ファイナンス 2017年4月号 Vol.53 No.1

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大6割、48万円／年から最大7割、56万円／年）。【平成30年1月施行】平年度化210億円（28年度：145億円）【労働保険特別会計】※※金額は教育訓練給付全体のもの。Ⅴ．働き方改革の推進〈基本的考え方〉一億総活躍社会の実現に向け、「働き方改革」を推進するため、労働生産性の向上に向けた支援や、同一労働・同一賃金など非正規雇用労働者の待遇改善に向けた支援、長時間労働の是正などに資する施策を推進。〈主な施策〉①生産性向上に向けた労働環境の整備－　賃上げに向けた環境整備を支援するため、年功序列によらない能力評価制度を整え、賃金アップを図る企業への助成を創設。39億円（新規）【労働保険特別会計】②長時間労働の是正－　長時間労働の是正に資するよう、勤務間インターバルを自発的に導入する中小企業への支援を実施。4億円（新規）【労働保険特別会計】③同一労働・同一賃金の実現－　同一労働・同一賃金をはじめとした非正規雇用労働者の待遇改善のため、正社員転換や処遇改善などに取り組む企業を支援。670億円（28年度：410億円）【労働保険特別会計】Ⅵ．その他各歳出分野における取組（1）医療①医療費国庫負担※114,458億円（28年度：112,231億円）※協会けんぽの超過準備金分の国庫補助特例減額措置▲321億円を含む。②医療のイノベーションの推進＜その他事項経費等における対応＞○医療系ベンチャーの育成支援6億円（28年度：0.5億円）医療のイノベーションを担うベンチャー企業の振興のため、医薬品・医療機器開発に豊富な知見を有する製薬企業OB、医師、研究者などによるサポートの実施、大手企業・金融機関等とのマッチングの推進等を実施。○医療情報データベース事業の推進6億円（28年度：3億円）医薬品の開発促進を視野に、医薬品等の迅速・的確な安全対策や、効率的・精度の高い製造販売後調査を実現するため、製薬企業や研究者等による利活用も含め、平成30年度から医療情報データベース（MID－NET）の本格運用を開始。これに向け、利便性の向上を図るとともに、必要な環境の整備、システムの高速化等を実施。③安心で質の高い医療サービスの確保○ドクターヘリ導入促進65億円（28年度：61億円）救命救急センターに配備されるドクターヘリの運航等に必要な支援を実施（51機→52機）。○へき地保健医療対策の推進21億円（28年度：20億円）へき地診療所への代診医の派遣、無医地区等で巡回診療を行うへき地医療拠点病院の運営等について必要な支援を実施（患者の都市部への搬送手段として航空機「メディカルジェット」の利用を開始（1億円（新規）））。④医療費適正化の推進＜一部その他事項経費における対応＞○レセプト・健診情報等を活用したデータヘルスの推進5億円（28年度：3億円）先進的なデータヘルス事業や質の高いデータ分析を織り込んだ第二期データヘルス計画の策定に寄与するモデル事業を実施。ファイナンス　2017.445平成29年度予算特集②平成29年度社会保障関係予算のポイント 特集