10月5日 野田財務大臣閣議後記者会見の概要
野田財務大臣閣議後記者会見の概要 | |
(平成22年10月5日(火曜日)) | |
| 【冒頭発言】 | |
| 昨日の五十嵐副大臣の会見でも明らかにしたと思いますが、このたび10月6日、明日ですね、税制調査会を再開し、平成23年度税制改正に向けて議論を開始することといたしました。今般の税調再開に当たり、新たに会長代行として海江田経済財政政策担当大臣にご参加いただくことになりました。これに伴い、昨年9月29日に閣議決定しました「税制調査会の設置について」に関して所要の改正を今日の閣議で行わせていただきました。 | |
| 【質疑応答】 | |
| 問) | 今おっしゃった政府税調ですけれども、明日から再開ということで、どのような議論を期待されるかということと、今年は去年と違って党側のPTとの二本立てになるわけですけれども、この役割分担に関して期待されるところがあればまず聞かせてください。 |
| 答) | 党のPTは中野寛成座長だったと思います。事務局長が古本さんだったと思いますけれども、党の税制改正PTのご議論も参考にしながら、でも最終的には、政策決定は一元化されていますので政府税調の中で所要の改正を行っていきたいと思います。あえて言うならば、去年は12月後半まで諸事情があって結論を出すのが遅くなりましたけれども、平年度ベースで12月中旬には結論を得るように精力的に議論を進めていきたいと思います。 |
| 問) | 補正予算に関してですけれども、閣議決定とそれから予算案の提出等のスケジュール感について現在の見通し、お考えを聞かせていただきたいのが1つと、昨日野党5党に対して政府・民主党の案を伝えて、その場で今後議論については国会の場でという声が出されたと思います。この点に関して、今後野党とどのような形での調整が望ましいと考えるのか、その点についても聞かせてください。 |
| 答) | 昨日は野党の皆さんに規模や内容を含めて、現在考えている補正予算案についてのご説明を政調会長中心に行ったということでございますが、それを踏まえて党内の議論、今日も各部門の座長クラスの方を集めて議論するというふうに聞いていますが、明日には党としてのご提言をまとめていただき、その後可及的速やかに政府案を取りまとめまして、なるべく早く国会に提出出来るように頑張っていきたいと思います。その間も当然のことながら国会審議等も含めてでありますが、野党の皆様にはご理解とご賛同を得るべく努力をしていきたいと思います。 |
| 問) | 小沢氏の強制起訴議決ですけれども、まず議決への受け止めと、小沢氏の進退に関してご意見と、それからこのことが今後の国会審議や政局に与える影響についてどのように見ていらっしゃるか聞かせてください。 |
| 答) | 議決自体は、これは当然のことながら厳粛に受け止めなければいけないというふうに思っております。その上で進退については、これは第一義的にはご本人が決めることでありますので、私からのコメントは差し控えたいと思います。当然のことながら政権運営や国会運営にも影響が出てくることは間違いないだろうというふうに思います。 |
| 問) | 小沢さんの強制起訴の件ですけれども、進退はご自分で決めることというのは、あまり党執行部から離党勧告とか除名処分とかということは行うべきではないということでしょうか。そこの点のご見解を。 |
| 答) | まずは、ご本人がどういうご判断をされるかが第一だと思います。もちろん司法の場で身の潔白を証明すべく勝利を目指すということは当然だと思いますが、政治的影響を踏まえての対応は、これはご本人のまずはご判断が優先されるべきだと思います。 |
| 問) | 検察審査会の制度そのものについてお聞きしたいんですけれども、かなり審議の過程が、あまり中身が分からないとか色々な問題点も指摘されていますけれども、大臣として問題点とか改善点があると思われますでしょうか。あれば、どういうところか教えてください。 |
| 答) | 今回のことを契機にこの制度が云々ということは、政府にいる立場としては控えたいというふうに思います。 |
| 問) | 以前、9月の新しく内閣改造された後の会見の時に大臣がおっしゃっていたと思うんですけれども、税と社会保障の議論について、実現会議みたいな大きな舞台が必要かもしれないので総理や長官とご相談したいということをおっしゃっていたと思うんですが、その後この点についてどのような場でどういう議論をした方がいいのかという、もし議論の進捗状況があれば教えてください。 |
| 答) | 少なくとも党ではこの社会保障の全体像と、それを支える税財政の問題を一体的に議論する調査会が藤井会長のもとでスタートすることになりました。その議論を見ながら、受け皿として当然のことながら政府の中にもそういう場が必要になってくるだろうと思いますが、まずは党の動きを見ながらの判断になっていくということになると思います。 |
| 問) | まだ具体的にいつ頃とかというのは。 |
| 答) | それはまだです。 |
| 問) | 税調が明日から始まるというご発表でしたけれども、法人税の取り扱いでありますとか環境税とか、大玉がかなり去年から積み残しされているところがあると思いますが、大臣としては今回の税制改正でどういった議論を期待するかという、具体例を挙げてご説明いただければと思いますが。 |
| 答) | 法人税の問題は既に新成長戦略であるとか、それを実現する会議からもご提起をいただいてご指示が出ていますので、宿題としてはやはり年内にこれは結論を出す。そのほか雇用促進税制のPTも発足して、これも早急に結論を得る。色々様々な課題は承知していますが、いずれも基本的にはきちっと結論を得るように頑張っていきたいと思います。 |
| 問) | 今週の金曜日にワシントンでG7が開かれますが、そこで大臣間の率直な議論が交わされると思うのですが、野田大臣としてはどのような議論を期待されていらっしゃるかということと、日本政府として行った為替介入について、大臣として説明されるお考えはございますでしょうか。 |
| 答) | IMF・世銀の総会はちょっと国会日程で間に合わないと思いますので、それはビデオで演説という形で参加させていただきます。その後、G7には国会日程を踏まえても間に合うと思いますので、それ以降の会議においては世界経済の回復に向けての議論を、様々な課題について大いに議論していきたいと思います。その一環の中で必要があるならばそういう議論もありますが、それはあまり公表するような話ではないかもしれませんので、機会をとらえながら、色々なチャンネルを使いながら議論していきたいと思います。 |
| 問) | 補正予算の検討が進んでいると思うんですが、政府が決めている財政運営戦略との関係をお伺いしたいんですけれども、財政運営戦略、来年度から歳出の大枠を71兆円ということに定めているかと思うんですが、今年度結果的に71兆円を超えてしまうということになると思うんですけれども、その辺り財政運営戦略との関係という意味ではどういうふうにお考えでしょうか。 |
| 答) | 歳出の枠71兆は23年度以降の予算編成からですから、その枠はこれからも守るべく、その編成に当たっていきたいと思います。 |
| 問) | 財政運営戦略の中で色々経済の状況などが危機になった時はそういったルールの一時的な停止というようなことも書いてあるんですけれども、そういったことはお考えにはなっていない。 |
| 答) | 現時点では考えていません。今回の補正についても、国債費等の不用であるとか、あるいは税収の補正であるとか、21年度決算剰余金を使った財源であって、新規の国債発行はしないという方針のもとで補正予算の編成もいたします。来年度の予算編成についても国債発行44兆を上回らないために全力を尽くす、こういう基本姿勢のもとで財政規律を守りながら、しかも経済に光を当てていくという工夫をしていく、その姿勢は変わりありません。 |
| 問) | 毎回一応確認させてもらっているんですけれども、中国の税関当局に出されている書簡についての反応があれば、状況を教えてください。 |
| 答) | そのような事実はないという回答がございました。 |
| 問) | 回答があったんですか。 |
| 答) | はい。 |
| 問) | それは何日付でどういった内容が。 |
| 答) | ちょっと日程までは、最近ありました。 |
| 問) | それは要するにそういう事実はないという否定する回答、文書であったということですか。 |
| 答) | そういう回答があったということであります。それを踏まえてでありますが、一部通関に遅延があるという民間の声もあるし、改善されたという声も両方ありますので、引き続き事実関係を踏まえて適切な対応をとっていきたいと思います。 |
| 問) | 今の段階で、追加で質問なり何なりしているということは。 |
| 答) | 現段階ではございません。 |
| 問) | 当初予算についてですけれども、今パブリックコメントで意見を募集しているかと思うんですけれども、その後の評価会議のメンバーであったり、何かしら優先順位をつける方法というのが決まっているのかというのが1点と、あと今回の補正予算で来年度の特別枠の前倒しというのがあるかと思うんですけれども、特別枠を前倒しして補正に入る分については今後政策コンテストの過程でどういう扱いになるのかというところをお聞かせください。 |
| 答) | パブリックコメントが今月19日までです。それまでに出来るだけ多くの国民の皆さんからの声をお寄せいただきたいと思っていますが、それを踏まえての評価会議とか評価の方法を含めて今詰めの段階でありまして、まだ公表出来る段階ではございません。 |
| 問) | ASEMの会場で菅総理と温家宝首相が会談をし、現在の状況について好ましくないという認識で一致したということですが、これについての受け止めと今後の日中関係についてご所感をお聞かせください。 |
| 答) | 報道でそういう事実を知ったということでありますけれども、お互いの尖閣に対する立場を表明した後に戦略的互恵関係の確認をしたということでございました。改めてその確認を踏まえてハイレベルの対話あるいは民間交流の復活等々の議論もあったようでありますが、基本的には首脳間でそういう議論があったということは一定の前進だと受け止めております。 |
| 問) | 税調ですが、冒頭で新たに会長代行として海江田さんに入ってもらうということがありましたけれども、海江田さんについてはどのような役割を期待されることになりますでしょうか。 |
| 答) | 会長代行は、ほかに総務大臣と国家戦略担当大臣が従来から入っています。加えて今回経済財政担当大臣を加えたということです。経済財政の担当でもございますので、その知見を大いに議論の中に生かしていただきたいというふうに思います。 |
| 問) | 日銀の金融政策決定会合が昨日今日と開かれております。アメリカの方が追加の金融緩和について観測が高まっている中で、日銀の金融政策をどうするかということが市場でも注目になっているわけですが、大臣の日本の金融政策についてどうあってほしいかというご期待というか、ご所感を改めてお伺いしたいんですけれども。 |
| 答) | 今、会議をやっている最中です。私も何回か金融政策決定会合に参加したことがあります。会議室の中に為替だとか株だとか色々な指標が出るボードがあります。その下にテロップが流れるんです。閣議後の会見なんてよく流れてきまして、前の政権の某大臣は、日銀は寝言を言うなとかそんなのが流れてくるんです。多分、僕が具体的な何かを言ったら流れますので、これはまさにブラックアウトに引っかかる話なので、具体的なことは申し上げないのですが、一般論で言えば、やっぱり日本経済を金融政策の面で、特に潤沢な資金供給を通じて下支えをしていただきたい、その期待だけでございます。 |
| (以上) | |
