9月16日 池田財務副大臣記者会見の概要
池田財務副大臣記者会見の概要 | |
(平成22年9月16日(木曜日)) | |
| 【冒頭発言】 | |
| 今日は党人事、組閣へ至る色々なことが行われているようでありますが、私はあまりそっちのほうにかかわらず、財務省におりまして色々仕事をさせていただきました。 | |
| 【質疑応答】 | |
| 問) | 今日の東京時間で為替介入があったかどうか、という点についてまずお聞かせください。 |
| 答) | 昨日10時35分辺りから為替介入をいたしました。ご存じのように、2円半ば、あるいは2円90銭ぐらいまで円安ドル高になっております。ただ、介入を始めておりますが、現に今介入が行われているかどうかは、これは、コメントは控えたいと思います。 |
| 問) | 為替介入の資金の関係でお聞きしたいんですけれども、為券の発行限度額が30数兆円ぐらいあると思うんですけれども、昨日大規模な介入をされて、このまま大規模な介入を続けると、年度末までもたなくなるんじゃないかというような見方もあるようですが、その辺どういった対応をお考えでしょうか。 |
| 答) | 今のご質問は、大規模な介入を継続して30兆を超えるというような予想ですよね。これは、今の段階でどうこう言えないと思います。昨日から始まった介入で、別に資金が不足しているとかそういうことは全くございません。資金量から発想してどうするという発想はなくて、状況を見て手を打つということでありますので、あまり私の頭の中にはございません。 |
| 問) | 先程2円半ば、あるいは2円90銭ぐらいの円安に進んだということですけれども、この介入の効果についてはどういうふうにご認識、まず伺いたいんですが。 |
| 答) | 菅総理も、また野田財務大臣もおっしゃったかもしれませんけれども、おかげさまで先程申し上げたように、日本の今の状況からいって憂慮していた円高につきまして相当それを押し戻すことが出来たということで、私はこの介入は、やった意味は十二分にあったと思っております。 |
| 問) | 十二分にあったということですが、産業界の方は大体90円ぐらいを想定為替レートにしていて、今85円半ばですが、もう一段の期待感というのはあるのかもしれませんが、90円に持っていくにはなかなか息の長い取り組みが必要かと思いますけれども、その辺この介入の、もう少し長期化することになるのか、産業界の期待等も含めて副大臣のご認識はいかがでしょうか。 |
| 答) | 十二分に効果があったというのは間違いないことで、これは出発点として、第一着手といいますか、まず昨日から介入を始めたわけですから、この段階での効果といいますか、それを申し上げたわけで、これからも予断なく色々やっていきたいと思います。今の質問は、そういう質問はよく分かるのですが、産業界も歓迎していただいておりますが、やはり産業界の状況、産業界といっても輸出産業とか色々あります。それに関する、また中小企業への円高の影響というのは憂慮しておりまして、そういう意味でこれからもそういった方々の声、それから要望、それから経営状況、全体としての、1円で幾ら損失が出るとか色々利益が減るとかありますので、そういうところを重視しながらやっていかなければならないと思っております。野田大臣が判断をすると思います。 |
| 問) | 介入の件ですけれども、これについて日銀は市場に出た資金を回収しない、いわゆる非不胎化をとっているようなんですけれども、金融政策という観点からそうした措置について副大臣はどのように評価されますか。 |
| 答) | 私は今の日本の状況、デフレ状況を脱却するというのは大きな命題というか、目的がございます。今回もやはり円高是正といいますか、それでやったわけでありますが、それについても金融緩和という効果がありまして、これは非常に整合性のある措置であり、日銀の対応だと私は思っております。 |
| 問) | その点に関してなんですが、日銀は具体的に非不胎化介入でありますとか金融緩和になっているという点を明らかにしていないんですけれども、その点については日銀にどういうふうに期待を抱かれているのか、お考えをお願いいたします。あるいは、これが本当に金融緩和につながるのかどうかという点についてもお考えをお願いします。 |
| 答) | 日銀は金融緩和とか、市場の資金を回収するとか、そう言っていますか。今日の報道を見ても、資金は回収しないという報道が出ておりましたよね。我々は政府・日銀一体で今回はやっておりますので、いずれ名称は別として市場に出る資金を回収しないという、そういう考えでいくものと私は思っております。 |
| 問) | 昨日、仙谷官房長官が介入について82円が防衛ラインというような趣旨の話をされていたと聞いているんですけれども、この発言についてどのように見られるか、教えてください。 |
| 答) | ずっと膠着状態で約半月、83円から84円でした。それで14日の夜、ニューヨークといいますか、24時間市場だからどこだということはないのですけれども、深夜に83円を割ってきたわけです。それがさらに翌日の朝、また83円を割って、そこで10時35分から介入をやったということですから、事実を見れば83円が割れたので入ったということでありますが、別にこれは、マーケットが相手ですから、私は防衛ラインがどうとかということはなく、またそういう防衛ラインとかというのは、言及はしないことにしております。 |
| 問) | 非不胎化の話なんですが、先程の党の財金部門会議で副大臣は非不胎化を日銀に今回やってもらえたというふうに発言されたというふうに聞いているのですけれども、これは先程おっしゃった政府・日銀一体でやっていこうという中で、非不胎化ということでやっていこうということでお話をもう既になさっているということなんでしょうか。 |
| 答) | 先程の財務金融部会で、市場に出る資金を介入しないという非不胎化ということで日銀も協力をするという、そういう趣旨のことを申し上げました。その通りやっていただいているものと思います。事実、今日の資金供給オペでは1兆円を供給しておりますので、資金吸収の動きはなしというふうに今言われておりますので、その通りやっているものと、やられるものと見ております。 |
| 問) | 今回の介入に当たって円資金を調達するためのFBなんですけれども、これは従来のルール通り入札にかけたのか、あるいは日銀が引き受けてくれたのか、その辺りいかがでしょうか。 |
| 答) | これはタイミングを見てやったり、急いでやったり、色々なケースがありますので一般論として申し上げますけれども、まず資金を融通してもらってやる。後からFBを発行するということもありますので、その点もちょっと頭に入れておいておかれればありがたいと思います。 |
| 問) | 今回の為替介入に関して、海外から様々な発言が伝わっております。ジョージ・ソロス氏は正しい決断だったというようなことを言った一方で、グリーンスパン前FRB議長からは批判的な発言、その他色々伝わっております。今回、国際協調という観点からこれまでのところの海外の反応をどのように受け止めていらっしゃるか、お願いします。 |
| 答) | まず僕も経済の短信で見て、グリーンスパンさんの発言、あまりよく分からないところがあって、最後の仕上げの時にどうだこうだという話で、部分的な話をされていたので、全体評価ではなかったと思うのです。ソロスさんからはお褒めの言葉をいただいて、日本はやはり円高過ぎる。介入は妥当である。日本政府の判断は正しいという評価をいただきました。それで喜んではいられないのですが、やはり円高が行き過ぎているということをソロスさんに言ってもらったのは非常によかったと思います。それから、どこの報道かちょっと忘れましたけれども、やはり日本はデフレで苦しんでいる、長期的に。そういう責任ある当局者の発言もありましたので、そういう点では財務省の当局者といいますか、担当者もよく外国に対してコミュニケーションをとっているなということを感じました。今回も色々なシミュレーションをやると同時に、各国との協調といいますか、各国にやはり事前にお話を進めていたわけでありまして、それがにわかにこの状況ですから、自国の通貨安というものを容認せざるを得ないという立場の国が多いわけですから、そうにわかに容認とは言わないまでも、菅総理大臣がおっしゃったようにネガティブな反応をしてくれるなという働きかけをやって、今のところネガティブな反応はないのではないでしょうか。 |
| 問) | 経済対策の第2ステップで掲げている補正予算の検討について、今度の秋の臨時国会で策定するということになりますと、あまり時間がないという意味では、既に準備をスタートさせなければ、なかなか早急に提出というのは難しいと思うんですが、現在の検討状況というのはどのようになっていらっしゃるんでしょうか。 |
| 答) | 補正予算の前にやはり経済対策ということで、今何をやっているかといいますか、それは経済対策を実施するための経済危機対応・地域活性化予備費使用の閣議決定をまずしなければならないので、その作業を今進めているところであります。今そういう段階ですから、補正予算、それから追加の経済対策などの検討はしておりません。だから経済対策や、また菅総理の代表選挙での発言通りで、状況に応じて対応するということです。 |
| 問) | 為替介入を受けまして、日銀と政府の一体的で取り組みが大事だというお話でしたけれども、日銀の市場から回収する以外に、さらなる追加緩和を求める、もしくは期待する声があるのかどうか、その辺についてお考えを聞かせてください。 |
| 答) | 日銀が適時適切に対応する。それから追加の措置まで示唆をした。これまで先のことについてはあまりおっしゃらなかったわけでありますが、今回はそういう日銀としては踏み込んだ発言をいたしましたので、鋭意検討されるものと私は思っております。21日のFOMC、この辺りがどうなるかということは1つあると思います。 |
| 問) | たしか月曜日の夕方に峰崎さんの会見の後に政務三役会議があったと思うんですが、その後、今日まで含めて、もし政務三役会議があったとすれば、どういったことをお話しされたのかというのを教えていただけないでしょうか。 |
| 答) | にわかに思い出せません。すみません、後で調べて申し上げます。 |
| 問) | 以前、政務三役会議について、他省庁などは終わった後に大臣なり政務官のブリーフがあると。財務省ではしていないことについてお伺いした時に、それは週2回の副大臣会見の中できちんと内容を説明するのでしませんというご説明があったと思うんですが、何か方針が変わられたということなんでしょうか。その理由を教えてください。 |
| 答) | 私は6月から来たのですが、去年辺りから一応決まりみたいなもので月・木に副大臣会見があって、あと閣議後会見があって、状況に応じてぶら下がりというのがあって、それで何も今のような視点はございませんでしたけれども、せっかくのお尋ねなので、こういう広報というか、これがいいかどうかということは私なりにちょっと考えてみたいと思います。 |
| (以上) | |
