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9月14日 野田財務大臣閣議後記者会見の概要

野田財務大臣閣議後記者会見の概要

(平成22年9月14日(火曜日))

【質疑応答】
問) まず為替相場について2点お尋ねがあります。現在83円20銭まで上昇するということで、また15年ぶりの高水準になっているわけですが、これについての受け止めと、あと先週総理が公開討論会の席上で、日本が何らかの行動をとった時にネガティブなことは言わないでほしいということで色々やっているというご発言がありました。総理が介入を前提とした行動に言及されるというのは非常に異例のことだと思うのですが、これについての大臣の所感をお願いいたします。
答) 為替市場の動向については、重大な関心を持って細心の注意を払いながら見守っていきたいというふうに思います。政府の方針は、先週の10日、三段構えの経済対策の中で閣議決定をされている通りでございまして、円高の急速な進行と長期化ということは、これは経済や金融の安定に悪影響を及ぼし、看過出来ない問題だということであります。代表選挙に関係なく、政治空白を作ることなく既定方針通り必要な時には為替介入を含む断固たる措置をとる、こういう方針で臨んでいきたいと考えています。総理のご発言については承知しておりますが、コメントは差し控えさせていただきたいと思います。
問) まもなく民主党代表選挙になるわけですが、大変な接戦であるということが伝えられておりますけれども、大臣自身の現在のご認識と代表選後の挙党一致態勢をどのように作っていくべきか、その辺のお考えを伺います。
答) 私自身はこれまでも表明していた通り、菅総理の続投を支持する立場でありますので、基本的にはその勝利を目指して最後まであきらめずに頑張っていきたいというふうに思います。どういう結果が出るにしろ、ねじれ国会への対応をするためには党内がねじれていてはいけないわけでありますので、しっかりと結束をしながら国会運営に当たっていく、基本的にはリーダーが決まったらほかの皆さんはフォロワーシップに徹するということが大事だと思います。
問) 代表選挙の関係で、今挙党一致態勢をどうすべきかということでご発言がありました。大臣にとってこれからどちらが代表に選ばれるにしろ、党役員人事、閣僚人事も当然あるわけですけれども、挙党態勢を構築するためのポイントをどこに見ていらっしゃるかというのを伺いたいと思います。
答) それぞれの国会議員の皆さんが、政権党であるということの自覚を持つことに尽きると思います。前も少し申し上げたかもしれませんが、自民党は角福戦争とか熾烈な血みどろの権力闘争をした後もきちっと政権運営ではチームとして機能いたしました。民主党も国民の皆様の後押しで昨年政権交代をしたわけでありますから、政権交代のいわゆる成果が出る、そのためにはやはりみんながまとまってねじれ国会を対応していくということが大事であり、負けたから手を引くとか、協力しないということが出るようであれば、それは政権党としての自覚がないということだと思いますので、国民を裏切ることになると思います。どなたもそういう思いは、私は基本的にはないと思っています。
問) 予算編成の話になるんですけれども、年金の国庫負担の引き上げの問題、過去2年間は埋蔵金というのか、ある種ワンショットの財源でやってきたわけですけれども、来年度予算編成においても当然これの財源をどう捻出するかという問題があるかと思うんですが、いわゆる年約2.3兆円必要だというふうに言われていますけれども、これについても来年度の予算編成において、いわゆるペイ・アズ・ユー・ゴー原則みたいな形で捻出するのか、ほかのことを考えていらっしゃるのか、年2.3兆円ペイ・アズ・ユー・ゴーでやるというのはなかなか困難を伴うのではないかなと思うんですが、その点についての大臣の今のお考えを伺いたいと思います。
答) 安定した財源を確保した上で国庫負担を3分の1から2分の1に引き上げるという、これは法律でございまして、それが出来ない場合は臨時的な措置として、これまでは財融特会を使って対応するということをやってまいりました。基本的にどうするかということは、23年度の予算編成の中で知恵を出していきたいというふうに思います。
問) 例の概算要求の組替え基準の中では、特に年金財源については特出しされている記述はなかったと思うんですけれども、ほかの事業と同様の予算査定というのか、考え方で行うということなんでしょうか。例えば社会保障で言うと、例えば自然増1.3兆円を容認したりとかという形で、ある種の特例みたいなものを設けている部分もあるかと思うんですが、殊この年金の引き上げの財源についてはほかの事業の予算付けと同様の考え方で扱うというようなイメージでよろしいんでしょうか。
答) 減収措置を伴うような税制の優遇措置とか減税をとる場合には、ペイ・アズ・ユー・ゴー原則で各省にお願いをいたしました。この年金の問題については、まさに色々な知恵をどう出させるかで、まさにさっき言ったように予算編成過程で詰めさせていただきたいと思います。
問) 金曜日の討論会で、菅総理が補正予算を決める時の前提として、税収が上回る可能性があるということをおっしゃっていましたけれども、野田大臣としては税収の上がる幅というのを補正予算を決める時にはどの程度見込んだ方がいいのかというお考えをお聞かせください。
答) 総理のご発言というのは三段構えの経済対策のステップ2のところだと思います。とりあえずは9,200億円の経済予備費を活用して、その効果を見極めながら、必要ならば補正予算も視野に入れて機動的に対応をとるというステップ2のところをベースラインとしてはお話をされています。その中でちょっと税収のお話にも触れていますが、税収は例えば、まだその実績というのが少ないというか、例えば4月、5月だと前年度にカウントされるケースが多いです。6月からの課税実績辺りからが税収の1つのカウントの材料になっていますので、今後の景気動向もありますので、現段階で言及出来る状況ではないというふうに私は思います。
問) 先程の質問に関連ですけれども、細かいことなんですけれども、先週出た雇用促進税制というものを検討していく時に、これ自体もいわばペイ・アズ・ユー・ゴー原則の中で組み立てていく、つまり企業周りの何かのところで財源を見出さないと基本的には作れないというお考えでよろしいんでしょうか。
答) 基本的には例外なく、減収となるものについてはペイ・アズ・ユー・ゴー原則をしっかり踏まえながら対応していくというのが基本だと思いますけれども、いずれにしても早急にプロジェクトチームを立ち上げながらその中で議論をさせていただきたいと思います。
問) 円高に関してなんですけれども、繰り返し8月から野田大臣含め断固たる措置ということを発信しながらじりじりと円高が進んでいるという、この実態、なぜそういうふうな状況が今生まれているのかということについてどう見ているかを教えてください。
答) 基本的にはまだ欧州の経済の先行きに不透明感があったり、あるいはアメリカ経済の回復が思っていたより遅いのではないかというようなところからのリスクの回避で円を買うという状況があるとか、あるいはやっぱり日米   金利差の問題とか、冷静に考えればそういうことがバックグラウンドとしてあるだろうというふうには思います。でも看過は出来ない状況というのはどこかではあると思いますので、先程言った基本方針は常に堅持をしながらマーケットの動向を見ていくということでございます。
問) 代表選についての質問です。今、非常に菅総理と小沢さんが議員票では競っている状況で、小沢さんを支持する方の立場の人は小沢さんの突破力とか大胆さ、実行力というものを評価されて支持しているようです。その裏返しとなりますと、菅政権への批判になるのかなという感じもするんですが、こういった小沢さんが実行力、突破力などを期待されて支持を集めているという現状について大臣はどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。
答) そういうことで支持をされる方もいらっしゃるだろうとは思います。ただ、突破力、剛腕というのは、鳩山総理をサポートする幹事長の立場でも私は出来たはずではないかというふうに思いますので、私は冷静に見ていきたいと思います。
 (以上)
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