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財政制度等審議会財政投融資分科会
議事要旨

1.日時
  令和元年12月11日(水)13:58~16:00

2.場所
  財務省第3特別会議室(本庁舎4階)

3.出席者(敬称略)
  [委員]
  池尾和人、翁百合、高田創、渡部賢一
  [臨時委員]
  土居丈朗、中里透、冨田俊基、冨山和彦
  [専門委員]
  川村雄介
   
  [財務省]
  藤川財務副大臣、可部理財局長ほか

4.議題
(1)経済対策における財政投融資
(2)令和元年度財政投融資計画補正等
  (議案第1号)令和元年度財政投融資計画補正
  (議案第2号)令和元年度財政融資資金運用計画の一部変更
  (議案第3号)令和元年度の財政融資資金の融通条件の改定
(3)令和2年度財政投融資計画の編成上の論点

5.議事経過
(1)経済対策における財政投融資
○「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」(令和元年12月5日閣議決定)を踏まえて追加する財政投融資についての説明を行った。
○(独)日本高速道路保有・債務返済機構、各高速道路株式会社及び成田国際空港(株)について補足説明を、事務局より行った。
○委員からの主な意見等は以下のとおり。
・今般、日本高速道路保有・債務返済機構ではなく高速道路会社に対して直接財政融資を措置することとなった経緯とメリットを伺いたい。
・日本高速道路保有・債務返済機構に対して財政融資を措置する場合は、ガバナンスが担保されていると思うが、高速道路会社に対して直接財政融資を措置することになった場合ガバナンスは確保できるのか。
・暫定2車線区間の優先整備区間約880kmのうち、今回の経済対策における財政融資はどのくらいの距離に活用されるのか。
・交通需要が好調なため、高速道路会社の収入も好調。償還確実性に関しては心配していないが、今後の財務運営の柔軟性についてはどのように考えているか。

(2)令和元年度財政投融資計画補正等
○令和元年度財政投融資計画補正等に係る議案第1号から第3号までについて、事務局より概略以下のとおり説明を行った。

・令和元年度財政投融資計画補正追加額は、総額1兆4,503億円であり、具体的内容は議案第1号のとおり。
・令和元年度財政融資資金運用計画の一部変更は、総額1兆1,953億円であり、具体的内容は議案第2号のとおり。
・令和元年度の財政融資資金の融通条件の改定については、議案第3号のとおり。

 
○全ての議案について原案のとおり了承された。

(3)令和2年度財政投融資計画の編成上の論点
○(株)産業革新投資機構について
 委員からの主な意見等は以下のとおり。
・新体制が発足してよかった。収益性と政策性の両立を目指して頑張ってほしい。
・事業再編分野に投資するとのことだが、いわゆるゾンビ企業の救済のようなことがないようにしていただきたい。
・JICが企業価値向上に資する成長分野に投資することに政策的な意義があると思う。ただ、単に投資額を増やせばいいというわけではないので、しかるべき人材・体制を整備の上、じっくりと投資に取り組んでほしい。
・JICは、ファンド・オブ・ファンズ形式となるので、JICに対する産投出資の実行に当たっては、認可ファンドの立上げや運営の状況を確認しながらしっかりと行ってほしい。
・ファンド・オブ・ファンズ形式となるので、JICには複数の認可ファンドを全体としてバランスよく見ていくことが必要ではないか。

 (注)本議事要旨は、今後字句等の修正があり得ることを念のため申し添えます。

 

問い合わせ先

財務省理財局財政投融資総括課調査係

電話 代表03(3581)4111  内線2578