ファイナンス 2017年5月号 Vol.53 No.2
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・掃海艦(MSO)の建造(1隻:177億円)耐久性に優れたFRP製の「あわじ」型3番艦(690トン)を建造。・音響測定艦(AOS)の建造(1隻:224億円)周辺海域における音響情報の収集能力を向上させるため、「ひびき」型3番艦(2,900トン)を建造。・滞空型無人機(グローバルホーク)の取得(1機:168億円)広域における常続監視能力の強化のため、滞空型無人機(グローバルホーク)を取得。・早期警戒管制機(E-767)の能力向上(2機:220億円)南西地域をはじめとする周辺空域の警戒監視能力の強化のため、現有の早期警戒管制機(E-767)の中央計算装置の換装及び電子戦支援装置の搭載改修を実施。(2)島嶼部に対する攻撃への対応島嶼部に対する攻撃へ対応するため、常続監視体制の整備、航空・海上優勢の獲得・維持、迅速な展開・対処能力の向上、指揮統制・情報通信体制の整備を実施。・戦闘機(F-35A)の取得(6機:880億円)現有する戦闘機(F-4)の減勢に対応し、戦闘機部隊を維持するとともに、抑止力及び対処能力を向上させるため、後継機として戦闘機(F-35A)を取得。・ティルト・ローター機(V-22)の取得(4機:391億円)水陸両用作戦における部隊の展開能力を強化するため、輸送ヘリコプターの輸送能力を速度や航続距離等の観点から補完・強化するティルト・ローター機(V-22)を整備。・輸送機(C-2)の取得(3機:553億円)現有の輸送機(C-1)の減勢を踏まえ、航続距離や搭載重量等を向上し、大規模な展開に資する輸送機(C-2)を取得。・輸送ヘリコプター(CH-47JA)の取得(6機:445億円)迅速かつ大規模な輸送・展開能力を確保し、実効的な対処能力の向上を図るため、輸送ヘリコプター(CH-47JA)を整備。・16式機動戦闘車の取得(33両:233億円)作戦基本部隊の機動展開能力を強化するため、機動運用を基本とする作戦基本部隊等に航空機等での輸送に適した16式機動戦闘車を取得。・水陸両用車(AAV7)の取得(11両:85億円)海上から島嶼部に部隊を上陸させるため、海上機動性及び防護性に優れた水陸両用車(AAV7)を取得。・12式地対艦誘導弾(改)及び哨戒機用新空対艦誘導弾の開発(115億円)敵水上艦等への対処能力を向上させるため、現有品に比べて射程延伸等の機能・性能を向上させた12式地対艦誘導弾(改)及び哨戒機用新空対艦誘導弾を開発。・潜水艦(SS)の建造(1隻:728億円)〔再掲〕・音響測定艦(AOS)の建造(1隻:224億円)図表7 主要装備品(主なもの)の整備規模区分種 類28年度29年度陸上自衛隊16式機動戦闘車36両33両輸送防護車4両-水陸両用車(AAV7)11両11両ティルト・ローター機(V-22)4機4機輸送ヘリコプター(CH-47JA)-6機12式地対艦誘導弾1式1式03式中距離地対空誘導弾(改)-1個中隊11式短距離地対空誘導弾1式1式中距離多目的誘導弾12セット5セット10式戦車6両6両99式自走155mmりゅう弾砲6両6両海上自衛隊護衛艦(8,200トン型)1隻-潜水艦(2,900トン型)1隻-潜水艦(3,000トン型)-1隻掃海艦(690トン型)-1隻音響測定艦(2,900トン型)-1隻哨戒ヘリコプター(SH-60K)17機-航空自衛隊新早期警戒機(E-2D)1機-戦闘機(F-35A)6機6機新空中給油・輸送機(KC-46A)-1機輸送機(C-2)-3機共同の 部隊滞空型無人機(グローバルホーク)-1機(注)28年度においては、上記整備数量のほか、新空中給油・輸送機(KC-46A)について、1機分の機体構成品等を取得、輸送機(C-2)について、エンジン及び機体構成品等を取得するとともに、共同の部隊の装備として、滞空型無人機(グローバルホーク)システムの一部を取得。ファイナンス 2017.521平成29年度予算特集③平成29年度防衛関係費について 特集

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