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11月18日 櫻井財務副大臣記者会見の概要

櫻井財務副大臣記者会見の概要

(平成22年11月18日(木曜日))

【冒頭発言】
 今日から参議院に審議が入りまして、だいぶ委員会が止まっておりましたが、なるべく早くに補正予算を上げていただきたい。これは国会でお決めになっていくことですが、提出している側の財政当局としては一日も早い成立をお願いしたい、そう思っております。
【質疑応答】
問) 子ども手当の関連で、所得制限などについて、今の政府としてどうなっているのかというのが1点、もう1つ、来年度予算編成について色々歳出圧力というか、色々増えてきているような気がしますが、現状はどういうふうに見ていらっしゃるのか、よろしくお願いします。
答) 子ども手当については今副大臣会合を行っておりまして、基本的にはあの会合の中で誰がどういう発言をしたとか、そういったことについては誰も言わないという約束になっておりまして、どうしてああいう記事が出てくるのかについて甚だ私は疑問を感じております。そこの中での議論のやりとりについては、今申し上げた通りお話しすることが出来ません。これはこれとして、様々な考え方があると思っておりますので、その考え方の1つだけお話をさせていただきたいと思っております。本来であれば、参議院マニフェストを作成した際に私の記憶が正しければ、マニフェスト企画会議で上がってきたことは、財政的な余裕があって上積みが出来た際には現物給付も含めて検討するということでしたから、財源がきちんと担保されることが私は前提だと、そう考えております。ですから、その財源の担保なくしてこの問題を議論していくということにはならないだろうと思います。これは財源については税調でも今ご議論をいただいておりますので、その税調でのご議論も待ちたいと思っておりますし、一方でばらまきという批判もございますし、それから子ども手当というのは、私は社会保障政策の一環だと思っておりますので、社会保障政策であるとすれば所得の再配分機能を発揮させてくるというのは、これまたしごく当然のことだろうと思います。社会全体で子どもを育てるという考え方に立ったとしても、介護保険制度も社会全体で高齢者を支えるという制度ですから、そのことから考えてきても所得制限を設けるということについて、私共は違和感を感じているわけではございません。もう一度、これは大事な点なので誤解のないように申し上げておきますが、これは様々な考え方がある中で、そういった考え方もあるのではないかということでの整理としていただきたいと思います。それから、まだ今補正予算の審議中でして、23年度の予算の公開ヒアリングも含めて今鋭意作業を進めさせていただいております。これは当然のことながら各省庁が知恵を絞って出してきてくださった予算ですから、これに順番付けをするというのは非常に難しい作業ではございます。ただし、そうは言っても71兆という枠組みを決めているわけですから、それに従って最終的には査定をせざるを得ないということになるのだろうと思っています。とりあえずのところを先行してというか、表上で先行してやらせていただいているのは特別枠のところであって、これについて、これからA、B、C、Dというランクが付くので、そういったことを参考にしながら調整をさせていただきたいと思っています。
問) 今日、事業仕分け、再仕分けが最終日となります。これまでの仕分けでもなかなか過去の仕分けにない激しいやりとりであったようですけれども、この仕分けの結果というのはこの予算編成において、昨年はかなり反映されたと思いますけれども、この扱いについて副大臣のお考えをお聞かせ願えますでしょうか。
答) 今日も国会で相当な議論がなされておりました。そこの中ではっきりしてきていることは何かというと、これがあくまで、例えば法的拘束力を持っているということでも何もないということです。それから予算を全面的にそれでは事業仕分けが仕分けするのかというと、これもまた違うということです。これは設置法上書いてあることは、明文化されているのは、編成作業は財務省が行うと書いてあることですから、私は主として財務省が行うべき案件だと思っております。ただその中で、そうは言っても事業仕分けの中で出された結論に対して、あとは様々な人達が色々な議論を戦わせて、最終的に決定していくのだと思っていて、これが来年度予算に反映されてくるというのは、結果的には仕分けの結果の全てが全て反映されてきていないから今のようなことになってきているのだろうと思います。これは、各省は各省としての思いがあるのだろうと思います。ですからこれはどういう立場で見てくるのかによって、私はまず全然違うだろう。例えば独法は全部、基本的に廃止だという立場で見てくれば、廃止出来るものは全て廃止しろという話になりますし、では廃止した後にどういう形がいいのかということを全部考えた上で、例えばこれまでも運営されてきた結果を見たら、基本的にはやはり今までのやり方の方がいいということも僕はありだと思っていて、どういう方向性から見るかによって若干違いは出てくるのではないのか。ただし、大事な点を申し上げておきますが、形がどうあるべきかということよりも、その中身の必要性について議論していくべきであって、そういったことを今後行政刷新会議、それから予算は玄葉大臣のところになるのでしょうか、それと財務省と、それから所管省庁と話し合いをさせていただきたいと思います。
問) 今の質問に関連してですけれども、事業仕分け、今回は民主党内、民主党の三役がやって予算を通したものに対して改めて仕分けをする。その仕分けの意義、是非みたいなことも問われていると思うのですが、今のお話を伺っていると、そういう意味ではある意味、今後も事業仕分けで指摘する面も意味があるというようにお考えなのか、それとも今後は会計検査院の強化みたいな、また別な形をとっていくのがいいのかどうか、どのようにお考えなのかお聞かせいただけますでしょうか。
答) 予算をする際に当然査定をさせていただいています。ただしこれが査定した時と、要するに我々として考えた際にこういう効果があるであろうと思って予算をつけさせていただいても、きちんとした結果が出ないという場合もあります。ですから今日の議論の中でもありましたが、仕分けは基本的に決算を中心としてやっていくということであったとすれば、我々国会議員として決算も、また特に参議院の場合には決算重視でやっていくということになりますから、参議院議員は参議院議員としてやる場面もあると思いますし、それから事業仕分けのチームは事業仕分けのチームとしてやるところもあると思っていますし、色々な方々の目を通してこういったことに、要するに無駄という言葉以上に何が有効で何が有効でなかったのかということを明確にしていくというのは非常に大切なことだろうと思っています。今まで予算を決めるところまではかなり熱心な議論が行われていた。しかし、一方で決算がなかなか反映されてこなかったではないか。それは決算が出てくるのがかなり遅れてくることもありますから、そういう点で言うと、その点をカバーするという点では私は意味合いがあるのではないのかなと感じています。
問) 副大臣は参議院のマニフェストのことをおっしゃいましたけれども、衆議院のマニフェストの時に扶養控除と配偶者控除を見直して子ども手当の財源に充てるということが書いてあるわけですが、配偶者控除の見直しについて今、副大臣はどういうふうにお考えでしょうか。
答) これは今本当に議論をしていただいているところで、それから税の部分については五十嵐副大臣が中心となってやっていただいているので、コメントは控えさせていただきたいと思います。
問) 司法修習生の給与の支給制度が先月末で打ち切られた点ですけれども、今日国会で民主・自民・公明の3党の幹事長などが会談して、給与の支給制度を1年延長する法案を今国会に提出して、成立を目指すということで合意をしたという件があります。この件に関しまして財政当局の副大臣としてどういうふうに受け止めをされているのか教えてください。
答) 正直言ってこれが、本当に合意したのですか、確認だけさせていただきたいのですが、これは合意でいいのですか。
問) 提出するという方向で合意したというふうに聞いております。
答) そうであったとすれば非常に驚いています。それはなぜかと言うと、党の中で少なくとも議員立法調整作業チームがありますから、当然そういった手続を経て決まってくるものだというふうに理解しています。少なくともなぜ驚いていると申し上げているのかというと、財政当局にも、それから恐らく法務省の方にも、事前にそういった連絡がなかったのではないのか。少なくとも財政当局にはそういう相談がありませんでしたから、これについては正直言って非常に驚いております。もし仮にこういうことが成り立っていくとすると、一議員として、民主党所属の議員として申し上げれば、党としての、組織としての体裁を成さないことになるのではないのか。これはルールがあるのですから、そのルールをちゃんと守っていただきたい。これは時間がなかったというお話になるのかどうか分かりませんが、仮にそうだったとしても、合意形成が出来るか出来ないかは別として、電話の一本があるのが私は当然のことではないのかなと。こういったことが起こってくると、どう言ったらいいのでしょうか、本当にちょっと困ったことだなと。どういう力学で、何が、どういうことがあってこういうことになったのか分かりませんが、今後そこはちゃんとお決めになった方々と話はさせていただきたいと思います。
問) 子ども手当について、先程所得制限を設けることについては違和感を感じていないというふうにおっしゃったのですが、ただ民主党の中にはやはり所得制限、子ども手当に課すべきではないという意見もありまして、それが大半だったので去年は設けなかったと思うのですけれども、そうなると子ども手当というのは何なのか、今後どこまで上積みして、どういう制度になるかというのがよく見えないのですけれども、櫻井さんとしてはどのように今後、子ども手当というのはどうあるべきなのか、どういうお考えなのでしょうか。
答) まずこれ、非常に難しいのですが、ただ私は出来ることと出来ないことと、そろそろ明確にするべきではないのかと思っております。例えば、埋蔵金があってとか、それから財源的にこういうものがあってというお話がありましたが、これは子ども手当に限らず、その財政的な措置が本当に出来るのかどうかということも含めて検討していただかないと、やはり国民の皆さんに対しての信頼性をどんどん失っていくことになってしまうのではないのかというふうに考えているからです。その上で申し上げれば、どういう形で措置させていただいたら本当に一番有効なのか。これはお金があれば、それは皆さんに給付させていただきたいとも思いますが、限られた財源の中で一番有効な手だてを考えていくというのが、これは当然のことだろう。どう言ったらいいのでしょうか、状況が変われば、その状況に応じて変えていくというのは、私は当然だと思っていまして、今日もメルマガに書かせていただきましたが、つまり自分自身は医者として現場にいて、自分の診断が違っていた、自分の治療法が違っていた時に、それをずっと突っ張っていったらどうなるかというと、目の前で患者さんが亡くなっていくことになります。であったとすれば、現状に合っていないものが出てくれば、それに対して皆さんにきちんとした形で説明をして、訂正をしていくというのもこれまた1つだろうと思います。これは色々なデータの中で貯蓄に回っているとか、必ずしも子育てに全額回っているのではないのではないかと、そういった指摘もございました。ですから、そういったことも踏まえて考えていくべきだと思います。本来、子どもを育てるというのはお金だけで解決出来るわけではなくて、そういったこと以外のこと、様々なことを検討していかなければいけないわけであって、それからもう1つは、すぐに待機児童をゼロにしましょうということになりますが、むしろ自分で育ててきているお母さん達をどう支援していくのかとか、様々な角度から検討する必要性があって、それこそまさしく、それが子ども支援新システムというのでしょうか、正式名称が分かりませんが、今それがまさしく内閣府の方で議論されてきていますから、そういったことを、また議論を見守っていきたいと思います。ですから私個人で、これがいいのでは、あれがいいのではないかとか、それはまた色々な場面で、あればお話をさせていただきたいと思います。
問) 子ども手当で追加的に伺いたいのですけれども、副大臣会合は言えないということであれば、参院選マニフェストで現金給付に併せて現物給付も検討していくというふうにうたわれていますけれども、副大臣として今、財政当局として現物給付についてどういったものが効果的であるかとか、想定しているものがあれば、具体的な政策、保育所の整備とか、そういうものがあれば伺えますか。
答) まずこれ、全国的に何が一番有効なのかだと思います。例えば保育所の整備というのは、働いている親が多いところについて見たら、それは有効なのかもしれませんが、そうでない地域にとっては必ずしも有効な手だてではないということです。そういう点で申し上げれば、参議院マニフェストの時に出てきたのは、1つは学校給食費です。これは全国ほぼ一律です。もちろん私立で給食のないところもあるのかもしれませんが、公立のところで申し上げれば基本的には皆給食があるわけですから、であったとすると給食費を補填するということになれば、これは現物給付として、皆さんに等しく提供出来るのではないか。それからもう1つは、今回ワクチンは基金で整備させていただきましたが、あの時点で出てきたのはワクチンもその候補の1つでございました。これも地域に全く関係のないことですから、そういう点で言うと、ワクチンも私は大きな候補になり得ると思っています。それからお母さん方から言われているのは、私の方に寄せられてきているのは、副教材費などを無料に出来ないのでしょうかと。つまりこういったものが非常に重くなっている。確かに私も子どもがいますからよく分かっているのですけれども、算数セットなど毎年若干変えて、それを毎年毎年購入して、結局廃棄する。これは非常に無駄です。しかも環境にものすごく悪い。もっと言えば物を大切にするということの育成なんかとても出来やしないやり方だと思っております。そうすると、こういったものを学校に備えつけて、みんなで大切に使っていくということをやっていくと家庭からの支出も減るし、物を大切にしていこうというしつけも出来ますから、もっともっと考えてやるべきことというのはあるのではないかというふうに思います。
 (以上)
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