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五十嵐財務副大臣記者会見の概要(平成23年4月11日(月曜日))

 
 
【質疑応答】
問)  統一地方選の前半戦の投開票が昨夜行われました。政権には非常に厳しい結果となったかと思うのですが、これについての受け止めと本格化する補正予算の与野党協議に与える影響について、どうお考えでしょうか。
答)  統一地方選挙は、政府・与党にとって大変厳しい結果になったと受け止めております。第1には、地元で私のところも実は、3つの県議選の選挙区でそれぞれ1人ずつ、3人の候補者を立てましたけれども、結果は1勝2敗でございまして、現職1人を落としてしまいました。その結果を今分析している最中でございますが、原発事故に、首都圏は特にその後の計画停電による問題が、電車が止まったりという問題で私のところは大きな影響があったと思いますが、その原発事故の責めが政府・与党に向けられたということがやっぱり第1だったのかなと、こう思っております。大変厳しい逆風の中の選挙で、候補者には申し訳なかったと思いますし、民主党の支持者の皆様、投票をして下さった方々、ボランティアの活動をしていただいた方々にも大変申し訳ないと思っております。
 その結果として、補正予算での与野党の交渉に影響があるかということですが、これはもう震災からの復旧・復興に与野党なしという立場で私共も臨んでおりますし、野党側の皆さんも復旧については協力するとおっしゃっているようですから、それは真摯に話し合いを行っていただけるものと信じております。
問)  被災地への税制の特例措置も今週から与野党の協議が本格化するかと思うのですが、協議する中での想定される争点と、成立までのスケジュールをどのように描いてらっしゃるかについてお願いします。
答)  これは、争点についてこれはあまりないかなと。つまり、政府原案と言われるようなものがありますけれども、それについても与党のみならず、野党の皆様のご意見も幅広く受け止めさせていただいた結果として練られたものですから、これは大方与党にも野党にもお受け止めをいただけるものというふうに思っております。1つ問題があるとすれば、むしろ与党内で、いわゆるトリガー条項を外すかどうかということについて議論が起きるのではないかということが予想されておりますが、これは与党内の調整を見守りたいということだと思います。
 スケジュール的には、今週早々に与党内での手続きが行われ、それに伴って政府税調を開かせていただく。並行して与野党折衝が行われると思いますが、早急にこれは片づけなければならないと、こう思っていますので、G20に野田大臣がお出かけになりますので、その前までに事実上の、大方の合意を取り付けておかなければいけないのではないかと思われますので、今週中ということになるんだと思います。
問)  東日本大震災の発生からちょうど1カ月が経ちましたが、これまでの財務省がとってきた対策を振り返っての所見と、今後の課題についてお願いします。
答)  財務省については、持ち場持ち場で、早め早めの情報収集と準備を整えてきたと思っておりまして、例えば関税局については、税関のあらゆる組織をフルに活用して、災害用にストックしていた物資をいち早く被災地にお届けをさせていただくということをしましたし、あるいは、被災者の緊急避難先の受け入れについていち早く財務省所管の宿舎はもとより、各省所管のものまで調査をさせていただいて、全国的にかなりな、数万戸の避難先の確保を一応させていただいた。そして、提供をいち早くしたというようなことがございますし、あるいは税制上の手当、指定寄附金の寄附等も発災から4日後ですか、3月15日に公布すると、告示するという極めて早い始動をさせていただいた。一次の税制改正のスケジュール、あるいは22年度の予備費の使用、23年度第1次補正予算の編成の骨格作りの着手についてもスムーズに動いたというふうに考えております。問題は、原発事故の影響が、影響というかまだ災害が進行中ということで、その最終的な規模が分からないということが大きなネックになっておりますけれども、これは2次、3次の補正、あるいは2次、3次の税制改正の手当て等で対応したいというふうに考えています。
問)  今、話題に上ったトリガーの件ですけれども、与党側にも色々とご意見あるかと思うのですが、政府側としてトリガーを今回外さなければいけないとご判断している理由を改めてお伺い出来ますか。
答)  第1に、これは被災地への影響です。発災直後の極端なガソリン不足が随分今回影響したと思いますが、あのようなことを2度と起こしてはならないということで、お一人お一人がきちんと情報を得て、正確な判断をしていただければいいわけですけれども、そうではないと、一人一人が少しずつためようと。自分のガソリンを、車のガソリンを満タンにしておこうと考えると、それだけで不足をしてしまうというようなことが起きたように、このガソリン価格の大幅な変動を前にして不測の事態が起きかねない。あるいは、トリガー条項が発動された場合に、それでガソリンを使うマインドが変わって、皆さんがそれを自由にお使いになろうとする気分がみんなに広がるだけで、被災地向けのガソリンが足りなくなるというようなことが起きてはならないというふうに思います。現実に最近でも、地元へ、被災地に行かれた方の話を聞くと、被災地見物渋滞が起きているということが言われておりますので、やはりそういう無用の混乱を避けて、復興・復旧を第1にするという観点から、やはりトリガー条項については混乱のもとになりかねないということを考えるわけでございます。
 

(以上)

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