山口財務副大臣記者会見の概要(平成25年5月16日(木曜日))
| 【冒頭発言】 | |
| 昨日、深夜に25年度予算成立ということで、本当にいろいろな方々の御協力をいただいて、ようやくと言ったら問題ですかね、何とか成立をしました。もう1日も早くといいますか、着実にしっかりとこれを執行していくということに尽きるんだろうと思います。 | |
| 【質疑応答】 | |
| 問) | 今朝方1−3月期のGDP1次速報値が発表になりまして、年率換算で3.5%プラスということでしたけれども、次の4−6は来年春の消費税率引上げの大きな判断材料になりますけれども、その観点から今回の1−3月期の数字をどのように御覧になっているか教えてください。 |
| 答) | 基本的には民間予測の平均が2.7%か2.8%ですかね、年率換算は。それからするとかなり大きく伸びたなという感じはしています。ただ、設備投資がまだまだという中で、個人消費とか、輸出が下げ止まったというか、こういう傾向になってきたということで、ある意味でいわゆるアベノミクスといいますか、そこら辺の政策がじわじわと効果を表してきているのかなと。補正予算も今執行中ですし、25年度予算も成立したということで、それらの着実な執行によって、4−6もある程度期待をできるように頑張っていきたいと。いずれにしても秋に附則18条に基づいて判断するわけで、今はまだまだ予断を持ってお話をできる状況にないと。今日も転嫁法案の委員会の議論でもいろいろありましたけれども、ともかく今はデフレ不況からの脱却に向けて3本の矢で一生懸命やっていくということに尽きると思います。 |
| 問) | 設備投資がまだまだだったという評価ですけれども、これに関連して、例えば13年度税制改正には設備投資を促進するような内容のものも盛り込まれておりますが、この先の景気浮揚に向けて、例えば法人税率、実効税率そのものに手を付ける、そこまで含めて追加の支援税制みたいなものを考える必要性を副大臣はお持ちでしょうか。 |
| 答) | これは25年度税制でいろいろなことを想定して、結構しっかりやらせていただいたと思います。住宅ローン減税もかなり抜本的に変えさせていただいて、当然消費税が上がったときの駆け込み、あるいは反動減等々も踏まえていろいろやらせていただいたということですので、そういった思いは今のところはありません。推移を見守っていきたい。これからは、いわゆる2本目の矢の財政が効果を表してくるはずですから、とりわけ公共事業を中心に補正予算の執行がかなり進んできています。これはもう皆さん方、街を歩いておられても結構工事箇所が増えたなという感じだろうと思うんですけれども、特に地方なんかでは結構即効性がありますので、いわゆる実態経済というものに相当効果が出てくるのではないかなという感じですから、そこら辺はしっかりと執行を見守っていくということだろうと思います。 あとは経済財政諮問会議等を通じて、いわゆる成長戦略ですかね、骨太というのも出てくるわけですので、そこら辺と相まってということになろうかと思います。 |
| 問) | 財政健全化についてお尋ねいたします。直近、足元で長期金利が上昇傾向にありますけれども利払い費が増える、これが続けばそういう効果も影響も出てくるわけですけれども、中期財政計画、年央の策定に向けて、今のところ金利動向をどのように御覧になっているかお聞かせください。 |
| 答) | 金利動向については、私からあえてコメントは差し控えますが、今日も委員会の質問で出ていましたね。1%上がったらどうなるんだ、0.1%上がったらどうなるんだみたいな質問が出ていましたけれども、そういう御心配もあろうかと思いますが、しかし、かつてはバブルの頃は7%、8%でしたし、アメリカも2%ですかね、そういった中で注視していくということに尽きるんだろうと思いますね。もちろんこれは注視ということですから、それによる利払いが増える云々というのも当然影響してきますから、しっかりといずれにしても注視していくということで、それとは別途またいわゆる前から申し上げておる年央には、しっかりした中期財政計画を作ってお示しをしたいということで、とりわけそういったスケジュール感に、あるいは中身に大きな影響があるという段階ではないと思いますね。 |
| 問) | 増税の最終判断に関して、成長率というものもあると思うんですが、一方でデフレ傾向ですね、今日もまだGDPデフレーターがマイナスがついているということで、この物価動向というのは、消費税の判断の中ではどの程度加味されていくのかという辺りについてのお考えをお聞かせください。 |
| 答) | どの程度かはよく分かりませんが、いずれにしてもこれは当然GDP、確定値として出てくるのは4−6ですけれども、何遍も大臣が答弁しておられるように、いろいろなところを見て判断をしていくということになると思うんですね。ですから、今おっしゃったGDP物価動向等々をしっかり見ながらということになっていくと思いますね。しきりに大臣は、例えば地方がまだ良くなっていないんじゃないの、実感があるのとか、給料はどうなのとかおっしゃっていますね。だから、まさに総合的に様々な指標、あるいは状況を勘案しながら決める。今は確かに株価1万5,000円等々の中でマインドも非常にいいんだろうと思うんですが、まだまだ予断は許さないと思います。 |
| 問) | 中期財政計画の話が出て、そのほかに骨太があって、2015年と2020年の財政健全化目標については、これまで何回も質問が出ている件だと思うんですが、この目標というのは骨太の中では絶対に堅持、交代は一切なしとそういうことなのか、それとももう最大限努力するということなのでしょうか。 |
| 答) | 経済財政諮問会議の方で、骨太を作る過程の中で財政計画みたいな話も出るようですから、そういったものを踏まえて政府全体、あるいは我々として判断をしていくということです。ここまで国会答弁でも、あるいはG20等々でも、やっぱり2015年、2020年と言い続けていますから、これは違う数字が出たら国際的信任を失うでしょうね。大事な数字だろうと思いますね。メドというか当然大事にしていく話ですよね。15年難しいぞなんて言えるような状況じゃないですよ。しっかりやるだけですよ。 |
| 問) | 今後消費税だとかいろいろな状況がある中で、基本的な路線は維持しつつもある程度のがんじがらめにするのではなくて、柔軟に対応しなければというようなこともありなのか、そうではなくてこれはもう金科玉条ではないんですけれども絶対に守るということなのでしょうか。 |
| 答) | そこまではわかりません。 |
| (以上) | |
