覚悟を問うているというようなことがしっかり伝わるとありがたいと思います。

〔 川村委員 〕今ご指摘のとおりでありまして、宮島委員のおっしゃったように、農家を保護するために売らないんだという論調というのは一番困るわけであります。それはなぜかといいますと、けさの一部報道でひっくり返ったんですけれども、あれは農家保護のために見送り、そう読める書き方で、世の中の人たちはそう受けとめる。しかし、当分科会で議論したのはそうじゃなくて、株を保有している問題と健康問題というのは切り離して、保有しようがしまいが健康規制はきっちりやっていきなさいという柱が1本。もう1本は、これはもう30年たって完全民営化なんだ。ただ、あまりに規制やデファクトの事実の積み上げが積み木細工のようになっているので、現段階で一挙に解きほぐすことはできないから、今の時点では売れとは言えないのであって、じゃ、解きほぐすべき要素というものについて、ここでいろいろ論点がさらし出され、そして意見集約の最後のページに列挙されているマル1からマル3までに集約されたテーマがあり、これをとにかく政府においては鋭意推進して、一定の進展を得たら速やかに売る方向で検討しろと読むべきものだと私は理解しているんですね。

ですから、きょうこの後、記者レク等があるのだと思うんですが、特にその部分については丁寧にきっちり、変にフィルターの入ったような報道が出るようなのは非常に困るわけでありまして、この分科会での議論をちゃんとニュートラルにぜひレクチャーしていただきたい。

後先になりますけれども、これだけ短期間にいろいろ私どもが申し上げたことをきっちり納めていただいた感じがあって、非常に力作で、いいものをつくっていただいたと思います。最後になりますけれども、本当にお疲れさまでございました。ありがとうございました。

〔 江川臨時委員 〕私もほかの2人と同じ意見で、今回、売るということを真剣に考えるべきだという意見の委員が多かったと思います。私も、未来永劫持っているということはないだろうというふうに思ったり、あるいは、海外の政府を見ると、必ずしも国が保有すべき事業ではないということも重要な情報だと思いました。

こういったことを全部レポートの中に盛り込んでいただくということではないのですけれども、差し支えない範囲でそういうことをおっしゃっていただくことによって、必ずしも農家を保護するために今回見送ったのではなくて、実際に売ることをかなり真剣に考えているということが伝わることも大切ではないかと思います。

〔 細野委員 〕ありがとうございました。とりまとめに対して、多面的な形で論点をいただいて、それをこういう形で書いたわけですけれども、時代の流れとしては、やはり健康規制に対してどういう形で私たちが取り組んでいくべきかということが非常に重要になってくると思います。引き続き私たちも勉強し、議論していかなければならないこともたくさんあると思うのですね。健康の面もそうですし、様々なステークホルダーの思惑も考慮した上での社会的規制の面もあるし、いろいろなことをこれからまたやっていかなければいけないと思います。

〔 門脇臨時委員 〕私も今回のとりまとめが非常にありがたいというふうに思っています。何回か発言させていただきましたけれども、健康の観点からの議論について、最初の案に比べて分量的にも位置づけ的にも重視して盛り込んでいただきまして、今後、株式を売却していくという方向では大体一致をしていると思うのですけれども、そのことによって健康規制に対する国の責任というものは変わらず、あるいは、より大きくなるんだということが書かれています。だめ押しとして最後の4行のところに加えていただきまして、そういう点では、健康の観点からの議論についても、記者レクでも、質問があるかどうか分かりませんけれども、あらためてその点を強調していただければというふうに思います。

〔 安藤臨時委員 〕このとりまとめは大変だったと思います。ありがとうございました。

最終的には売却の時期をどのように設定するか、それまでの時間をどのように確保するかが最後に議論になるかと思います。それについてはいろいろと議論があるかと思いますし、あらかじめ何年と示すのは難しいかもしれませんが、それを出して、具体的に対応ができるような枠組みを整えていくことが必要かと思います。そうした判断をしなければいけない時期に差し掛かっていると思っています。

〔 荒谷委員 〕私も全く同じ意見なのですが、この文章をさらっと読むと、耕作者を保護しているという誤解を招きかねませんので、その点はやはり強調して、決してそういう意味ではないということをきちっと伝えてほしいと思います。

〔 桐野分科会長 〕ありがとうございます。

そうすると、この文章に対する修正はなしということでよろしいですね。

そのほかもしご発言がなければ、全ての委員の先生方からのご意見をいただきましたので、お手元に配付して、今事務局から読み上げをいたしました中間報告(案)につきまして、「案」を取って中間報告とさせていただいてよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

〔 桐野分科会長 〕ありがとうございます。

では、事務局、お願いします。

(事務局より各委員へ中間報告の最終版を配付)

〔 桐野分科会長 〕中間報告につきましては、財政制度等審議会令第6条第7項の規定により、本分科会の決定をもって審議会の決定とするものでございます。これでよろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

〔 桐野分科会長 〕それでは、本日、財務大臣が所用でご欠席のため、代理として中原理財局長に受領をお願いいたします。

中間報告の手交に先立ちまして、報道関係者の入室を許可したいと思いますので、しばらくお待ちください。

(報道関係者入室)

〔 桐野分科会長 〕それでは、中原理財局長に中間報告をお渡しいたします。

(中間報告の手交)

〔 桐野分科会長 〕それでは、理財局長よりご挨拶をお願いいたします。

〔 中原理財局長 〕理財局長の中原でございます。一言ご挨拶を申し上げます。

桐野分科会長をはじめ、委員の皆様におかれましては、先月末より大変精力的にご審議をいただきまして、「たばこ関連産業への国の関与の在り方、日本たばこ産業株式会社株式の保有の在り方及び同株式の処分の可能性について(中間報告)」としてとりまとめていただきました。ここに厚く御礼を申し上げます。

財務省といたしましては、本中間報告を受け、所要の実態把握や法制面での実務的整理などを鋭意推進してまいります。今後の進展状況に応じてご相談をしてまいりたいと存じます。

また、健康の観点からのたばこ事業者に対する規制につきましても、内外の動向に応じて適時適切に対処してまいります。

最後になりましたが、これまで厳しいスケジュールの中で委員の皆様にご尽力いただいたことに改めて御礼申し上げますとともに、今後とも一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、私のご挨拶にかえさせていただきます。

ありがとうございました。

〔 桐野分科会長 〕どうもありがとうございました。

以上をもちまして、予定しておりました議事は終了とさせていただきます。

(報道関係者退室)

〔 桐野分科会長 〕中間報告とりまとめに当たりましては、今のお話にありましたように、非常にタイトなスケジュールでお願いをして議事運営を進めることができました。厚く御礼申し上げます。

また、本日の議事につきましては、この後、事務局から記者に対するレクチャーを行うということでございます。本日の議事要旨、議事録、中間報告を会議後インターネットに掲載するということでございます。

ご多忙のところご出席いただきまして、誠にありがとうございました。

午後2時23分閉会

財務省の政策