ファイナンス 2017年4月号 Vol.53 No.1
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ため、教育研究や財務・経営状況、情報公開などの成果・改革努力に応じたメリハリのある配分を徹底することとし、改革を加速する。3.スポーツ関係3-1.選手強化の推進と環境整備(1)競技力向上事業(87億円⇒92億円(+5.2%))2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、各競技団体が行う選手強化活動・コーチの設置等を支援するとともに、次世代アスリートの発掘・育成等を進める。(2)ナショナルトレーニングセンターの拡充整備(2.0億円⇒36億円)ナショナルトレーニングセンターについて、パラリンピック競技の使用も想定した拡充整備を行い、トップアスリートの集中的・戦略的なトレーニングを支援する。3-2.ドーピング防止活動の推進、アスリート支援(1)ドーピング防止活動推進事業(1.6億円⇒2.0億円(+26.8%))2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、国際競技大会に対応できるドーピング検査員等の育成や、最新の検査手法の研究開発等を行う。(2)女性アスリートの育成・支援プロジェクト(3.8億円⇒3.9億円(+2.1%))女性特有の課題に着目した調査研究や、医・科学サポート等の支援プログラム、産婦人科医等に向けた女性スポーツ医学の普及啓発プログラムを行う。(3)スポーツキャリアサポート戦略(0.3億円⇒0.4億円(+19.2%))アスリートのキャリア形成について、スポーツ団体や大学等の関係者が連携・協働して支援する体制を構築するとともに、セカンドキャリア充実のための取組を行う。3-3.スポーツ施策の総合的な推進(1)スポーツ人口拡大に向けた官民連携プロジェクト(0.9億円(新規))誰もが生涯を通じてスポーツに親しみ、健康な生活を送れるよう、官民連携によりスポーツ人口の拡大に向けた普及啓発活動を推進する。(2)スポーツ産業の成長促進事業(1.3億円(新規))スポーツ団体の経営人材育成や、新たなスポーツビジネスの創出等を通じて、スポーツ産業の自立的好循環を実現するとともに、スポーツ市場規模の拡大を図る。4.文化庁関係文化芸術立国の実現に向け、かけがえのない文化財の保存、活用及び継承等や地域の文化芸術資源を活用した先進的な取組等への支援に重点化。これらの取組を通じ、文化財が魅力ある観光資源として活用されることも推進。(1)文化財建造物の保存修理等(106億円⇒116億円(+9.5%))(28年度補正予算(第2号)で23億円計上)木造文化財建造物、並びに煉瓦、鉄筋コンクリート造等の近代化遺産建造物の修理等を支援する。(2)美しい日本探訪のための文化財建造物魅力向上促進事業(3億円(新規))文化財建造物の外観、内装(公開部分)を美しく保つ事業を支援する。(3)観光拠点形成重点支援事業(4億円(新規))歴史文化基本構想策定地域や他のモデルとなる優良な取組を行う地域に対し、文化財修理や活用の取組を重点的に支援する。36ファイナンス 2017.4特集

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