安住財務大臣閣議後記者会見の概要(平成24年7月27日(金曜日))
| 【質疑応答】 | |
| 問) | ECBの総裁がユーロを守るためにあらゆる措置をとると発言したことを受け、ユーロが対円で急伸、ニューヨークダウや欧州株も大幅に急伸しておりますけれども大臣の受止めをお聞かせください。 |
| 答) | やっぱりスペインの国債の利回り等が予想以上に下落して危機感を持っておられると思います。オリンピックも始まるこの状況の中で経済の底上げというのは、ヨーロッパ危機の収束というのは不可欠な問題ですから、そういう意味ではECBがこれまでもかなり積極的に色々なことをドラギさん中心にやってこられましたけれども、これから特にスペインを初めこれまで個別行等に対する直接的な資金ということはできないということもありましたから、そういう点ではもっと思い切った直接的な支援をするという意味であれば、歓迎をしたいと思っています。 |
| 問) | 一体改革関連法案についてお尋ねします。参院での中央公聴会が6、7日に開かれる見通しが強まりお盆前の採決も可能な状況になりました。採決の時期についての大臣のお考えをお聞かせください。 |
| 答) | 連日精力的な議論をしておりまして、かなり具体的な参議院での御審議というのは、衆議院の場合は制度論やそもそも論が非常に多かったんですけれども、それを受けて参議院の質疑はかなり詳細な実務的な話に論点が移ってきたなと思います。いずれ大変重い法案ですし、国民の皆さんに御負担をおかけするような法案でございますので、例えば低所得者対策をどうするか、給付付き税額控除と軽減税率の問題、これらの具体的なメリット・デメリット、こうしたものが議論をかなりされ始めてまいりました。私はこの審議を通じて国民の皆さんにできるだけ関心を持っていただいて、また参考人聴取、また公聴会等をやれば十分院として結論を出す環境というのが整ってくるのではないかとは思います。参議院の中で今後そうしたことについて政府としては、とにかくいついかなる時でも誠心誠意対応してまいりますので、院としての結論を出す時期というものがいずれ与野党円満な形で来ることを望んでおります。 |
| 問) | 来年度予算の特別枠についてお聞きします。政策経費を各省一律1割カットした上で1兆円とするというような一部報道もありましたけれども、概算要求段階での規模感についてどのようにお考えでしょうか。 |
| 答) | 色々なやり方があると思います。目下、税と社会保障をやっている最中ですからまだそのことについて踏み込んで方向を出しているわけではありません。しかし8月ですから、ある程度政府としては義務的経費を積み上げた上で与党とこれは御相談させていただかなければなりませんが、来年度の予算の概算の段階でどういうメリハリをつけていくのかということは党側の意向も十分踏まえて、また3党合意等がもし成立をしていれば、この円高デフレ含めてその対策等も求められる可能性もあります。大枠の71という数字を守っていく中でどういうプライオリティをつけるのかということについては、色々工夫の余地はあるのではないかと思っています。 |
| 問) | 特例公債法案の扱いについて伺いたいんですが、党側としては31日閣議決定、2日衆院本会議採決という段取りを描いているようですけれども、大臣としては自民・公明の協力が得られない現在のままでも31日に閣議決定をしてもいいというお考えでしょうか。 |
| 答) | あと1回審議をすれば大体20時間近くいくのではないかと思います。その時点で、これはハウスの判断ですから私がどうこう言う立場にはございません。できるだけ多くの政党に賛成をしていただいて、歳入の占める割合が大きいですから是非今国会で、色々あるとは思いますが、しかし成立は何としても期したいと思っております。時期や具体のことは国会のことでございますので発言は差し控えさせていただきます。 |
| 問) | ボルカールールのその後についてお伺いしたいんですけれども、一部で日本国債を対象外にすることも日本側に伝えたという報道もあるんですが、事実関係を教えていただけますでしょうか。 |
| 答) | この問題についての懸念は、私とオズボーン英国蔵相で新聞紙面に寄稿させていただいたとおりで、様々な金融、リーマンショック含めて様々な欠陥があって、そういう意味での資金のありようといいますか、これについてある程度厳しい規制を課していこうという流れというのも十分理解できます。ある意味でLIBORの問題等も含めてやはり課題があるんだと思います。ただ、一方で金融市場を収縮させては世界経済の減速を招きかねないのと同時に、規制が厳し過ぎると、違反した者に対する、邦銀等の国内での取引に対して支障が出るのではないかということで、米国に対してはガイトナー長官に再三再四このことは申し上げておりました。日本側の態度は十分理解ができるので何らかの対応は考えたいというお話をいただいているのは事実でございますが、より具体にこういうことになったという報告はまだ私のところまでは上がってきておりません。新聞のとおりであればうれしいなと思います。 |
| 問) | 予算編成に関して、国家戦略会議で決める日本再生戦略が、今週にも閣議決定と思われていたものが少し遅れているのですけれども、それが遅れることで予算編成のスケジュールが遅れないかなと、その辺お考えをお聞かせください。 |
| 答) | すばらしい答申が出てくるんだと思います。ですからその中で具体的に早速予算化をしていかないといけないこと等が出てくると思いますので、そういう意味ではいわゆるそういうものに充当する枠をどれぐらいの規模で設定するか等についても、これは前原政調会長などともよく相談しながら対応したいと思います。 |
| (以上) | |
