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野田財務大臣初閣議後記者会見の概要(1月14日(金曜日))

野田財務大臣初閣議後記者会見の概要

(平成23年1月14日(金曜日))

【冒頭発言】
 第2次改造内閣で財務大臣に留任することが決定いたしました。引き続きよろしくお願いいたします。
【質疑応答】
問) 朝お尋ねしたことをまたお尋ねすることになるかもしれませんが、新しい内閣が発足して当面は10日後に迫った通常国会、予算案の審議ということになります。改めて、その予算案を担う要の閣僚として、あとはこの内閣として通常国会をどのように臨むべきだと思われているか、それについてご所見をお伺いしたいと思います。
答) 何よりも24日から通常国会が召集されますけれども、何といっても昨年の暮れにまとめた平成23年度の予算とその関連法案、これをしっかり年度内に成立させるということが最重要の課題だと思っています。厳しい環境であることは間違いございませんけれども、野党の皆さんにしっかりと丁寧にご説明をしながらご理解をいただくようにするということと、その後ろにいる国民の皆さんに後押しをしていただけるようにしっかりと議論をしていくということが基本中の基本だろうというふうに思っています。あとはその議論のプロセスの中でさらなる色々な努力というのは必要になるかもしれませんが、現時点は丁寧に丁寧に説明してご理解をいただくということに尽きるだろうと思います。
問) そういう意味では予算案を編成した時と通常国会に入って審議が始まる時と、細かく言うと閣僚の顔ぶれは変わるわけですが、財務大臣は変わりませんが、その予算の審議に向けてよりよい内閣になられたというふうな認識はお持ちですか。
答) そういう評価をいただけるようにみんなで力を合わせていきたいというふうに思います。
問) 今、大臣も言及されましたが、国会とその向こうにいる国民に分かるように丁寧に説明していくと、そういう意味では、これはちょっと個人的な感想ですが、先程大臣は見られていなかったと思いますが、総理の会見が18時からありまして、いささか何となく年頭会見よりは強力さをアピールしたいのでしょうが、ややちょっと尊大というか、傲慢に聞こえたかなというようなところが幾つかあってと私は感じました。やっぱり謙虚さというのは必要だと思いますけれども、そういうところも含めてどういう内閣であるべきというふうにお考えでしょうか。
答) 何よりも誠心誠意理解を求めていくというのが基本だと思います。自分達の作った予算とか法案の中身に自信と自負を持ちながらも、色々なお立場の方にご協力をいただけないと実現出来ないわけでありますので、そういう皆さんにしっかりとその心が届くような、そういう説明をするということが一番大事ではないか。ちょっと総理の会見は全部見ていないので、本当にそういう印象を皆さんがお持ちなのか分かりませんけれども、やっぱり丁寧な説明、これに尽きるだろうと思います。
問) 今大臣もおっしゃられたように国会の審議が始まる中で、様々な場面で努力もしていくというお話でしたが、関連法案を通すためにも予算案そのものの修正も含めて、それについては大臣は柔軟な姿勢で臨まれるということでよろしいでしょうか。
答) 基本的には前にも申しました通り一生懸命作った予算で、限られた制約の中で成長と雇用を最大のテーマにしながら財政規律を守るという、そういう予算を作りました。その意味では製造部門としてはベストだと思っています。ベストではありますが、しっかりそれを説明して、そのまま原型をとどめてご理解をいただくことが一番望ましいと思います。プロセスの問題は色々あるかもしれません。営業部門の方が色々言うこともよく分かりますが、製造部門はベストのものを作ったと思っています。
問) 中期的な話で、総理も最重要課題に挙げられていた社会保障と税の抜本的な改革、これに向けては朝、大臣の方からも与謝野大臣と厚生労働大臣と連携をとりながらということでした。一方で藤井さんが官房副長官になられたり、色々なところにこの問題を熟知された方がいっぱいいらっしゃるわけですが、そこをどう取りまとめて内閣として方針を指し示していくのか、その辺りの段取りというか手順というか手続というか、そういうことについて大臣はどういうふうにお考えになっていますか。
答) 藤井副長官は一番びっくりしました。私にとってサプライズになりますが、官邸の中にもそういう思いを理解してくださる方が、強力なメンバーがいるということと、朝も申し上げた通り与謝野大臣、それから細川大臣、もう1人加えるのはやはり国家戦略担当、政調会長を兼ねる玄葉大臣、この辺が一群の群れとして、チームとして、心を合わせてやっていくと強力なチームになると思います。個別単独でばらばらでやるのではなくて、色々とこれまでのお立場はあったかもしれませんが、これはやはり社会保障の安定強化というのは少子高齢化社会、様々な国民の不安を乗り越えていくための一番大事なテーマでありますし、それを裏付ける財源をきちっと確保するということも大事ですので、その議論をまずは数人のチームが心を合わせて一丸となってやっていくということが大事だと思っています。
問) それについては6月に一定の結論を得たいと総理はおっしゃっています。ただ一方で、前提となるかどうか分かりませんが、与野党協議について野党はかたくなな姿勢だというふうに認識しています。その6月までの段取りをもう少し具体的なスケジュールを新しい内閣も発足したわけですし、さっき大臣がおっしゃられた一団となった集団というか、内閣の重要閣僚及び政府高官も含めて作るべきではないかという声もありますが、それについてはどのようにお考えですか。
答) 私は多分、チームは常に心を合わせてしょっちゅう意見交換をして、顔が見飽きるぐらい会って意思疎通することが大事だと思うのですが、問題はその内輪をまとめるだけではなくて、野党の皆さんに議論のテーブルに乗っていただくことか大事だと思います。それはもう予算委員会が始まる辺りからとかも含めて、ずっと断続的に、突然6月になって呼びかけて、こんなものが出来たからどうですかという話ではないと思いますので、その都度丁寧な呼びかけを何度も何度もやっていくということが必要だと思います。
問) 税と社会保障の改革ですが、細川厚生労働相とそれぞれの役割はあると思います。野田大臣としましてはやはり政府税調を預かる身としまして、財務省、政府税調を預かる大臣として、この税と社会保障の議論の中でどういう役割を果していかれるお考えなのか、また政府税調というものをこの税と社会保障の改革の議論の中でどういうふうに機能させていくお考えなのかお聞かせください。
答) 恐らくスタートは、藤井先生が副長官になられたので、調査会の例えばトップをどうするかとかというところの方がまず先だと思います。党の中で、これまで昨年基本方針は出されていますが、肉付けする議論を始めていただく中で政府はそれを横目に見ながら税調の議論を起こしていくということだと思いますが、その段取りも含めて、さっき複数のお名前を申し上げましたけれども、その皆さんと段取りの腹合わせからやっていきたいなというふうに思います。
問) 今日菅総理の方から、先程の官邸での会見で、為替市場を注意深く見ること、あと日銀と協力していくこととの指示があったとのことですが、それについてもう少し細かい指示というのはあったのでしょうか。
答) さっき官邸でお話しした通りです。それにつけ加えるとすると、これはいつも変わらない姿勢であります、ここでも何度も申し上げた基本線は変わりません。過度な変動があれば断固たる措置をとることも含めて注意深く為替の動向を見守っていきたいと思いますし、2月中旬にパリでG20の財務相・中央銀行総裁会議もございます。その時は通貨も含めてグローバル経済のあり方についての議論もあると思いますが、そういう中でもしっかりと積極的に議論に参画をしていきたいというふうに思います。
問) 税と社会保障の話で再びですけれども、チームとしてやっていきたいということですが、やはり与謝野さんの立ち位置、役割というものが1つ分からないのですが、午前中も伺いましたが改めて、今後話されていくということですけれども、与謝野さんの役割というものは税と社会保障の一体改革の中でどういうふうになっていくのか、既にそういうことについては与謝野さんと話されたか、また総理等から指示があったのか、その辺りを教えていただけますか。
答) 指示は、さっきの官邸で申し上げた通りの項目としてはありましたけれども、具体的にその役割分担をどうするかというのはこれからだと思います。ただ税と社会保障担当大臣になられていますので、税の方、社会保障の方、両方見ながら、その展開の仕方を含めて責任を持って対応されるということだと思います。ただ社会保障のあり方については、これはやはり厚労省ベースになることは間違いないと思いますし、税のあり方は当然こちらが政府税調を含めて私共の所管になると思いますが、そのバランスをとりながらの司令塔としての役割を果たされることになるだろうと思います。
問) そうしますと午前中おっしゃったような橋渡し役、司令塔としての役割を果たしていくというふうなお考え。
答) ということですが、まだご本人とじっくりお話ししていないので、私の一方的な判断で申し上げられることではありませんが、現時点はそういうことなのかなと思っています。
問) 先程野党との協議でテーブルに乗っていただくのが大事だ、丁寧に呼びかけたいと野田さんはおっしゃいましたけれども、菅総理の方は野党に対してこういった協議に乗らないのは歴史に対する反逆行為だという、ちょっと挑発的なご発言もありました。その点についてちょっとご認識が違うのかなと。先程の質問であったように謙虚さみたいなものがちょっと総理に足りないのかなという印象もあるんですが、その点について大臣はどうお考えでしょうか。
答) 気合いが入り過ぎたのでしょう。気合いはしっかり入れながらも、相手があることなので、相手の心に響くメッセージを出しながら誠実な姿勢を示し続けていくということが大事だろうと思います。
問) ただ、その反逆行為という言葉にかなり野党の皆さんは反発を覚えていらっしゃる方もいらっしゃるようですけれども、そこら辺は融和させていけるというか、野田さんの力で何かうまく話が出来るきっかけというのは作れるものでしょうか。
答) じわじわといこうと思います。
問) 野党と話をする前に、やはり党内で一致した方向性というものを出さなければいけないと思うのですが、先般の両院議員総会でもかなり消費増税を含めたこういった議論に反発の声もありました。その点で昨年の参院選以降、半年の間に党内の理解というのが進んでいるのかどうか、またその努力というのを、予算については自信を持った予算だとおっしゃいましたけれども、党内での理解を得るというところについてかなり自信を持ってやってこられたのかどうかというご見解をお聞かせください。
答) 与党内調整というのも、これも大事だと思います。これが、キーマンだった藤井先生と中野先生が政府に入りました。党内でそのいわゆる議論を活性化していくという、いわゆる仕組み、これは幹事長とか政調会長中心でまとめられると思うのですが、まずそこをいいものを作っていくことが大事だと思います。党内の議論も当然丁寧なプロセスが必要だと思いますけれども、今日それこそ総理の会見でも出ていましたが、消費税増税というところからスタートする話ではないはずで、あくまで社会保障の安定強化とセットの財政のいわゆる裏付けを作っていくという話ですので、その議論自体を否定することは私はほとんどないと思います。何にも無駄削減の努力もしないで単に消費税増税ありきというのだったら当然反発があると思いますが、全体像の中でちゃんと、きちんと説明、党内でもコンセンサスを得るということが大事だし、当然のことながらこの議論をやるには国会議員の定数の問題を含めて、あるいは公務員制度改革も含めて、あるいは従来からやってきた無駄の削減は引き続き不断の努力でやるということも全部、全体をセットの中で皆さんにご了解をいただくということが大事だと思います。
問) この内閣改造の間にちょっと埋もれてしまった感もあるのですが、B型肝炎訴訟の話で、新しい改造内閣でも重要な懸案だと思うのですが、政府としまして前向きに受け入れていくという姿勢が一定のコンセンサスがあると思うのですが、こちらとしましては財源問題というものを今後どのように考えていくのか、大臣のご見解をお聞かせ願えますでしょうか。
答) 基本的には和解協議の実現に向けて先般出された所見については随分厳しい、財源も含めて厳しい問題がありますが、これはやっぱり前向きに検討を進めていくことが基本方針として確認されました。特に今回の場合、全体で恐らく総額が3.2兆ぐらい、当面の5年間ぐらいでも1.1兆ぐらいというように、大変救済のスキームを作る際には巨額なお金が必要になってくることは間違いありません。そうなると、予防接種が原因なので、予防接種によって利益を受けた人達もいっぱいいるという中で、これはやはり野党の皆さんにも真摯に私共の考えをお伝えしながら、国民の皆様にもご理解をいただいて、どういう救済スキームを作っていくか、財源も含めてということが大事だと思っています。そういうスキームを最終的に、所見にこれは期限があったと思いますので、それまで詰めていくことは大事だと思います。
 (以上)
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