7月26日 池田財務副大臣記者会見の概要
池田財務副大臣記者会見の概要 | |
(平成22年7月26日(月曜日)) | |
| 【冒頭発言】 | |
| 概算要求の組み替え基準について大詰めを迎えておりますが、官房長官の記者会見もありましたし、皆さんは大筋分かっていらっしゃると思いますので、私の方からあらかじめ申し上げることはございません。段取りは、明日の閣僚懇、それがクリアできましたら予算編成閣僚委員会、そして閣議決定という運びになると思います。以上です。 | |
| 【質疑応答】 | |
| 問) | 今日、官房長官の会見でもお話ありましたが、今回の概算要求の組み替え基準の中に元気な日本復活の特別枠というのを設けるということが決まったということですが、その狙いについて副大臣の方から改めてお話しいただければと思います。 |
| 答) | これは官房長官も言っていると思いますが、この日本の今の現状から言って、我々としたらデフレ脱却を含めた経済成長の実現、国民生活の安定・安全、新しい公共の推進など、このために重点的に予算を配分するということでございます。 |
| 問) | それについて、かねて副大臣は、特に特別枠という形で別途枠を設けるような形は考えていないというふうにおっしゃっていましたが、その点と今回こういった形で特別枠というものを設けることになったことの整合性と言いますか、どういった点が同じで、どういった点が違うのでしょうか。 |
| 答) | それは、今私の言ったことについて、重点配分するということで1つの塊として皆様方にお示しした方がいいのではないかと、そういうことになったわけでございます。ただ、従来の特別枠というのと違いまして、今回の特別枠はあらかじめ金額が設定されているわけではありません。橋本内閣、小渕内閣、森、安倍、福田と特別枠を設定してきましたが、明確に数値を入れているという特別枠でございます。我々が今考えているものは、各省庁などの削減努力、そして要望の説得力次第によって額が変動するということであります。 |
| 問) | その額が変動するという点ですが、党の方は2兆円を特別枠として確保することを提言で出していたのですが、今回1兆円を相当程度超える額ということになりまして、見方によってはその組み替えの枠が逆に小さいようにも見えるのですが、この点はどういうことでしょうか。 |
| 答) | 今まさにおっしゃったように、今日、官房長官が発表したのは1兆円を相当程度超える額、党の政調が当初出したのは、概ね2兆円程度を目標とする。これは何だと、当然な質問でございますが、今申し上げたように、今回は額が変動をする。各省庁の削減努力、それから要望の説得力等によって額が変動します。従いまして、よく言います慎重シナリオとか積極シナリオとか、まあ慎重シナリオといったところでしょうか、1兆円を相当程度超えるという表現になっております。私は、それは、今回の特別枠は動くということですから、違いは当然起きてくるだろう、党は党のあれがありますが、まあ言ってみれば、1兆円を超えるところから2兆円を超えるところあたりが、今の段階では想定できるのではないか、色々その他税収の見込みとか等々ございます。変動要因が多い。大雑把といいますか、大きく言ってそういう状況ですから、そういう見通しですから、それは幅があるということです。 |
| 問) | 今日官房長官の会見にも出ていましたが、組み替えの対象の経費については各省庁一律で1割削減を要求することになっておりますが、これについては昨年度大幅な削減をやった国交省や農水省などといったところからは、その一律削減に対して批判と言いますか、そういった異論が出ているようですが、明日の閣僚懇などでこの点についても了承されて、明日中の閣議決定というのが実際可能かどうか、見通しを教えて下さい。 |
| 答) | 今の点はもうお気づきかもしれませんが、原案では、これまでの削減努力を考慮するということにしておりますので、そういう線でいきたいと思います。 |
| 問) | 今の点ですけれど、そうしますと、考慮するということをもって国交省、農水省なんかもおさまるであろうという見通しという理解でよろしいでしょうか。 |
| 答) | 今の段階で私がそういう立派な方々に、おさまるであろうとか、おさまらないとか、そういう僣越なことは申し上げません。 |
| 問) | 特別枠についての確認ですが、各省庁の削減努力を深掘りすることで、結果的に2兆円を超えるということも是認することもあり得るという趣旨のお話なのでしょうか、今の副大臣のお話は。 |
| 答) | 要するに、私の意見というよりも客観的な今年度予算、それから今後の予算の見通しから言えば、そうそう別の何というか空想は出来ませんから、10%カットして大幅な削減をする。これは大変なことです、いまだかつてなかったことですから。そして、要望についてはそれぞれ競争する。いいものは採択される、そういう深掘りすることによって財源を生み出す、そこのところが大事なんです。そこがみそなんです。政権交代によって予算を構造的に変えるというところがみそですから、そこを是非ご理解をいただきたい。ですから、特別枠といっても従来のものではないということを今日は申し上げたいと思います。 |
| 問) | 特別枠の配分について公開で政策コンテストをやるという話と、それから今、副大臣がおっしゃったように、これまでの削減努力や規制改革などの取り組みを勘案するという2つのことが言われているかと思うんですが、具体的にどうやって配分していくのかというような具体化をどの辺りで検討していくことになるのでしょうか。 |
| 答) | 事業仕分けがございまして、我々としては初めから、これはコンテストという言葉を使って競ってもらう。それがさらに進んで公開政策コンテストということで先程も官房長官が発言し、もちろんその前の予算編成閣僚委員会でも話題になりましたが、これの具体的なやり方等についてはこれからです。 |
| 問) | 一律10%カットということで、各府省かなり大ナタをふるわなければならないのですが、民主党の提言でも20年たった事業は廃止を含め見直すとか、庁費、施設費などはという話がありましたけれども、この10%のカットをするためには、副大臣のお考えとしてはどういったところを主に見ていかなければ、各府省は捻出できないというふうにお考えになっていますでしょうか。かなりの大ナタをふるわなければならないと思うのですけれど。 |
| 答) | 今のところ、一律と言っても3項目は除外しておりますから、必ずしも横並び、全部一律ではないのですが、大幅カットをするということですが、この基準というか考え方は、前から言っているように新成長戦略に出ておりますが、今回の組み替え基準の案では、先程言ったと思いますが、経済成長、国民生活の安定・安全、新しい公共の推進などという目標を掲げておりますので、それを頭に入れて選択するということになろうかと思います。 |
| 問) | 先程もお話に出たのですが、公開コンテストについて改めて、今回新たに導入する狙いについて教えて下さい。どういう基準で、まあ具体的なやり方はこれからというふうにも先程おっしゃっているのですが、どこまで煮詰まっているのか、どういう基準で判断していくのか、今の段階でのアイデアで構いませんので、もう少し教えて下さい。 |
| 答) | それは今日、官邸の方で皆さんに申し上げた以上の域は出ません。全てこれからであります。外部の有識者を入れるとか、あるいはインターネットでどうするとか、そういうものはこれからの検討材料であります。 |
| 問) | 狙いについては。 |
| 答) | 狙いは、国民の立場に立った予算編成を行う。予算編成が密室で行われるのではなく、国民の納得と理解のもとに行うというのははっきりした目的だと思います。 |
| 問) | マニフェスト項目の扱いについて、ちょっと気が早くて恐縮ですけれども、子ども手当とか農業の戸別所得補償とか、大幅な予算額が必要な事業があるわけですけれども、それと今度各省庁から出てくる特別枠に対する要求を競わせるという趣旨かと思うのですが、そうなるとマニフェスト項目の修正というのもその中には入ってくるということ、そういう理解でよろしいんでしょうか。 |
| 答) | 子ども手当を除くマニフェスト項目、主要3項目はそのまま要求というふうにしております。 |
| 問) | 年末に原案を作る段階での査定の扱いについてということでございます。 |
| 答) | まだそこまでは見通せません。今は要求の仕方をどうするかという話をしているわけですから。これから色々あるかもしれません。 |
| 問) | 金曜日の段階で野田大臣の方から、その日の夕方までに原案を各省庁に提示したいというご発言がありまして、結果的には色々調整不足という点なのかどうなのか配付できなかったようですけれど、その辺り、官邸や党の方とどういうやりとりがあって、どの辺が調整不足、詰めきれなかった点なのかというのを改めて公式の場でご発言願えますか。 |
| 答) | 金曜日の段階で、今、おっしゃった通りでありました、ある時点までは。しかし、この組み替え基準の案文をどこで最終的にまとめるかどうか等でちょっと異動がございまして、こうなりました。ですから、本質的な部分じゃないのですが、案分は結局日曜日に大変忙しい3閣僚が会って、大体それでまとめて、今日の予算編成閣僚委員会でその案分が提示された。言ってみれば、金曜日が月曜日の朝になったということです。 |
| 問) | というと、その中身について大幅な修正があった等々ではなくて、細かい点もしくはプロセスに問題があって詰めきれなかったということですか。 |
| 答) | プロセスに問題があるのではなくて、形の上で政治主導を見せるというか、官邸、あるいは党の方のあれも噛んでいただいて、丁寧にやったと。筋としては変わっておりませんが、案文の確定が週を超えた。しかし、初めからそれで、金曜日に突然調整があって、そのままもう見通しがないという状況ではなくて、そういう見通しのもとにやった、もう既に金曜日の段階で、日曜日に再度会って固めてやろうという見通しはございましたけれど、時間がちょっと金曜日ということではなくて、外へ出たということです。 |
| 問) | 今のことで確認ですけれども、本質的な部分ではないとおっしゃっていたのですが、1兆円を超えるというところは、そうするとその金曜日の段階で決まっていたということなのでしょうか。それともそれは日曜日まで持ち越されていたのですか。 |
| 答) | 今あったのはそういうことですが、大きく言ったらそういうことなんですが、この細部の表現はもちろん変わりました。例えば、1兆円を相当程度超えるとか、その前は別の表現だったと思うのですが。そういうところは変わりました、あと何カ所か。それで対立しているとか何とかではございません。遅れた理由はさっき申し上げた通りであります。遅れたというか、丁寧にやった理由はそういうことです。27日の閣議決定にもしいけば、大体当初の想定の通りでありますので、今現在聞かれれば、前から言っている通り、スケジュール通り進んでいるということです。 |
| 問) | 細かいところの確認で恐縮ですが、一律10%の削減というのは、行政府だけではなくて裁判所や国会も対象になるのでしょうか。 |
| 答) | それは一応、予算のあれは別になっています。そこは建前は強制されない。 |
| 問) | 再度確認させて下さい。段取りについてですが、現時点では明日の閣僚委、ここで了承を得られればその日のうちに閣僚懇談会、閣僚委員会、さらにその日のうちに閣議決定と、そういう段取りで今考えていらっしゃるということでよろしいですか。 |
| 答) | 先程申し上げた通り、流れとしてはそういう想定ですが、今はっきりしているのは、明日の閣僚懇だけ、厳密に言えば。一歩一歩ですよね、尺取り虫じゃありませんけれど、明日の閣僚懇がもう決まっている。閣僚懇の内容によっては、さっき言った次のスケジュールに移行すると。全部ワンパッケージで決まっているわけじゃない。一歩一歩。 |
| 問) | しつこいようですけど、全てうまくいけば、明日中ということでよろしいですか。流れとして。 |
| 答) | そういう仮定に立てば、それは想像に難くないと思います。 |
| (以上) | |
