野田財務大臣閣議後記者会見の概要(平成23年8月23日(火曜日))
| 【冒頭発言】 | |
| 本日の閣議におきまして、総理及び官房長官から、平成24年度予算の概算要求に係る作業について、概算要求に関する基準は遅くとも9月中旬には閣議決定する必要があり、その中で必要な歳出削減を行うとともに重点配分すべき分野を決定し、しっかりメリハリをつけ予算の性格付けを決めていくこと、現下の経済情勢等を踏まえれば年内編成は必須であり、そのために必要な実務的な作業は行っていく必要があること、先般閣議決定した中期財政フレームを遵守するため前年度同額を基本に一定の経費について所要の削減を織り込むことが必要であること、財務大臣から各省大臣に作業手順を発出するようにといったご発言がございました。これを受け私の方からは、24年度予算編成を行うに当たり必要となる準備作業として作業手順を別途各省大臣にお示しすること、暫定的・機械的な作業手順であり、対前年度同額を基本に中期財政フレーム遵守のため一定の経費について所要の削減を織り込む一方、復興対策及びB型肝炎については別枠とし、必要な金額を要求することとする旨を申し上げたところであります。これに沿って平成24年度予算の土台作りとなるよう作業を進めてまいりたいと思います。 | |
| 【質疑応答】 | |
| 問) | 各省に通知する概算要求の暫定の作業手順ですけれども、例年にない手順になってしまったところの説明をいただけたらありがたいのですけれども。 |
| 答) | 通常ですと例年は8月までに要求を出していただくということでありますけれども、まずその前に今取り組んでいる復興の基本方針に基づく3次補正の編成もあります。そういう諸々も考えると残念ながら1カ月程度要求をいただくのを延ばさざるを得ないと。加えて政治的には現体制から新体制へ移行すると、そういうことがあることなども含めて今ご説明申し上げたような手順を行ったところであります。 |
| 問) | 円高の件ですが、先週末に75円台ということで過去最高値を付けましたが、その要因を大体どのように分析されて今後どのように対応されていくか、お願いいたします。 |
| 答) | これはEUも厳しいですしアメリカも厳しいですが、相対的に円に来ているということでしょうけれども、震災から懸命に取り組んでいる時にやはり過度な円高というのは日本の経済に悪影響を及ぼすことは間違いございませんし、その中に投機的な動きがあるのかどうかを今よくチェックをしていると、そういう状況でございます。 |
| 問) | 代表選ですが、前原さんが代表選への出馬の意向を固めたようですが、ご自身のご出馬と、代表選全体への影響をどのようにご覧になっていますでしょうか。 |
| 答) | 私のことも含めて、あるいは他の方の去就も含めてでありますけれども、私自身はこの後の特例公債法審議で100問程度ご質問をいただきますし、今ご指摘のあったような為替の問題等、まさに現職の財務大臣としての職責をしっかり今週果たさなければいけないと思っています。その一念に尽きるということであります。 |
| 問) | 小沢氏の党員資格停止処分についてですけれども、見直しの声が一部に挙がっていますが、大臣は処分を解除すべきだと思いますか、それとも解除すべきではないと思いますか。その理由についても併せてお願いいたします。 |
| 答) | 現体制で色々議論を経て決めたことでございますので十分それは今の措置は理由があるだろうと思いますが、こればかりは新しい体制が出来た時に今までの執行部の皆さんや関係者のご説明を聞いて新しい体制で判断をするということだと思います。 |
| 問) | 大臣自身のお考えはいかがですか。 |
| 答) | 今のが私の考えです。 |
| 問) | 改めて原発政策をお伺いしたいのですけれども、原発はこれから最終的にはゼロに持っていくということのお考えはありませんか。 |
| 答) | 徐々に原発への依存度を減らしていくということは間違いないと思います。そのために新エネルギーの普及を大々的に行っていくこととか省エネの社会を作っていくという、この基本的な流れはそうだと思います。ただしゼロというか、完全に無くすまでいけるのかどうか、これは慎重に検討が必要だと私は思います。やはり電力不足がどうなるのか、短期的にもそうですし、中長期的にもどのように賄っていくかという議論が大事だと思います。 |
| 問) | 発送電分離には取り組みますか。 |
| 答) | 中期的な課題だと思います。 |
| 問) | ということは、それに対しては前向きだと。 |
| 答) | 中期的な検討課題だと思います。 |
| 問) | 昨夜の議連の会合で、代表選に関して、前原さんの態度がどうなろうと代表選には絶対出るとご発言されたというふうに伝えられていますが、事実関係を教えてください。 |
| 答) | 議連での会話ですから、そういう生臭い話は基本的にないと思います。 |
| 問) | 先程の円高・為替の対策の件で、先日岡田幹事長がテレビ出演の中で予備費での対応にも言及されましたけれども、大臣としてのお考えをお聞かせください。 |
| 答) | 引き続きこの円高の状況、過度な円高の状況が続くとか定着するような場合には、1つには第3次補正において、もちろんこれは復興型の予算でありますけれども、それ以外の経済対策という意味も込めた措置をとるのかどうか、更に急ぐ必要があるならば幹事長がおっしゃるような予備費の活用という検討もあり得ると思います。 |
| 問) | 代表選挙についてお伺いしたいのですけれども、やはり今回の出馬を見送る当初考えであった前原さんが出馬の意向を固められたというのは、前原グループの中にも、あるいはそのほかのグループにも野田さんへの支持の広がりというものがいまいち無かったということが背景にあるようですが、それについてどのように受け止められていらっしゃるでしょうか。 |
| 答) | まだ正式表明していませんので、そういうことを語る状況ではないと思います。 |
| 問) | 大臣はかねてから時機が来れば私が先頭に立つという話をずっとされていたと思うのですけれども、その考え自体には今も変わりはないということですか。 |
| 答) | 変わりません。 |
| 問) | 現状、震災からの復興であるとか、ねじれ国会であるとか、内閣として多くの課題を抱えていると思うのですけれども、現職の閣僚として次の内閣に望むこと、総理としてどんな人物像がふさわしいのかをどのようにお考えなのかお聞かせ願えますでしょうか。 |
| 答) | 次と言われても、それは新たな総理が選ぶ内閣でしょうから。ただし、どのような状況でも、やはり復旧・復興と原発の事故の収束、そして世界の経済が今荒れている状況ですから、経済の大きな大変動にきちっと対応出来る、そういう危機感を持った内閣、我々も危機感を持って取り組んでいますけれども、そういう内閣が必要だろうと思います。 |
| (以上) | |
