12月17日 野田財務大臣閣議後記者会見の概要
野田財務大臣閣議後記者会見の概要 | |
(平成22年12月17日(金曜日)) | |
| 【質疑応答】 | |
| 問) | 昨日、税制大綱が閣議決定されましたが、これから国民の色々な反応とかが出てくると思いますが、少なくとも今日のメディアの書きぶりというのは企業減税・個人増税という形で批判がどちらかというと多くなっております。これからどう民主党が掲げる税制を発信していくか、その辺りについてお考えをお願いします。 |
| 答) | 確かに企業減税は行うわけですが、その狙いというのはあくまでデフレ脱却を含んで、経済成長に資するように、そして雇用と需要を作り出していくという税制における1つの決断をしているということであって、それはもちろん企業を通してという形になりますが、そこで出てくる効果というのは個人に還元される、特に雇用などにつながればまさに個人に還元されるということでありますので、そこはその狙いというものをご理解いただけるように努めていきたいと思います。 |
| 問) | 予算編成の方ですけれども、今日早速3大臣との大臣折衝があるということですが、次々に決まっていくと思うのですが、その中の1つ、先日菅総理から公的年金の支給について据え置いてくれというのを検討するようにという指示があったと思いますけれども、その財源、また出てくると思うのですが、その指示について検討状況はいかがでしょうか。 |
| 答) | 物価とのスライドの関係ですか。これは今関係省庁で協議中ということでございます。まだ結論が出ているわけでは。 |
| 問) | 今日決まるというわけではない。 |
| 答) | 今日の私との大臣折衝ではありません。 |
| 問) | 今日はターミネーターとの交渉はありませんが、例の鉄建機構の進捗状況、財務省としてどういうふうに臨もうと思っているのかをもう一度お願いします。 |
| 答) | 基本的には事業仕分けやあるいは会計検査院の指摘があるように、国庫の返納は、これはもう政府としても閣議決定しております、それらを踏まえまして、あとは額の問題であって、その調整をしっかりやっていきたいと思います。ターミネーター対エイリアンという映画もありましたけれども、負けないように頑張りたいと思います。ターミネーターは進化するんですね。ちょっと名称を失敗したなと思っていますが。 |
| 問) | 今日の大臣折衝、特別枠に関してのものかと思うのですけれども、改めて今回3大臣が来られますけれども、どういう姿勢で臨まれるのか、特別枠に関しては1兆円を相当程度超える、どの程度の規模になるかまだ定かではありませんけれども、どういった姿勢で臨まれるのか、ご所見をお伺いしたいのですが。 |
| 答) | 基本的にはもう既に各省には内示を特別枠等についてはしておりますので、その基本線はしっかりと堅持をしていきたいと思いますし、今日も大臣折衝がありますので、折衝次第ということはありますが、基本的には厳しい財政制約の中での、やりたいことは色々あるでしょうけれども、ご判断をいただくようにご説明をしていきたいと思います。 |
| 問) | 子ども手当についてですけれども、地方自治体の方が子ども手当に関する財政負担を反対しているわけですけれども、その点について大臣のお考えをお聞かせください。 |
| 答) | 今、副大臣会議で論点整理を改めてそのことも含めてしていますので、そこの論点整理で出てきたら閣僚級で協議をすることにしたいと思います。 |
| 問) | 日本国債の利回りについてお尋ねしたいと思います。今日少し下がってはいるのですが。 |
| 答) | ちょっと最近、金利自体は上がっていく傾向があるというので、当然マーケットの動向を注目していくということが大事だというふうに思っています。これは株とか為替だけではなくて国債の方もしっかりよく注意深く見ていかなければいけないなとは思っております。 |
| 問) | それに関連して、日本経済に与える影響についてどう見ていらっしゃるのか、それとも今予算編成の時期なので、yieldが上がるというのはあまりよろしくないのでないかと見ておりますが、その辺についてご所見をお願いします。 |
| 答) | 直接的な影響を今どうのという段階ではないと思いますが、ただ確かに予算に関連すると国債費をどう見通すかというところにはかかわってきますので、その意味からもよく見ておきたいというふうに思います。 |
| 問) | 来週からいよいよ最後の地財折衝が始まると思いますけれども、昨年度まで付いていました特別加算、別枠加算の部分について、財務大臣としてはどのようなスタンスで交渉に臨まれるかというお考えをお聞かせ願えますか。 |
| 答) | 地財は色々な交渉の種がありますので、その時そのプロセスで判断をしていきたいというふうに思います。まさに今子ども手当の問題とも関連してくるでしょうし、現時点でまだどうこうという話ではありませんが、色々な要素があると思いますので、きっちりとした丁寧な地財折衝をしていきたいと思います。 |
| 問) | 基本的には縮減する方向が望ましい、というふうに考えているという理解でよろしいですか。 |
| 答) | 大事な時期なので方向性は言及しないようにしたいと思います。 |
| 問) | 昨日の会見で抜本改革は絶対にやらなければいけないということをおっしゃっていましたけれども、そのお気持ちというのは現時点でも変わっていませんか。 |
| 答) | 昨日の今日ですから大丈夫です。 |
| 問) | 確認ですけれども、抜本改革をやるに当たって今の民主党にそれをやり遂げるだけの力というのがあるとお考えでしょうか、そこら辺お聞かせいただけますか。 |
| 答) | 民主党だろうとどんな政権だろうと、やらなければ国がもたないと思います。もちろん我が政権でやり遂げなければいけないと思っています。 |
| 問) | 参院選の時には総理があれだけ消費増税の議論を巻き起こしながら今年は出来ませんでしたけれども、来年はそれは財務大臣の責任としておやりになるということでしょうか。 |
| 答) | こういう現実がだんだんと色々な形で国民にも伝わるようになっていくということが大事だと思いますので、その機運を醸成するために私なりの仕事は果たしていきたいと思います。 |
| 問) | その際にやはり負担をするのは必要だと思うけれども、やっぱり支払う方できちんと再分配などがやられているかどうかという納得感がないと、なかなか負担するという気持ちに国民もなれないと思うのですけれども、そこら辺の再分配される方の議論というのはきちんと国民の納得がいくところまで今進んでいるのでしょうか。 |
| 答) | それは今まさに藤井調査会等でもやっているような、税と社会保障の一体的な議論、まさにそれを大きなテーマとしてやっていると思います。そういう中から例えば社会保障はどうなるんだというところで国民に納得感が出ることが大事だと思います。 |
| 問) | つまり今回の税制改正では再分配というか、格差是正で所得税から取っておきながら、子ども手当にも行っていますけれども、やっぱり企業減税というところに回っているというとらえ方をされてしまうわけで、そこら辺の循環のサイクルが見えてこないとなかなか消費増税というのは難しいと思うのですけれども。 |
| 答) | まずはデフレ脱却という大命題に対して税制改正でも1つの回答を出したということで、もう1つは格差社会の是正ということですね。複数のテーマがある中での今回は総合的な判断で、さっき申し上げた通り企業減税ではありますが狙いはやっぱり雇用につなげたいということなので、そういうことも含めてきちっと国民に説明していくことが税制の抜本改革にもつながっていくというふうに思います。 |
| 問) | 予算に関連しまして、1兆円規模で本年度も計上しました予備費ですけれども、23年度予算の仕上がりの関係でもこの予備費というのは変わってくると思うのですが、非常に日銀短観を見ても日本経済の先行きが厳しくなってきまして、この予算編成で1兆円規模の予備費の扱いというのを今大臣としてはどのようにお考えになっておりますでしょうか。 |
| 答) | まさにその最終調整をする段階だというふうに思っています。 |
| 問) | そうすると全体の仕上がりの中で、この規模感が最終的に出てくるという流れでしょうか。 |
| 答) | 基本的にはそういうことです。 |
| 問) | 税の抜本改革についてですが、民主党はこれまで常々無駄の削減を十分にやってから消費税、税の抜本改革をするんだと、今の総理大臣も財務大臣の時に鼻血が出るまでしぼり取るんだという表現もされたんですが、2回民主党政権で予算編成をされて、無駄の削減というのは抜本改革をする土台としては十分に行われたのかどうか、大臣としてのお考えをお聞かせください。 |
| 答) | 死力を尽くして無駄遣いを改める努力はしてきていると思います。事業仕分けも含めましてその取り組みはやってきましたし、これからもやらなければいけないと思います。これは不断の努力をするテーマだと思いますが、一方で、例えば社会保障だと自然増だけで毎年1兆円以上出てくるという状況の中では、どうやって社会保障のまさに全体像を作った時にそれを裏付けるお金をどうするかという議論はもうやらなければいけない。無駄遣いは当然改めなければいけないし、これからもやりますが、膨大にだんだん増え続ける社会保障に対する対応はこれ以上避けられない。今回は基礎年金の国庫負担の分もそうですが、まさにそういう今直面している日本の現状をしっかりお伝えしていくことが大事だと思います。 |
| 問) | 政治倫理審査会について、小沢氏の出席を求めて党内でごたごたが続いていますけれども、大臣は小沢さんにどういう態度で、どういう行為をとってほしいというお考えでしょうか。 |
| 答) | まさに幹事長に一任しているので、それを見守るということだけです。 |
| 問) | 小沢氏は今、欠席するという方向で調整しているようですけれども、この点、もし小沢さんが政治倫理審査会に出られないとなった場合、菅総理はじめ執行部はどのような対応をとるべきだというふうにお考えですか。 |
| 答) | まだ出る、出ないって何も出ていないではないですか。仮定のお話には答えられません。 |
| 問) | 特別枠に関してですけれども、各省への内示はもう済んでいらっしゃるということで、規模についてはどの程度というふうに考えればよろしいのでしょうか。 |
| 答) | 規模は現時点ではまだ調整中です。各省が納得するかどうかも含めての話ですので。 |
| 問) | 2兆円規模とも言われていますけれども、これに関しては。 |
| 答) | 大体これまでの経緯を見れば想像がつくと思います。 |
| 問) | 予算編成も大詰めを迎えて、税収の方もよほど大幅に回復しない限りはどうしても税外収入、平年度ベース以上に頼らざるを得ないところがあるかと思うのですけれども、現時点でいわゆる埋蔵金の活用をどの程度考えていらっしゃるのか、あるいは去年、藤井元大臣はもう枯渇したというおっしゃり方もしていましたけれども、埋蔵金の現状はどんなような感じなのか、改めてこの2点を教えていただけますか。 |
| 答) | 数字はまだ現段階では申し上げられません。 |
| (以上) | |
