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安住財務大臣閣議後記者会見の概要(平成24年7月17日(火曜日))

 
 
【質疑応答】
問)  週明けの外国為替市場ですが、1ドル78円台と約1カ月ぶりの円高基調となりましたが、これに対する大臣のご所見はいかがでしょうか。
答)  最近の為替市場は、投機筋の思惑もあって円高が進むケースが見られたと私は考えております。急速な円高の進行など為替市場の過度な変動は経済金融の安定に悪影響を及ぼすものであります。引き続き緊張感を持って市場の動向を注視し、必要な時には断固たる措置をとるということにしております。
問)  補正予算案の編成時期ですけれども、総理が昨日のテレビ番組で8月に発表される4−6月期の実質GDPの値を見て判断するというご意向を示されましたが、この点についてはいかがでしょうか。
答)  総理からお話を直接聞いているわけではございませんけれども、経済の動向というものをしっかり把握しながら4−6月を見てその中で下振れの要因があったり、多少影響があるような年後半に向けて、財政出動を含めて何らかの対応が必要だということであれば、それは1つ考慮すべきことであるという認識だと思います。私もその点については同じであります。一方で、やはりこれから参議院で社会保障・税一体改革の本格的な質疑が始まりますけれども、9月8日までの国会の中で財政出動を可能にするためにも、特例公債法の成立は不可欠だと思います。機動的に我が国の経済を支えるための政策を打っていくためにも、こうしたいわば裏付けがないままでなかなか財源の確保というのは難しいわけですから。また、しばらくぶりに地元に帰りましたけれども、復興についてもようやく軌道に乗り始めてきた感じはいたしております。こうした復興予算や福島の関係の様々な予算についての手当ても、今後の財源や中長期的にどうするかということを議論しなければなりません。そうしたことも色々考えますと、やはり特例公債法を是非成立させていただいて、次の段階に行かせていただければありがたいなと思いますし、そうしたことも含めてできれば3党で話し合いをしていただきたいというふうに思っております。
問)  少しお話もありましたが、週末に地元入りをされて復興に関する今後の補正予算も含めて、どういうところが足りなくて、どういうところをしていかなければいけないと感じたかなどをお願いいたします。
答)  高台移転等の話がかなり自治体で詰まってきていまして、場所の選定、決定が間もなく行われ始めると思うんです。そうしたことから言えば、本格的な予算の執行が、これから造成等については始まるのかなと。建物の建設等は、例えば私の地元の石巻では、水産会社が次々と鍬入れ式を行って復興の槌音というのは響いてきましたけれども、仮設に住んでおられる方々の次に移る場所というものを本格的に作っていくには、まず土地の高台造成から始めないといけません。これはなかなか大事業でございますが、いよいよ本格的に始まる感じはしております。用地買収等々、地元の自治体は大変ご苦労が多いと伺っておりますので、国としても様々な点で財政面も含めて支援はしていきたいと思っております。軌道に乗りつつある事業が多いので、このスピードを早めていきたいと。そのためは業者さんのマンパワー、それからやはり職員が非常に足りないという陳情を受けました。できるだけ全国からの応援をいただくなり、マンパワーをまず充実をさせるなり、足らざるところを是非この夏しっかりサポートして、復興を早めていきたいと思います。
問)  一部報道で、政府が国際協力銀行によるイラクの融資を再開するという報道がありましたけれども、何か事実関係が分かれば教えてください。
答)  まだ具体のお話は私のところまでは来ておりません。あれだけの埋蔵量のある国ですから、民主的な手続を踏んだ政府が経済発展をしていく中で原油施設をどういうふうに動かしていくかというのは、いずれ大きな課題になるということは認識しております。ただ、それに対してどう我が国が関与していくのかということは、一義的には経済産業省が話をしていると思います。JBICとして手伝えるようなものがあれば、それは可能性としては十分あるとは思いますが、現時点で何か私のところに正式に話がきているわけではありません。
問)  為替について投機的な動きというふうにおっしゃいましたけれども、今これだけエネルギーを輸入している中で、円高のメリットについてはどのように思われますか。
答)  それぞれあるとは思います。しかし個別にメリット・デメリットを挙げるのではなくて総合的に勘案した場合、我が国にとって今の水準がどうかということを、私の立場では常に考えなければならないと思っております。もちろん原油を含めて、円高というものによって国民生活の中で安くなるものはあって助かるとは思います。しかし、総体的に考えないと、日本経済全体にとってその水準がどうか、またその水準は適正な経済活動によって行われているのか、それとも一部の投機的な動きによって左右されているのかということを基準に常に考えております。
問)  今の最近の水準というのは総合的に見てどうなんでしょうか。
答)  先程申し上げましたように、アメリカ等に対する今後の見通し等を含めて投機筋が思惑を持って円高を進めていると、私は判断しております。実態を反映していないということですね。
 

(以上)

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