8月10日 野田財務大臣閣議後記者会見の概要
野田財務大臣閣議後記者会見の概要 | |
(平成22年8月10日(火曜日)) | |
| 【冒頭発言】 | |
| 今日、閣議の後に第1回給与関係閣僚会議がございました。人事院勧告について総務省からその概要のご説明がございまして、その後引き続き検討が行われました。私の方からは、今回の人事院勧告を完全に実施した場合には790億円程度の節減効果があることを申し上げました。また、人事院勧告を尊重するという基本線に立ちつつ、納税者たる国民の理解を得られるよう検討すべきであるということも申し上げさせていただきました。今日は1回目ということで、これから引き続きこの扱いについては、この給与関係閣僚会議で検討していくことになりました。 | |
| 【質疑応答】 | |
| 問) | その人事院の勧告についてなのですが、中身として月給とボーナスを含めて年平均で1.5%の縮減ということで減額ということですが、中身から見ますと、マニフェストで掲げた国家公務員の人件費を2割削減という目標から見るとかなり開きがまだまだある状況であります。そういう点で、まず1点は先程もおっしゃられましたが、納税者の理解を得ていく上でこの中身について今後どのように取り扱っていくべきかという大臣のお考えをお聞かせ願いたいというのが1点、もう1点は、2割削減ということに向けてどのような道筋を今後つけていくべきとお考えなのかを教えてください。 |
| 答) | 今の2つの質問は、根っこは1つだと思いますのでお答えいたしますけれども、基本的には公務員の人件費2割削減というのは4年間で達成するということであります。そういうことを視野に入れながら、今回公務員制度改革の担当大臣が玄葉大臣、政調会長も兼ねておりますが、この玄葉大臣を中心に公務員制度改革のいわゆる工程表をしっかりお作りいただき、少なくとも労働基本権付与の問題についていつまでにどうするということが出てきた中で、具体的に2割削減の色々な動きが出てくるだろうと思っています。その労働基本権の付与がされていない段階においては、当然、今、代償措置として人事院の存在があるわけですので、これを基本的には尊重するということが先程申し上げた通り基本姿勢になるだろうというふうに思いますが、23年度の予算編成過程の中で公務員制度改革の議論も行われていくだろうと思いますし、定員の問題も行われていきますので、そういう中で人件費削減については検討していきたいと思います。 |
| 問) | そうしますと、現時点では先程おっしゃられた790億円の削減という試算の数字よりもさらに深掘りを目指していくとか、そういった考えは現時点で特にお持ちではないのでしょうか。 |
| 答) | 予算編成過程での検討事項ということでありますが、現時点ではやはり、基本的には尊重するという立場の中で何が出来るかということだと思います。そういう議論をこれから給与関係の閣僚会議でもしていくことになると思います。 |
| 問) | 本日、日韓併合から100年ということで、それに合わせた談話を閣議決定するということになりましたが、これについて中身について、もしくはここでそういった談話を政府として決定することについて様々な党内外からの異論もありました。この点について大臣のお考えをお聞かせください。 |
| 答) | 私なりの意見は官房長官に電話で、あるいは直接お会いしてお伝えさせていただきました。その上で、総合的に判断をして閣議決定ということになったというふうに思います。 |
| 問) | その談話についてですけれども、官房長官にご意見はお伝えされたということですけれども、差し支えなければその意見の中身についてサマリーだけでもご紹介いただければと思うのですが、どうでしょうか。 |
| 答) | 中身についてはコメントを控えたいと思います。 |
| 問) | 為替の関係ですけれども、85円台に張りついたままで今のところ推移していまして、国内景気への影響も懸念される水準ではないかなと思うのですが、先日の国会で、たしか衆院の財金委の答弁の中で大臣答弁であったのですけれども、平成16年3月以来、いわゆる為替介入は行われていない状況かと思うのですが、一般論として為替介入の効果について大臣はどのようにお考えになっていらっしゃるんでしょうか。あるいは介入そのものについて、いわゆる効果がないという評価もされておられるのか、一般論として伺いたいと思います。 |
| 答) | 介入に言及することは私の立場では一般論にならないと思いますので、控えたいと思います。ただし、足元の動きというのは一部に偏った方向をたどっているというふうに思っていますので、よくG7の声明を踏まえて申し上げますけれども、無秩序な動き、為替の過度な変動、これは経済や金融の安定化に悪影響を及ぼす、望ましくないと思います。細心の注意を払いながらマーケットを見守っていきたいと思います。 |
| 問) | 首相談話について改めてですが、中身についてはコメント出来ない、官房長官に直接お伝えしたということですが、今回の首相談話でご懸念というのはないのでしょうか。今回の首相談話、二国間で異例だと思うのですけれども、それを出されたことについてご懸念というのはないのでしょうか。 |
| 答) | 私の意見を申し上げました。 |
| 問) | それが全てということでございますか。 |
| 答) | はい。 |
| 問) | 為替の件でお伺いしたいのですけれども、為替の円高の背景に日米金利差の縮小観測というのがあるように聞くんですが、そういう意味では円高回避に向けて日銀の金融政策というのが非常に重要なところだと思うのですけれども、今日も決定会合をやっているようですが、今日に限らず今後の日銀の金融政策について円高回避の上で何か期待されることはあるか、それはどうでしょうか。 |
| 答) | 金融政策決定会合を今やっている最中でございますので、今日の金融政策決定会合にかかわることはまさにブラックアウトにかかわるので控えたいと思いますが、これはただ円高の問題あるいはデフレの問題を含めて日銀とは緊密な連携をこれまで以上にしっかりやっていきたいというふうに思います。 |
| 問) | 8月15日の終戦の日ですけれども、靖国神社への参拝の予定はありますでしょうか。またその理由についても伺えればと思います。 |
| 答) | 戦没者追悼式には出席する予定です。 |
| 問) | 靖国に行かれるご意思があるかどうかということと、その理由をお伺いしたいのですけれども。 |
| 答) | 行く行かないはまだ判断していません。 |
| 問) | 先程、為替が一部に偏った動きだというお話があったと思うのですが、現在の85円という水準を受けて、色々自動車産業などから業績に与える影響など懸念する声が出ておりますけれども、日本経済に与える影響、特に昨年は円高対策ということも政府としてやったことがあると思うのですが、影響と政府としての対応をお伺いしたいと思います。 |
| 答) | 水準如何については語ることは出来ないと思いますが、新成長戦略の中でも「過度の円高は回避し」という言葉は書いてございます。それを踏まえて今のマーケットの動向をしっかりと注意深く見ていきたいと思います。 |
| 問) | 靖国の件で、行く行かないは現時点で判断されていないということでよろしいわけですよね。 |
| 答) | はい。多分行かないと思います。 |
| 問) | 民主党の税制に関するPTの開催日程が決まりましたけれども、政府税調との間でどのように連動させていくのか、改めてお考えをお聞かせ願えますでしょうか。 |
| 答) | 私が税調会長になっておりますが、税調会長代行も含めてその辺のやり方はこれからどう工夫していくのかということを相談していきたいと思います。恐らく現時点で考えられることは、玄葉大臣を税調のメンバーにするということと、党の税調の幹部の人を、今は国民新党からも政調会長、オブザーバーで入っていますので、そういう扱いで入っていただくようなやり方かなというふうには思います。 |
| (以上) | |
