野田財務大臣初閣議後記者会見の概要(1月5日(水曜日))
野田財務大臣初閣議後記者会見の概要 | |
(平成23年1月5日(水曜日)) | |
| 【冒頭発言】 | |
| 新年明けましておめでとうございます。昨年は前半の半年間は財務副大臣として、6月からの後半の半年間は財務大臣として皆様には大変お世話になりました。去年も色々なことがございましたけれども、今年は色々な意味で正念場の年だというふうに思っております。まずは予算及びその関連法案をしっかりと成立させるということ、加えて年の半ばには社会保障と税の一体的な改革の成案と工程表が作られるということ、中期財政フレームの見直し等々これから大きな仕事がいっぱいありますが、今年もまた1年間大変お世話になりますけれども、よろしくお願いいたします。 | |
| 【質疑応答】 | |
| 問) | まず初閣議なんですけれども、総理の方からどのようなお話があったのか、また大臣から何かお話しされる機会はあったんでしょうか。 |
| 答) | 総理からは端的に、昨日の会見での年頭の所感と重なりますけれども、税と社会保障の一体的な改革をやり遂げたいということと、それから貿易の自由化と農業の再生の両立という意味で国を開くということ、このことを特に強く主張されて関係閣僚の皆さんのご協力を、ということのご挨拶がございました。 |
| 問) | そのこととも関連しますけれども、税制抜本改革について昨日の会見でも菅総理が消費税の増税を含む抜本改革について与野党の協議を呼びかけて、6月をメドに方向性を示したいと改めて意欲を語りました。そのことに対する大臣の受け止めと、それからその方向性を示す際に税率を示すべきだという閣僚もいますけれども、税率はその6月の際には示す考えはあるのかお聞かせください。 |
| 答) | まさにこれから今年半年間かけて議論していこうという、いわゆるキックオフのお話だというふうに思います。税率を含めて中身の議論というのは社会保障の中身と連動する話でございますので、だんだんと見えてくるだろうと思いますが、今からいきなり具体的な話をする段階ではないと思いますが、野党も含めて、あるいは国民の皆さんも含めて幅広く議論をしながら、6月に成案をまとめていきたいという決意の表明だと受け止めています。 |
| 問) | 一方、野党の方なんですけれども、昨日自公などの野党の党首は超党派の協議に対して否定的な考えを示していますが、その協議の場に野党を巻き込むというためにはどういったことが必要だとお考えでしょうか。 |
| 答) | 昨日総理は覚悟を示されたと思います。あとは段取り、これからじっくりとその辺は練っていかなければいけないと思います。 |
| 問) | 一方、政局でも、小沢氏の問題についてなんですけれども、昨日総理は会見で小沢元幹事長に対して強制起訴された場合は出処進退を明らかにするよう求めました。この問題に対しての大臣のお考え、受け止めと、それから一方、小沢元幹事長は年末に政倫審へ出席する意向を示しましたが、時期については通常国会の冒頭という条件を付けました。この時期について、この条件について大臣はどのようにお考えでしょうか。 |
| 答) | 政倫審への出席、そして出処進退、これはご自身のご判断が基本的にはやはりベースだろうというふうに思います。政倫審についてはもっと柔軟な姿勢ではないでしょうか。その後のことはまず政倫審が終わってからだと思います。 |
| 問) | 先程の税と社会保障の一体改革の関連で、野党側はまず政府・与党側の素案というか、考えを先に示してからでないと議論には応じられないという姿勢を重ねて示されていますけれども、これについては受け止めとしてはいかがでしょうか。 |
| 答) | 年頭に当たってはまずそういうところから入るだろうとは思いますが、ただ社会保障の安定強化、加えてそれを裏付ける財源の問題というのは、これは私はだんだん国民的な関心事になってくるというふうに思います。むしろ国民の皆さんと連動をしながら、むしろ運動論も考えながら野党の皆さんが参加出来る環境整備をしていくことが大事かなというふうに思います。 |
| 問) | 今の関連で厚労省の方が4月までにどれだけの社会保障が今後必要になるのかと、それにどのくらいのコストがかかるのかというのを出されるということですけれども、これについては厚労省が出されたものに対して、財務省としてそれでいいのかどうかという検証みたいなものというのはされるお考えはあるんでしょうか。 |
| 答) | 何でもやっぱりすり合わせは必要だと思いますので、省の立場として色々とこれからのビジョンを作ったりとか、その裏付けの話は考えられるでしょうが、別の我々の査定の立場もありますので、その辺はよく連動しながらやっていきたいというふうに思います。 |
| 問) | 抜本改革でいいますと、政府税調の中の専門家委員会というものもその具体的ビジョンを作るためにということで菅さんの時に、去年の初めぐらいから立ち上がりましたけれども、これが6月までに成案を得る中でどういうふうに専門家委員会というのは活用されるんでしょうか。 |
| 答) | 色々なところできちんとした議論が必要だと思いますので、せっかく専門家委員会を作っているわけですから、税制改正の際にも専門家委員会のご議論というのは参考にさせていただいていますので、今年も同様に様々なテーマ、抜本改革も含めてご提起をいただければというふうには思います。 |
| 問) | それは今年の早いうちに大臣の方から専門家委員会の方に、何らかの報告書なりというものを出されるようにというお願いをするということですか。 |
| 答) | そうですね、段取りはこれから考えます。 |
| 問) | 予算案と関連法案の国会での審議についてですが、国会が開く前に野党に対して予算案についての説明や、それに対する野党の意向について協議をするお考えはあるんでしょうか。もう1つは、その内容について国会の場で修正をしていくことについても容認するような意見が閣内からもありますが、大臣のその点についてのお考えをお聞かせください。 |
| 答) | せっかく作った予算ですからそれを成立させるために必要なことは何でもやっていこうというふうに思います。修正がどうのというお話がございますが、現時点ではベストなものを作ったと思っていますので、それが成立するように全力を尽くしたいと思います。 |
| (以上) | |
