9月7日 野田財務大臣閣議後記者会見の概要
野田財務大臣閣議後記者会見の概要 | |
(平成22年9月7日(火曜日)) | |
| 【質疑応答】 | |
| 問) | 先程閣議の前に、予算編成に関する閣僚委員会が開かれていたということですが、どのようなお話だったのかお聞かせください。 |
| 答) | 各府省から概算要求、要望が出てまいりまして、特別枠分になる要望がどんな形で出てきているのか私のほうから説明させていただいて、その後、この特別枠の配分にかかわりますけれども、どんな要望が出てきているかということについて公表し、それをパブリックコメントにかけるという段取りと、そういう国民の声を色々とお聞きし、それを参考としながら10月には評価会議を立ち上げて、その配分について議論をしていく、そういう段取りの議論をさせていただきました。 |
| 問) | そうしますとパブリックコメントで寄せられた意見が、選定のウエートの大層を占めるということでよろしいのでしょうか。 |
| 答) | いや、参考とすると、各府省からどういう要望が出ているか、国民の声を聞く。参考にしながら評価会議で議論していく。評価会議のいわゆるこれからの制度設計というか、構成とかはこれからの議論でございます。 |
| 問) | 小沢前幹事長の財政政策について、何点かお尋ねします。いわゆるひも付き補助金の一括交付金化を提唱されておられますが、これについて大臣のご見解があればお願いします。 |
| 答) | 地域主権戦略会議で既に方向性は出していて、ひも付き補助金を改めて一括交付金化していくということ、23年度は投資に関するいわゆる補助金・交付金の一括交付金化、24年度は経常における補助金・交付金の一括交付金化、こういう流れは決まっていることでございまして、これは民主党としてはもう基本的にはこの方向性を是としているということは言うまでもありません。問題は、そこからいわゆる財源確保がどれぐらい出来るのかという議論で、これは詳細な議論をしているわけではありませんが、知事会辺りからも色々な声が出ているように、本当に2割3割とか削減が可能なのかどうかというと、今、地方向けの補助金約21兆円ありますが、そのうちの15兆は社会保障関係費ですし、あるいは教員の給料なんかも入っていますので、そう簡単に2割3割削減出来るかというと疑問ではないか。多少の効率化は出来るかもしれませんが、積算の根拠みたいなものがよく分からないです。 |
| 問) | 小沢前幹事長、昨日の民放番組で事業仕分けについても、これは一律削減の手法ではないかという趣旨のご発言をされて批判をされておられます。これについてご意見、ご反論等がもしあればお願いします。 |
| 答) | 事業仕分けがなぜ一律削減なのかということもよく分かりません。おっしゃっている意味がよく分かりませんが、去年の秋の事業仕分けで、少なくともマニフェストの主要事項を実現するための財源確保で相当に頑張っていただきましたし、この春の事業仕分けでも、例えば1兆3,500億円のたまり金を見つけるとか色々な成果を上げてきていると思います。それはむしろ一律削減ではなくて政治主導の中で無駄なお金等を見つけるということで、大変私は意義のある事業だというふうに思っています。 |
| 問) | 冒頭の予算編成閣僚委員会の内容のご説明の中で、10月に評価会議を開かれるというご説明をされたということですが、一連のパブリックコメントから評価会議の段取りと、概算要求の組替え基準の時に言われていた例の政策コンテストとの関係、政策コンテストは別のものなのか、あるいは実は一緒のものなのか、その関係を説明いただけませんでしょうか。 |
| 答) | まずはパブコメという形で各府省がどういう要望を出していて、それについて国民がどういうご意見を持っているかということをまず拾い出していくというのが当面の作業で、そういうことも参考にしながら、評価会議の立ち上げ方はこれからの議論なので、それを受けながらいわゆる公開手法をどのように導入していくのかということがこれからの議論の詰めを行っていく段階だと思います。 |
| 問) | ちなみに、その評価会議は、今日の場合は予算編成の関係閣僚の閣僚委員会という形ですけれども、同じような閣僚級、関係閣僚によるような会議体を想定しておられるのかということが1点と、あと会議の事務局的な機能は財務省でおやりになられるのか、内閣官房の方でおやりになられるのか、そこら辺は今どんな感じでしょうか。 |
| 答) | それを含めて、立ち上げ方はこれからの議論ということでございます。 |
| 問) | 今日のパブリックコメント、評価会議、その段取りについては、これはあくまでも財務省として考えた案を関係閣僚にご説明されたというような位置付けなのでしょうか。 |
| 答) | 財務省案ではありません。これはあくまで予算編成閣僚委員会の中核メンバーである官房の皆さんであるとか、あるいは政調会長、玄葉大臣とか含めてご相談をしながら進めてきている話であります。私が説明したというのは、特別枠のところの要望がどんなものが集まってきているのか。例えば総額2兆9,000億円で、各府省ごとにどうなって、そういう経過の説明は私がしたということであります。むしろさっき言った評価会議とかパブリックコメントなんかは、古川官房副長官からご説明がございました。 |
| 問) | パブコメにかける特別枠の内容というのは、例えば防衛省の思いやり予算ですとか、そういうものも入っていますが、全てが対象になるという理解でいいのかというのが1点と、もう1つ、これから立ち上げ方を議論するというその評価会議ですけれども、イメージとしては有識者が中心なのか、また閣僚が中心なのか、どういったイメージなのでしょうか。 |
| 答) | まず前段のほうのご質問ですが、たまたま防衛省のお話が出ましたけれども、2兆9,000億、特別枠分として各府省から要望が出ています。それは各府省ごとにその概要を公表していくと。それはもちろん官房で集めるわけですけれども、集めるのですが、各府省ごとのどういう要望が出ているかが分かりやすく出て、それに対して国民からご意見をちょうだいすると、そういうやり方になります。後段のところは、まさにこれからの議論です。 |
| 問) | 今日のこの閣僚委員会の中で要望枠の説明があったということですが、要望枠に出てきているものについて、この閣僚委員会の中では何か意見というものがあったのかどうかということが1点と、パブリックコメントですけれども、いつ頃から公表を始めて、いつ頃までに締め切るのか、募集の期間というのはどれぐらいになるのでしょうか。 |
| 答) | 要望枠の中身についての議論は今日ありません。各府省ごとに金額ベースでご説明をしたということでございまして、2兆9,000億だということをお話しました。その中身についての議論はまだしていません。パブリックコメントはもうじきスタートです。いわゆるフォーマットを作って、それに基づいて各府省から上げてもらったやつを官房で集約してパブコメする。多分今月いっぱいぐらいの期間だったというふうに記憶しています。 |
| 問) | 財源論のところで小沢さんが税制について、所得税の減税とか消費税もかなり無駄を省いたその後であるというお話をされていますけれども、小沢さんが示している税制のあり方について野田大臣としてどう思われるかどうか教えてください。 |
| 答) | 全容がはっきりしないからコメントしにくいのですが、子ども手当は2万円まで引き上げる、一方で所得税は減税のようなことを、金額とかはお話になっていませんから何とも言えません。ただ問題は、それが出来ればそれはいいのでしょうけれども、財源はどうするかというところが少し荒っぽいのではないかなという気はしています。 |
| 問) | その一方で、菅さんのほうも参院選の後、特に税の話というのはかなり積極的なご発言が減っているような気がするのですけれども、今回の代表選で菅さんご自身もそういう税のあり方みたいなものというのは具体的に示されているのでしょうか。 |
| 答) | あまり議論、争点には確かになっていないような気はしますが、ただ政府としては既定方針通り消費税を含む税制の抜本改革は、税制改正大綱でまとめた通りでございますので、これは粛々とこれから議論していくということになります。 |
| 問) | ちょっと前に厚労省が天下りの役人、公益法人とかに役員でなくて天下りしている方の人数とか報酬とかというのを公表されているのですけれども、例えば財務省としてもこういったものを定期的に調べるとか、何か天下りのところについてもう少し深掘りしようというようなお考えは今、野田さんの中におありでしょうか。 |
| 答) | 少なくとも斡旋はしないということは、これは財務省だけではなくてほかの省も一緒に同じルールに基づいてやっているというふうに思います。あとは、何か現象としておかしい、ルールに基づいてのはずだけど現象としておかしいなということがあるならば、それは厳しくチェックしていきたいと思います。 |
| 問) | 先程も同じような質問がありましたけれども、評価会議のことですが、評価会議も最初に言っていた政策コンテストの一部というか、政策コンテストの一環としてその評価会議があるという理解でいいのでしょうか。 |
| 答) | 公開手法を取り入れて評価をしていく。予算編成過程における透明化という中での位置付けで、その中の主体であるということでご理解をいただければと思います。 |
| 問) | パブリックコメントの件で少し細かい点で確認させていただきたいのですけれども、特別枠について各省ごとにそれぞれ出してきたものを説明というか、国民に見せるということですけれども、これは各省ごとに、例えば各省のホームページで特別枠についてそれぞれ説明したようなものを見せていくという感じなのでしょうか。もう1つ、パブリックコメントの募集の仕方は、またこれも各省ごとにそういったホームページがあって、特別枠の説明があって、これに対して意見を募集しますみたいな、そういう形になるのか、どこか内閣官房、官邸か何かのホームページに一括してまとめるのか、その辺、細かい点で申し訳ないのですが。 |
| 答) | 各省ごとは、この特別枠にかかわる要望だけじゃなくて要求も含めて、どういう要求をしている、どういう要望をした、予算の要求、要望を合わせた形で各省ごとに恐らく公表していくことになるだろうと思います。今申し上げた特別枠の要望、パブコメの部分は官房で集約して、官房のホームページで公表しながら、そして意見を募集する、そういう形になると思います。 |
| 問) | そうするとパブコメの対象は、要望だけではなくて。 |
| 答) | 要望です。 |
| 問) | 要求は。 |
| 答) | 要望というのは、要望を合わせたやつが特別枠になっています。特別枠の配分を政治主導でやる。その中にも公開手法を取り入れる。そういう意味で国民の意見を広く聞きながら参考にするという位置付けで、要望を対象にやっていく、パブコメは。 |
| 問) | 今回のパブコメを取り入れるという考え方は、いつ頃内閣で出てきたのかということをお願いします。 |
| 答) | 細かい期日までは覚えていませんけれども、予算編成、出来るだけ透明化をしていこうという中で、今まで公表だけはしたことはあると思います。去年もたしか公表はしていると思います。公表だけではなくて、それに対するご意見もちょうだいするというスタンスのほうがいわゆる公開手法という意味では国民の意見も参考になるという位置付けで議論が進んできていると思います。これも1カ月ぐらいの間で出てきた議論だったと思います。 |
| 問) | 昨日、菅総理がテレビ番組の収録で小沢さんのことを、終わった後、得意な分野で働ける体制みたいなことで要職につけるようにも受け取れる発言をされているんですけれども、野田大臣としては、菅さん、あまり人事の話とか普段されない方だと思うんですけれども、今回こういう発言をされたことについてどう思うか、教えてください。 |
| 答) | 要は挙党態勢で、適材適所でやっていくという中で小沢前幹事長は、特定のポジションを今イメージしてお話しされたとは思いませんけれども、何か支えていただければという意味合いだと思います。これはやはり選挙はまだ中盤ですけれども、勝った人のリーダーシップというのはきちっと挙党態勢で全体を見渡していいチームを作るというリーダーシップだろうし、負けた人のフォロワーシップというのも問われると思いますので、そういう意味であまり具体的なポジションではないと思いますが、その一環の中で出てきた発言ではないかと思います。 |
| (以上) | |
