ファイナンス 2017年10月号 Vol.53 No.7
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のプレイヤー達に加え、国内からも、主要な市場関係者や関係各省の幹部が一同に会し、日本におけるグリーン・ファイナンスの機運を高める一つの契機となったのではないかと自負している。2017年に入って、私が直接・間接に関わっているものだけでも、このテーマに関連する国際会議が国内で数回開催ないし予定されており、着実に裾野が広がりつつあるように感じる。•結語これまで3回の連載で述べてきたように、気候変動は環境問題を超え、ファイナンスの観点から論じる課題となってきている。私自身、OECDで勤務するまでは、不勉強ながらこのテーマについてほとんど知見がなかったが、少なくともこうした議論が世界で行われていることについて、日本の政府関係者も、もっと広く知る必要があるとの思いに至っている。本稿が、その一助となれば幸いである。14ファイナンス 2017.10グリーン・ファイナンスの最前線(第3回)SPOT

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