野田財務大臣閣議後記者会見の概要(平成23年8月9日(火曜日))
| 【質疑応答】 | |
| 問) | 赤字国債を発行するための法案に関する協議が、今日、3党の幹事長で合意を見たということですけれども、大臣として受け止めはいかがでしょうか。 |
| 答) | 幹事長を中心に政党間協議をやっていただいて、特例公債法案のまさに採決に向けた環境整備をしていただきました。このお骨折りに心から感謝申し上げたいと思います。明日、締め括り総括と採決という運びになりました。これは1月に法案を提出して、本来ならば予算と一体で結論を出すべきものだったのですが、ここまで時間がかかってしまいましたけれども、それぞれの政党のご努力にも感謝をしたいと思います。 |
| 問) | 為替相場ですけれども、依然として歴史的な円高水準が、77円台前半という水準が続いています。これについて今、所管大臣としてどう受け止めていらっしゃるでしょうか。 |
| 答) | マーケットは海外の方に移りましたけれども、引き続きマーケットの動向を注意深く見守っていきたいと思います。G7の共同声明にも書いてありますとおり、適宜連絡を取り合いながら適切に協力をするということでございますので、それぞれの関係当局が今注視をしていると思いますけれども、しっかりと必要な時には対応していかなければいけないだろうと思います。 |
| 問) | 一方で、株式市場も今日かなり日経平均、下落しました。世界同時株安という様相も呈していますけれども、経済閣僚としてこれについてはいかがでしょうか。 |
| 答) | ダウがかなり大きく下がったものですから、日経平均の方も心配をしていました。よく後半持ち直したとは思いますけれども、依然として緊張感を持っていかなければいけない状況だと思います。こういう問題も含めて、G7もそうですし、G20においてもここ数週間についてはしっかり緊密な連携をしていくということを確認し合っておりますので、そういう中でお互い注視をしていきたいと思います。 |
| 問) | 今日、各新聞、テレビも含めて大臣の代表選への出馬という報道が相次ぎました。受け止めというかですね…。 |
| 答) | 総合雑誌の方に、明日発売ですけれども、私の当面の課題についての、財政であるとか、あるいは電力であるとか外交とか含めて基本的な考え方を書かせていただきました。ちょっとタイトルが自分の意思とは違って、我が政権構想みたいになっていますが、読んでいただければ、決して政権構想ではありません。基本的な考え方を整理してまとめたものであります。そのタイミングがタイミングだったものですから、何か出馬するのではないかというふうに言われていますけれど、別にここで立候補を表明するわけではありません。私は今の経済情勢、あるいは特例公債の議論等々、しっかり職責を果たしていくことが自分の職分だと思っているということであります。 |
| 問) | 為替についてですけれども、米国のFOMCでさらなる金融緩和策が取られれば、円高圧力が高まる可能性もありますけれども、日本として有効な手だてはあるのでしょうか。 |
| 答) | まだ仮定の話ですから。ですが、日本時間で言うと明日の未明にはFOMCの結論が出ますので、その結論次第によっては様々な対応、当然日本にも大きな影響があるわけですから、臨機応変な対応が必要だと思いますし、そのことは日銀ともきちっと協調しながら対応していくことになるだろうというふうに思います。 |
| 問) | 委員会の方で、介入以外にも円高対策をとおっしゃっていましたけれど、具体的に検討されていることってございますか。 |
| 答) | いや、それは、これが長引くのか定着するかによります。それ次第です。それはそういう状況を見極めながら、必要によっては例えば中小企業の支援だとか、さらなる企業の立地促進に向けての対応というのは出てくるかもしれませんが、現時点ではそのことはまだ具体的に考えるという状況ではないと思います。 |
| 問) | 今日またマーケットが乱高下したとか、まだ債務問題で具体的な解決が、糸口が見えていないということで、新たな金融危機の入り口にいるのではないかという指摘もあるのですが、その辺大臣のご認識と緊張感というのはどういうものでしょうか。 |
| 答) | 少なくともEUについては7月21日にギリシャ支援を含む包括的な政策のパッケージを決めているわけです。アメリカについても8月2日に債務上限、そしてこれから具体的な債務削減に向けての取り組みを決めているわけでありますので、そのことはしっかりと受け止めていくべきであるし、我々は基本的にはその取り組みをやっていただけるものと確信をしているというところでございます。 |
| 問) | 論文についてですけれども、出馬表明ではないということですが、この時期にある程度政策をまとめられると、そう受け止められるということは予想出来たと思うのですが、その中であえてこの時期にそうした論文を発表されたというのはどういう意図があったのでしょうか。 |
| 答) | ちょうど9月で政権を交代してから2年間の折り返し点だったと思います。その中で民主党、あるいは政権のあるべき姿というのを自分なりに整理してみたいという思いでまとめさせていただきました。従って、政権運営の作法も含めて基本的な、総括的なことを書かせていただいています。 |
| 問) | 寄稿された論文の中で「先頭に立つ」という文言が入っていますが、これを額面どおり読めば代表選への意欲というふうにとらえられる文言ではあるかと思うのですが、この辺の真意、先頭に立つという意味をちょっとご説明いただけますでしょうか。 |
| 答) | 今は財政の面で先頭に立っているつもりですし、これからも必要に応じて自分の職を果たしていくと。時期が来ればと書いてありますので、時期はいろんな時期があると思います。 |
| 問) | 同じような質問で恐縮ですが、ドルが先程77円から下に落ちたようですが、この動きについて改めて。76円台に入ったようです。 |
| 答) | 今ですか。 |
| 問) | ええ、先程入ったようです。 |
| 答) | その状況はやっぱりマーケットを見極めると。注視するということです。 |
| (以上) | |
