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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣記者会見の概要(平成28年2月26日(金曜日))

 
 
【冒頭発言】
 本日のG20では、世界経済について議論を行いました。
 私からは、世界経済については、緩やかに回復に向かっているが、年初から、中国経済とその政策を巡る不透明感、2003年以来の最安値を記録した原油価格、先進国の金融政策のスタンスと見通しの変化、欧州銀行株の下落といったリスク・イベントが続き、足元の金融市場における変動と不確実性が高まっているとの認識を示しました。その上で、これらのリスクに対処するため、各国の政策課題に真摯に取り組む必要があるとして、具体的に以下のような提言しております。米国の金融政策については、引き続き、世界経済・金融市場動向も考慮し、政策決定の判断の全体像に関する説明が求められる。欧州については、「包括的評価」等を通じ、金融セクターの健全性の向上について対外発信することが必要。原油価格については、ネガティブな影響だけでなく、ポジティブな影響も含め、双方を包括的に評価して発信することが重要。中国経済については、国内に過剰設備・過剰信用といった構造問題を抱える中、当局と市場とのミスコミュニケーションが市場の変動や資本流出を招いているとの認識の下、中国当局として、具体的なスケジュールを伴った中期的な構造改革のプランと、人民元の安定化策を含んだパッケージを示す必要があることを指摘しました。なお、新興国一般に当てはまる問題である資本流出の問題については、資本フローに対処する政策手段と枠組みの活用の有効性について、G20の作業部会で今後具体的に検討することを提案しました。
 日本経済については、直近の実質GDP成長率がマイナスとなったけれども、2015暦年のGDP成長率は実質、名目ともにプラスとなったこと、さらに、足元の企業収益は極めて堅調であり、これが賃金や設備投資に向かうことが期待されていることを説明しました。
 日本の財政政策については、2015年度補正予算が本年1月に成立したが、これによって実質GDPの押し上げ効果が0.6%ぐらいと期待している、また、2015年度のPB赤字半減目標は達成見込みであること、2016年度の本予算では、2020年度のPB黒字化目標達成に向け、昨年6月に策定した財政健全化計画を着実に実施することを紹介し、引き続き経済再生と財政健全化の両立に取り組んでいく考えであることを説明しました。
【質疑応答】
問)

 中国経済について、麻生大臣は前からその不透明性について指摘されていますが、今回その述べられたことに対して、中国側はどういったことを説明されたのか。また、不透明感を拭うような感触を得られたのかその点をお聞かせください。

答)

 G7とかG20とか国際会議のルールでは、他国の発言について外国は言わないというルールで、自国が発言したことしか言えないので、その点は中国に聞いてください。

問)

 今、大臣は中国が人民元の安定化策について示す必要があるといわれましたけれども、その後の議論の中で大臣のそうした期待を満足する議論の結果だったでしょうか。それともやはり不満が残る結果だったでしょうか。

答)

 我々として、他国の話は発言をしないということしか申し上げられません。

問)

 報道では、先ほどスペインの財務大臣が、BREXIT、イギリスがEUを出るという話はコミュニケの中に含めるべきという発言をしたのですけれども、大臣は、イギリスはEUから出ないということに賛成ですか、それがコミュニケに含まれるかどうかについてはどう思われますか。

答)

 イギリスの財務大臣は、今日に限らず他のところでも同じようなことを言っているのではないですか。私がBBC等を聞いていても、イギリスの財務大臣は、同じような話をしていて、この5月か6月頃の選挙に向かって、こないだのEUとの会議においてほぼ我々の期待する答えをすでに得ているということで、きちんとした対応で説得したいと言っていることは知っています。

問)

 通貨安競争について、今日議論があったのかどうか確認したいのですが。

答)

 通貨安競争については、明日のコミュニケを見てもらいたいと思います。

問)

 先ほど大臣は、資本規制の作業部会を提案したとのことですが、その後の議論はどのような会話だったのでしょうか。

答)

 その後の議論は、国際金融アーキテクチャでやっていくのだと思います。

問)

 今回、日本側の経済の説明としては、マイナス金利の導入の背景とか、目的だとかは今回説明されたのでしょうか。

答)

 この説明に関しては、私ではなく黒田日銀総裁が説明されておられます。マイナス金利というのは、基本的にはいわゆるインフレターゲットを2%にするのが本来の目的であって、為替とかそういったものは、副次的に生まれたとしても、我々としては、といういつも通りの説明だったと思います。

 

(以上)

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