安住財務大臣閣議後記者会見の概要(平成24年2月17日(金曜日))
| 【冒頭発言】 | |
| 本日、社会保障・税一体改革について、さきに決定いたしました素案に基づいて閣議決定いたしました。今後私共としては今日の閣議決定を受けまして法案の策定作業に着手をしたいと思っております。来月中までには国会に提出出来る環境を整えていきたいと思っております。出来得れば与野党協議をしっかりさせていただいた上でこの大綱の決定ということが望ましい姿だったとは思いますけれども、やはり今回の予算委員会での質疑の中でもなかなか与野党協議の成果を得るというところまでは難しいと。むしろ法案を国会に提出してから本格的な、実質的なといいますか、質疑をしようというふうな意見が野党側からも多かったような感じがいたします。そうした点からいえば与党単独での閣議決定というのはやむを得ないところがあったのではないかと思っています。これから法案策定に入りますので、しばらく時間はかかりますけれども、何とか来月には法案提出の準備を整えたいと思っております。 それから、明日から私は中華人民共和国を訪問し、訪問先では王岐山副総理及び謝旭人財政部長と会談することになりました。目下の世界情勢、昨年12月の日米首脳会談で合意された日中間の金融協力等について、より深く緊密な関係を築き、より具体的にそれを行動に移していくための有意義な意見交換をしたいと思っております。 | |
| 【質疑応答】 | |
| 問) | 一体改革の法案ですけれども、これから与野党協議を更に呼びかけていかれて法案までにこれは出来れば実現したいというお考えでしょうか。党の方でも法案の事前審査をした上でということがありますが、年度内の提出に向けた決意をお願いいたします。 |
| 答) | まず私共としては法案の策定作業に入ります。法制局との調整等を含めてやはり一定の期間必要でございますので、その法案の策定をとにかく急ぎたいと思っております。法案策定が終わってから国会にどういう提出の仕方をするかは、これは総理ないし副総理、幹事長なり党の最高首脳でお決めいただかなければならないことだと思いますが、予算審議の進行を見ながら、まずとにかく予算案の成立を確実なものにした上で、しかるべき審議をしていただくようにするにも、やはり来月中には何とかこの法案というものは国会に提出をさせていただいた方がよろしいのではないかと思っております。 |
| 問) | 中国の訪問について言及がございましたが、ヨーロッパの信用不安の拡大がアジアに飛び火する懸念というのが目下のところあると思うんですが、こうした中で日中が連携を深めることの重要性というのはどのように認識されていますでしょうか。 |
| 答) | 欧州危機に対する認識は共有しているものがございます。副総理とは私もヨーロッパでもお会いさせていただきましたけれども、やはり今後ギリシャ問題等含めてEUの中でも具体的なスキームというものが合意され、またギリシャ国内での政策実行というものが現実化してくることを私は強く希望しております。そういうプロセスに入っているということは一方で、今度はEUの中でのファイアーウォールの後に世界の中で、例えばIMF等を通して具体的にどういう貢献が出来るかということが問われてくる段階にもしかしたら来るかもしれないと。そういう中でやはり隣国としても、また経済的な規模からしても日中というのは非常に重要なポジションにあるわけですから、そういう点での対話というものは非常に重要でございますので、今度の副総理との会談を通して、ある意味での日中間での連携というものを更に強めていくきっかけになればと思っております。 |
| 問) | 大綱、素案なんですけれども、与野党協議が進まないこともあって、簡素な給付措置とか、住宅の軽減措置とか、あるいは2年後の法的措置なんていうのは具体化されていないわけですけれども、これはその法案化作業までに詰める考えはないのか、あるのか、そこら辺のお考えをお聞かせいただきたいんですが。 |
| 答) | これは財務省の出来ることと政府が出来ることというか、それと政治の場で合意を得るために話し合わなければならないことと、そういうことをやはりセパレートしないといけない時期がいずれ来ると思うんですね。今ご指摘のあったような点についてはやはり与野党協議で最も焦点になるであろう部分でないかなと思っております。基本的な考え方としては、私共はもう既に打ち出しているわけですね。マイナンバー制をちゃんとやれば給付付き税額控除みたいなことはやりますと。しかし具体にじゃあその前の簡素な、例えば給付をどうしていくかとか、いわゆる逆進性対策については素案の中でより詳細な制度設計というよりは方向というものはもう打ち出しておりますので、これに肉付けをする作業は私の気持ちで言うと出来れば与野党の、これはやはり政治の世界で十分な議論を得てコンセンサスを得るようなテーマではないかなと思っております。 |
| (以上) | |
