財政制度等審議会 第40回たばこ事業等分科会
- 1.日時 平成30年12月28日(金)13:00~15:33
- 2.場所 財務省第3特別会議室(本庁舎4階)
- 3.出席者(敬称略)
[委員]
五十嵐隆、川村雄介、細野助博、宮島香澄[臨時委員]
荒谷裕子、安藤光義、江川雅子、角紀代恵、門脇孝、村上政博[参考人]
一般社団法人日本たばこ協会 増井専務理事
一般社団法人日本たばこ協会 岩下理事
一般社団法人日本たばこ協会 福地理事
一般社団法人日本たばこ協会 関事務局長[財務省]
可部理財局長ほか(注) 参考人は、議題(3)の説明及び当該説明に関する質疑応答のみ出席。
- 4.議題
(1)注意文言表示規制・広告規制の見直しについて
(2)「報告書」(案)について
(3)業界団体からの説明(広告の自主規準)
- 5.議事経過
(1) 議題(1)について
注意文言表示規制・広告規制の見直しについて、事務局より説明の後、報告書とりまとめに向けた討議が行われた。
(2) 議題(2)について
「報告書」(案)について、事務局より説明の後、審議が行われ、同報告書をもって審議会の報告とし、財務大臣に提出することが決定された。
(3) 五十嵐分科会長より可部理財局長に対し「注意文言表示規制・広告規制の見直し等について」が手交された。
(4) 議題(3)について
広告に関する自主規準の見直しの検討状況等について、一般社団法人日本たばこ協会より説明の後、質疑応答が行われ、同協会から示された自主規準改定案について、(2)で決定した報告書に沿っている旨確認された。
(5) 委員からの主な質問・意見は以下のとおり。
・「喫煙者本人への影響」に関する注意文言のうち、虚血性心疾患や脳卒中になる危険性に関する注意文言について、「(動脈硬化や血栓形成傾向の)促進」との表現は、ポジティブな意味に見える。一般の方々に向けては、「動脈硬化や血栓形成傾向を強め」の方がわかりやすいのではないか。
・「屋外や家庭でも周囲の状況にご配慮を。健康増進法上、配慮が義務付けられています」との表現はわかりにくく、文章を整理した方がよいのではないか。
・注意文言表示に画像を用いることについて、まずは、今回の見直しの効果を見極めていくことが必要。健康への悪影響についての認知度に効果があったのかということを検討した上で、画像については、引き続き検討課題にするということではないか。
・画像に関しては、その受け取り方は、個人もそうだが、国民全体として随分違うのではないか。日本の国情に合わせた場合、どういう形のものが政策効果が上がるのかということも考える必要があるのではないか。
・たばこ広告の規制については、まずは自主規準でやり、状況を見ることが重要。きちんと遵守されているかどうかを、業界としてもしっかりフォローしてほしい。
(以上)
(注)本議事要旨は、今後字句等の修正があり得ることを念のため申し添えます。
問い合わせ先
電話 代表 03(3581)4111 内線2258