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「車座ふるさとトーク」を岡山市で開催しました(平成25年6月28日)

平成25年6月28日(金),山口財務副大臣は,岡山県岡山市において、「最近の経済・財政政策」をテーマに、地元の大学生や経済団体関係者等の計15名の方々と「車座ふるさとトーク」を行いました。

(注)

車座ふるさとトーク」は,安倍内閣として,大臣,副大臣,政務官が地域に赴き,現場の方々と少人数での車座の対話を行い,生の声をつぶさに聴いて,政策にいかすとともに,政府が取り組んでいる重要政策について説明する取組です。

 

20130628車座ふるさとトーク参加者との集合写真
参加者との集合写真

20130628車座ふるさとトークの様子
車座ふるさとトークの様子

 

  1. 参加者からは以下のような発言がありました。

    • 財政健全化のためには、アベノミクスの3本の矢が大事。第一の金融緩和、第二の財政政策は、第三の成長戦略のためのものだと思っている。成長戦略が長い目で見て、財政健全化にもつながる。山田方谷が、幕末に備中松山藩を財政赤字から黒字に改善させたのも産業振興を行ったからだ。(学識経験者)

    • 物価上昇2%という目標があるが、賃金上昇を伴わない物価上昇は景気に悪影響を与えるのではないか。(大学生)

    • 国が出している農業政策というのは日本全国同じである。地域・地域で、もう少しきめ細かにしてほしい。(農業関係者)

    • 安全安心な食を確保する観点からも、地産地消を推進し、地域の農業を皆で支えていく気運を呼び起こす施策が必要。(農業関係者)

    • 日本の中山間地を活かすような農業政策だけではなく、文化、教育の問題でもあるので、省庁横断的に関わることが中山間地の再生、持続可能な中山間地をつくるのに必要。(NPO法人関係者)

    • 企業の中に中山間地に目を向ける人を増やすため、企業のCSRが進んでいることに対して何らかの支援をお願いしたい。(NPO法人関係者)

    • 認定NPO法人への寄付に税制上の優遇が受けられるようになったことは、非常にありがたい。企業や個人がNPO法人への寄付がもっとしやすくなるような施策を検討してほしい。(NPO法人関係者)

    • 銀行から融資を受けようとしても、なかなか受けられないので、例えば、預金に対しある程度の比率でリスクマネーを出すなど、お金を借りやすい仕組みを考えてほしい。(NPO法人関係者)

    • 万が一失敗した場合、親兄弟の家屋敷までなくなる仕組みは早急に改善しないと挑戦する人は出てこない。(経済団体関係者)

    • ベンチャー企業の支援等を名目として資金を集める悪質業者もいる。行政のきちんとした対応をお願いしたい。(消費者団体関係者)

    • 2014年4月に消費税が8%に引き上げられる予定だが、弱者に対する支援策をしっかり検討していただきたい。(消費者団体関係者)

  2. 山口副大臣は、「いろいろ多岐にわたるお話をいただき、大変参考になった。日本経済を立て直すために、最後のチャンスかもしれないとの思いでしっかり取り組んでいきたいと思っている。また、これからはとりわけ地方が非常に大事でありますので、また色々とお教えいただけたらと思います。」と話しました。

  3. また、車座ふるさとトークに先立ち、船舶用推進機器メーカーの加工技術を応用して人工関節を製作している「ナカシマメディカル株式会社」の視察を行いました。

    20130628視察風景
    ナカシマメディカルの視察風景