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税制メールマガジン 第90号 28/09/09

税制メールマガジン 第90号   平成28年9月9日

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◆目次
1 はじめに
2 政府税制調査会の再開について
3 編集後記

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1  はじめに

  暦の上では9月に入りましたが30℃を超す暑い日々が続いている所があります。皆様ご自愛下さいますようお願いします。
  本日、委員になられている方々の再任後初めての政府税調が開かれましたので、今号はその情報をお届けさせていただきます。
  詳細は次の2にありますが、安倍総理からは、「個人所得課税については、この四半世紀の経済社会の大きな変化を踏まえ構造的な改革が求められている。特に女性が就業調整をすることを意識せずに働くことができるようにするなど、多様な働き方に中立的な仕組みを作っていく必要。若い世代に光を当て安心して結婚し子どもを産み育てることができる税制を目指していくことも大切。改革の具体化に向けた議論を進めていただきたい」旨、また、「「パナマ文書」の公開により租税回避に対する問題意識が高まる中、BEPSプロジェクトの着実な実施などについてもご検討、ご議論を進めていただきたい」旨ご挨拶があり、いよいよ議論がスタートしました。

主税局総務課 企画官  梶野 友樹  

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2  政府税制調査会の再開について

  9月9日に、第1回の政府税制調査会が開催されました。前体制から全員再任された委員の中から、中里実委員(東京大学大学院法学政治学研究科教授)が、前回と同様に会長に選任されるとともに、今後の議論の方向性について、安倍内閣総理大臣よりご挨拶がありました。
  以下、政府のこれまでの検討状況と、今後の議論を紹介します。

■3年間の検討成果を踏まえ、前体制から議論を継続

  前体制の政府税制調査会では、平成25年6月の発足以来、「法人税改革に関するレポート」(平成26年6月)、「経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理」(平成27年11月)を取りまとめるなど、大変精力的に議論が行われてきましたが、個人所得課税や国際課税など、一部のテーマについては、現在もなお議論が継続しています。
 このため、今年の6月に委員が全員再任され、このたび、第1回の政府税制調査会が開催される運びとなりました。

■個人所得課税と国際課税の具体化に向けた議論について総理からご挨拶

  開催に当たっては、安倍総理大臣のご挨拶があり、「引き続き、前回の諮問を踏まえ、税制の諸課題について、中長期的かつ幅広い見地から御議論いただきたい」旨ありました。

  そのうえで、税制について、「経済社会構造の変化に対応して、常にそのあり方を検討することが必要」としたうえで、「四半世紀、我が国の経済社会は、人口構造、家族、働き方といった面で、大きく構造的に変化」しており、「「骨太の方針」に示されたように、個人所得課税についても、こうした変化を踏まえ、構造的な改革が求められている」旨ありました。

  さらに、「女性が就業調整をすることを意識せずに働くことができるようにするなど、多様な働き方に中立的な仕組みを作っていく必要」があり、「若い世代に光を当て、安心して結婚し子どもを産み育てることができる税制を目指していくことも大切」とありました。そして、「個人所得課税の改革を、「働き方改革」とともに進めることによって、人々がその能力を一層発揮できるようにすることが重要」と述べられたうえで、委員の方々に向けて、「これまでにまとめていただいた「論点整理」も踏まえ、これらの具体化に向けた議論を進めていただきたい」旨ありました。

  また、国際課税については、「「パナマ文書」の公開により租税回避に対する問題意識が高まる中、先日のG20杭州サミットにおいても、BEPSプロジェクトに国際的に協調して取り組むことが確認」された旨を述べられたうえで、BEPSプロジェクトの着実な実施などについても、「検討、議論を進めていただきたい」旨ありました。

  政府税調では、当面は、これらの課題について議論を進めつつ、引き続き、税制のあるべき姿について議論をしていく予定です。

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3  編集後記

  はじめまして。本号は、渡部(わたなべ)が編集後記を担当させていただきます。

  本号では、本日キックオフとなりました第一回政府税調についてお送りいたしました。政府税調は、中長期的かつ専門的な見地から税制について審議する場です。本日の総理のご挨拶にもあった通り、今後、この政府税調の場で、先ずは個人所得課税、国際課税についての審議が進められていくこととなると思います。

  リオデジャネイロ・オリンピックでは、日本はメダルラッシュに沸き、先日よりパラリンピックが開幕しました。そのパラリンピックでは早くもメダリストが生まれています。また、アメリカではUSオープン準々決勝で、私の同世代でもある錦織圭選手が、優勝候補と目されていたアンディ・マリー選手を破る大金星を挙げました。さらに、今週は日本代表のワールドカップ・アジア予選もありました。

  日本という国をなにかと意識する機会が多い今日この頃。本日の政府税調のキックオフとも合わせて、本メルマガが、皆様が日本の税制について、改めて考えるきっかけとなったら本望です。

                   (渡部)


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