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9月24日 野田財務大臣閣議後記者会見の概要

野田財務大臣閣議後記者会見の概要

(平成22年9月24日(金曜日))

【冒頭発言】
 平成22年度経済危機対応・地域活性化予備費につきましては、去る9月10日に決定された新成長戦略実現に向けた三段構えの経済対策においてこれを活用することとされました。これまで関係閣僚のご協力をいただきながら所要の事務手続を進めた結果、本日9,179億円の使用の閣議決定に至ったことをご報告いたします。今後速やかに効果を得るべく、引き続き円滑な執行に努めてまいりたいというふうに思います。
【質疑応答】
問) 現地23日、日米首脳会談で日本の為替介入について双方から言及がなかったということについて大臣のご所見をお願いします。
答) 言及があったかないかについてのコメントは、控えたいというふうに思います。
問) 為替、今1ドル84円台半ばで推移していますけれども、こうした足元の動きについて大臣の見方を教えてください。
答) 従来から申し上げてまいりましたけれども、為替の過度な変動、そして無秩序な動きというのは経済や金融の安定化にとって悪影響を及ぼすというのが基本認識でございます。そういう基本認識をもとに重大な関心を持って引き続きマーケットの動向を注意深く見守っていきたいと思いますし、必要があるならば断固たる措置をとるという姿勢で臨んでいきたいというふうに思います。
問) 中国のレアアースの対日輸出が滞っている状況でして、その中国の漁船衝突事件に絡んで日中の経済関係に悪影響が出ているという見方が広がっていることについて、大臣のご所見をお願いします。
答) たまたま今、レアアースの問題が出ましたけれども、この尖閣の問題をきっかけに日中経済が冷え込むということは日本だけではなくて中国にとってもマイナス面が出てくると思いますので、お互いにきちっと冷静な対応をすることが望ましいと思います。
問) 月が変わりまして10月1日から臨時国会が召集される予定になっておりますけれども、その臨時国会において当然経済対策であるとか補正予算案についての野党からの見解なんかも出されると思うんですけれども、現段階で臨時国会に向けての心構えというのか、加えて補正予算の見通しについて改めて伺いたいと思います。
答) まだ具体的に補正予算の検討をしているわけではございませんが、自民党からも公明党からも景気対策についての案というのはご提示をいただいております。そういうことも含めて、三段構えの先程の経済対策のステップ2への移行の必要性、必要であるならばその内容や規模について、まずは、これは政調会長中心になると思いますが、与野党間の協議が行われるのかどうか分かりませんけれども、そういうものを踏まえながら我々は検討していきたいというふうに思います。
問) 先程、海江田大臣の大臣会見の中で、現状の景気認識について海江田大臣のご見解として踊り場であるというような見解が示されたんですが、今の質問にも関連しまして、現状の日本経済の景気の現状について大臣のご認識を改めてお聞かせ願えますでしょうか。
答) 私は政府の一員ですので、先だっての月例経済報告、この見解がベースラインだというふうに思っています。緩やかに回復しつつある、着実に回復しつつある。ただし、雇用等厳しい環境にある。加えて、あえて言うならば色々な指標、調査を見ても、先行きに不安を持っている企業、国民が多いという意味では、先程お尋ねの為替の問題を含めて下振れリスクはあるというのが基本認識です。よくこういう状態の時に踊り場か、踊り場ではないかという話をされるのですが、私、昔、野党の時に当時の谷垣財務大臣にこの踊り場の見解を聞いたことがあるのですが、随分長い間景気認識は踊り場だったんですね。随分長い踊り場があるんですね、大きい踊り場ですねと言ったことがあるので、あまりこの表現は使いたくないのです。基本的には先だっての月例経済報告の認識が政府のベースラインだというふうに思います。
問) 先日、税と社会保障の抜本改革のことで、総理もおっしゃいまして、党のほうでもまもなく調査会なりチームなりが出来ると思うんですけれども、大臣のお考えとして遅くてもいつぐらいまでに党としての方向性、道筋というのを出すべきだというふうにお考えでしょうか。
答) 政府の一員として党の見解の示すべき時期を言及するのは妥当ではないと思いますけれども、大事な議論なのでしっかり議論していただいて、しかるべき時に結論を出していただければと思います。
問) ただ、年金の国庫負担の引き上げとか財政運営戦略のベースとして必ず抜本改革をするというのが入っていると思うんですけれども、あまり先延ばしには出来ないと思うんですけれども、そういう点ではやっぱり来年ぐらいには結論を出した方がいいんでしょうか。
答) いつまでにと言及するのは、それは党のこれからのご議論のことですから。ただ、おっしゃるように、あんまりだらだらと延ばすというのは妥当ではないですね。
問) 来週、たばこ増税の関係でたばこが値上げになります。かなり禁煙を始めている方も増えているというふうに聞きますけれども、健康に対する負荷を踏まえた課税という意味では効果が出ているというふうにお考えでしょうか。
答) 効果が出るかどうかというのはまさに10月1日以降だと思います。その影響、個人のそれぞれの人体への健康への影響もあるでしょうし、関連業界への影響もありますし、税収への影響もありますし、色々な総合的な影響がどういうふうに出てくるかということはこれから注視していきたいと思います。
問) 人民元についてお尋ねしたいと思います。人民元の切り上げのペースをめぐって、今アメリカの議会の方で中国を制裁するような法案の成立の可能性が出ています。日本の政府はこういう制裁措置を支持しますか。また、大臣がこの人民元をめぐって米中の摩擦をどう見ていらっしゃいますか。
答) 円の問題も人民元の問題も、今日は為替の問題についてはコメントを控えたいと思います。
問) レアアースの件ですけれども、税関当局として現時点で輸入が滞っているという事実は把握なさっているのでしょうか。あるいは先方の、中国側の税関当局を通じて情報収集などは今進めていらっしゃるでしょうか。
答) まだ報道ベースであって、その辺の正確な確認はこれからです。
問) 先程、日中の緊張が非常にお互いの国の経済にとってよくないというお話をされたと思うんですけれども、大臣のお立場で関係の打開に向けて何か動きをやるようなお考えはありますでしょうか。
答) やはりGDP2位と3位の国の関係が冷え込むということは、両国にとってもマイナスであると同時に世界経済の回復にとってもマイナスというのがベースの考え方です。ただ、そういう認識を持っていますけれども、この事の発端の問題は当然のことながら外務大臣や国土交通大臣、あるいは官邸でのお考えの整理の仕方だろうというふうに思います。
問) 補正予算案について先日大臣は会見の中で内容、規模については各党の協議を見ながら固まってくるというようなお話もされていましたが、先日谷垣総裁が菅総理との会談の中で、事前協議について否定的な話をされていらっしゃいました。大臣は、引き続き補正予算を提出する前の段階での野党との協議を重視されるお考えでしょうか。
答) 谷垣さんがそういうふうにおっしゃったということは報道で承知していますが、まだ正式にこちらから交渉するとか、協議を呼びかけたということではなかったと思うので、いずれにしてもその推移は見守っていきたいと思いますが、補正予算が通るには、ある程度与野党の合意形成というのは必要だと思いますので、どの時点からどういう形かというのは別として、私自身は、それは避けて通れないと思っています。もし補正予算が必要ならばですけれども。
 (以上)
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