12月27日 五十嵐財務副大臣記者会見の概要
五十嵐財務副大臣記者会見の概要 | |
(平成22年12月27日(月曜日)) | |
| 【質疑応答】 | |
| 問) | 金曜日に11年度の予算案が決まりまして、2年連続で国債の発行が税収を上回るという異常な状況になっているわけですけれども、歳出の膨張という問題もあるんですけれども、歳入を担当されている五十嵐副大臣としてこういう状況をどう受け止められるのかということと、税制の抜本改革について改めてお考えをお聞かせ願えますでしょうか。 |
| 答) | 税収が借金を下回ったということは、やはり異常な事態だと思います。しかも、2年連続ということで大変残念なことと言わざるを得ないと思います。しかし、抜本改正を来年に行うということは、もう方向性が固まっておりますので、抜本改正の中で様々な問題を解決していきたいと考えておりますし、その抜本改正は待ったなしだというふうに思っております。来年の6月には基本的な方針をきっちりと打ち出して、国民の皆さんに日本の将来は大丈夫だと、社会保障も安心安定を出来る制度に確立していくということをお示ししたいと思っております。 |
| 問) | その抜本改正について、総理が年明けに何らかの方向性を示したいというようなご発言が金曜日にありましたけれども、実際6月までに出すとか参院選の時に方向性を出していった中で、改めてどういうメッセージというのが総理という政府の最高責任者の方からご発言すべきだというふうにお考えでしょうか。 |
| 答) | 抜本改正についての基本的な考え方は、藤井調査会がやる税と社会保障の調査会でも出されておりますし、あるいは税制改正大綱の中にも書かれており、また政府税調の有識者の先生方の報告の中にも抜本改正をやるべきだということが強く出されていて、その中には当然消費税が含まれているということでございますので、これはそうした方向を踏まえての話が出てくる。また、与野党の協議を早急に開始しなければいけない。野党の皆さんからは、民主党が先に案を出せというお話でありましたけれども、基本的には既に積み上げてきた民主党の年金改革の大きな方向性というものがありますので、それを土台にやっていくということになると思いますから、総理もそれらを踏まえて判断をされるのだろうというふうに思います。ですから、民主党の方が先に案を出せというのに総理の方から答えるのか答えないのか、というところが1つのポイントにはなるだろうと思っています。 |
| 問) | ただ、そうは言っても今日も党の役員会で小沢さんの問題があるように、なかなか政策というよりも足元の政局のところでごたごたしている感もあるんですけれども、そういう意味で本当に抜本改革に取り組めるだけの党の環境というのは整っているのでしょうか。 |
| 答) | それは意識としては与野党問わず、かなりの一致をしてきていると思いますし、また国民の皆様の間でも、もう一時的な財源を探るというやり方では限界に来ているというご認識はかなり広まってこられてると思いますので、これはもう政局よりは政策ということでここは行かざるを得ないということで、総理も十分にご認識をされていることだろうと思っております。 |
| 問) | 今日、B型肝炎の今年最後の和解協議があると思うんですけれども、今後国の方である程度の賠償責任を負うという場合にやはり国民にまた別の税負担というのを求めるべきかどうかというお考え、改めてお聞かせください。 |
| 答) | 裁判の方向でかなり強い調子の和解の勧告が裁判所の方から、司法の方から出されているということで、国としてもかなりそれを尊重するということで動いていると思います。これを尊重すれば、税負担が大きくなるのは当然のことでありまして、その動向、そして負担をする国民の皆さんのお考えも広く見ながら決めていくべきことだろうと思います。C型とB型では違うという認識を国は持っておりますけれども、しかしB型肝炎の患者の皆様の思いというもの、不安と闘っておられる、発病がC型とは違うわけですけれども、しかしいつ発病するか分からない。それから何の原因でなったのだろうかというところの中にかなりの部分、やはり予防注射の注射針の使い回し的なものがあったと思われるわけですから、その部分を、きちんと受け止めなければいけない部分もあるということで和解という話が進んでいるわけですから、それは当然重要な司法の判断を踏まえて国としても負うべきものは負っていかなければいけないということだろうと思います。 |
| 問) | 最近予算の話が多かったので、外部環境についてのご所見をお伺いしたいんですけれども、欧州での問題が再び不安定化しており、金利も上昇傾向にあり、円が少し上昇基調に入りかけている。年末に不安定な状態になっていますけれども、そこら辺に関してのご見解をお願い出来ますか。 |
| 答) | 今日はたまたま全ての指標が赤字ということはいい方向に向いておりましたので、ちょっと安心をしたところでありますけれども、まだまだ油断のならない状況だと思います。円も一時84円まで戻ったのが、また今日は82円90銭台ですか、この先やはり注意していかなければいけないと思っておりますし、じりじりと上がっている金利の動向、これはアメリカの金利高につれて上がっていると思っておりますけれども、これについても警戒をやはりしていかなければいけないと思っております。いずれにしても、経済の様々な指標の動向は注意深く見ていく必要がまだあると、こう思っております。 |
| (以上) | |
