7月13日 野田財務大臣閣議後記者会見の概要
野田財務大臣閣議後記者会見の概要 | |
(平成22年7月13日(火曜日)) | |
| 【冒頭発言】 | |
| 私からは1点、先程総理のもとにこれからの概算要求の運び方についてご相談に参りました。結論的には官房長官と、それからせっかく政調も出来ましたので政調会長としっかりとよく相談をして進めるようにというご指示がありました。 | |
| 【質疑応答】 | |
| 問) | 民主党が参院選で敗北したことについての野田財務大臣の受け止めをお聞かせください。 |
| 答) | これは国民の審判の結果ですから、厳粛に受け止めたいというふうに思います。これから色々と政府として取り組まなければいけないことがありますけれども、今まで以上にきちっと丁寧に手順を踏んで進めるということが大事だと思います。広く各党や国民にご理解いただけるような、そういう進め方をしていきたいというふうに思います。 |
| 問) | その選挙結果を受けて、菅総理や党執行部の責任問題についてどのようにお考えですか。 |
| 答) | 特定の方の責任ということでは私はなくて、こういう厳しい時ですから党が結束して対応していくべきだろうというふうに思います。 |
| 問) | 今回民主党の獲得議席が44議席ということで、率直にその44議席にとどまった敗因について大臣はどのようにお考えでしょうか。 |
| 答) | やはりこの10カ月間の具体的な成果をきちっとお伝えしきれなかったということが一番の要因かなというふうに思います。あとは、これはもう政府の立場ですから選挙戦略的なことはあまり言及したくありませんが、もっと1人区を大事にしておくべきだったなというふうに思います。 |
| 問) | 9月に代表選挙が民主党としては予定されておられるわけですけれども、その代表選挙において現総理である菅代表とは別に対抗馬が出てくる、いわゆる出馬する、いわゆるちゃんとした選挙戦になるということが望ましいというふうにお考えになっているかどうか、そこら辺の代表選挙のあり方についてお考えがあれば伺いたいと思うのですが。 |
| 答) | 一応2年任期の節目であって、どなたか手が挙がってくればそれは選挙ということは自然だと思います。ただし6月、大変党が厳しい状況の中で議員間での投票中心でありましたけれども菅代表を決めたばかりでございますので、むしろ今の体制をしっかり支えていくということが私は筋ではないかなとは思います。 |
| 問) | 民主党の敗因の中に菅総理も消費税について言及しておりましたけれども、野田大臣としてはこの消費税のことが選挙にどのような影響を及ぼしたのかということについてと、税調会長としまして今後の消費税論議についてどのように進めていくお考えなのか、お聞かせ願えますでしょうか。 |
| 答) | 総理ご本人もこれはお認めになっていますので、影響があったことは間違いないというふうに思います。ただ、そういう影響があったとしても消費税を含む税制の抜本改革は、これはやらなければいけないことだというふうに思っていますので、これも総理とご相談しながらでありますけれども、総理ご自身も超党派の議論を呼びかけていくというお話でございますので、そういう状況を踏まえながら対応していきたいというふうに思います。 |
| 問) | 総理は選挙の前に一応年度内に消費税を含む抜本改革の制度設計ということをおっしゃっていました。昨日、枝野幹事長、今日も玄葉政調会長もあまりそこの時期にはこだわらなくていいのではないかというようなご発言がありましたが、野田大臣としてはその時期については今どのようにお考えでしょうか。 |
| 答) | 時期も使途も税率も含めてですが、これはだから各党との協議で決めていく話だと思いますので、まだこれは、それからどう呼びかけるかという段階なので現時点で言及は出来ませんが、丁寧に進めていきたいなと思います。 |
| 問) | 消費税の発言について唐突だったとか、説明が足りなかったということを総理はおっしゃられていますけれども、その説明が足りないまま選挙期間中を終えてしまったというのは一番どこに要因があるのでしょうか。もう少しほかの執行部のメンバーはじめ、そこの説明不足をフォローすることも出来たのかなと思うのですけれども、そこら辺のご見解をお聞かせください。 |
| 答) | 争点はいっぱいあったはずですが、そのことだけ特化した分、だから説明が足りないという話だと思います。本当は、争点はいっぱいあったと思います。これまでの政権の10カ月の総括をする中で成果も色々ありました。その辺の整理がされないまま選挙戦に入ったというところが敗因だったかなとは思います。 |
| 問) | 先程総理との概算要求のご相談ですけれども、中身については何らかの指示があったのかということ、それから成長戦略に充てる特別枠みたいなものを作るという報道もございますが、その辺現状どのように検討されているのかも含めてお願いします。 |
| 答) | 色々な報道があるのは承知していますけれども、中身について突っ込んだ議論はしていません。これからの進め方の話を中心にさせていただきました。成長戦略枠という話は特に今出ているわけではありません。中期財政フレームにも大方針は出ているんです。シーリングは71兆ですからね、予算の大枠、シーリング自体は。その中の組み替えをどうするかという話ですから、当然各大臣に優先順位を決めて、中期財政フレームの中にも成長戦略に資するというような項目もありますので、当然そういう配分は考えていただくということになると思います。 |
| 問) | 消費税についてなんですけれども、今回の選挙の中でも菅総理が自民党の10%を参考にするということを言っている中で、党としての議論が足りなかったとの批判があったこと、民主党の党としての議論が十分されていなくて、そこの部分の意見が固まっていなかったのではないかというのが野党から批判があったかと思います。今後消費税の議論を進めていく中で、一方で政調の方でも、党でも議論を進めようという動きがあるというお話を伺ったんですけれども、そもそも税調を置いた時の議論で一元化するというような話の趣旨、税調の趣旨と今回新たに党の中で話をしようとしているその考え方というのは一元化に反するのではないのかなというふうな、そこら辺についてどのようにお考えなのかというのが1点です。あとは、税調の方の議論ですけれども、スタートの時期、スケジュール感をどのように考えているか教えていただければと思います。 |
| 答) | 両方絡むと思いますが、消費税を含む税制の抜本改革について10%云々というのは、これはやっぱり野党第1党のお考えを示されたわけですから、それを全く参考にしないと言ってしまったら超党派の議論は出来ないわけで、そういう意味でおっしゃったと思うんです。それが一人歩きしたことは残念だなとは思います。今後は、だからそれを踏まえて党の中でも議論する場が出来ることは、私はやっぱり党内でも丁寧な議論が必要だと思いますので、党内で全く議論なしに進められる話ではないと思います。超党派の呼びかけをするにしたって、党内の丁寧な議論も必要だと思うので、その意味では政調の場でそういう議論があることは、私は好ましいと思います。そういう意見を参考にしながら政策決定は、これは税に関しては税調です。これは政策一元化ですから矛盾する話ではないと思います。政策決定はあくまで政府税調だと思います。 |
| 問) | その一元化の議論に関しては、党の要望が強過ぎる自民党の税調のあり方から、民主党内の一元化ということを唱えたと思うんですけれども、今回そのような事態にならないのか、要は2つの箇所でやってそのパワーバランスが崩れていかないのかというふうに、その点についてはどのようにご覧になっていますでしょうか。 |
| 答) | 税という本当に国民の関心事の議論を党で全くやらないというのもやっぱりおかしいだろうというふうに思います。ご議論はやっぱりいただいて、それを政府税調の場に、例えば党のしかるべき立場の人を、例えば企画委員会に入れるとかという配慮をしながら、でも政策決定は政府税調という場で行うという、そこの一線はしっかりとしていきたいと思います。 |
| 問) | 概算要求の関係ですけれども、政調も出来たことで党の方ともよく相談をしてということですが、今の時点で玄葉さんなり党の方からこれこれこういうようなふうにしてくれという何か要求が来ているのかどうか、来ているんだったらどういうことかということを教えてください。 |
| 答) | 来ていません。 |
| 問) | 今のところ、そういうのはないということですか。 |
| 答) | はい。 |
| 問) | あとスケジュール感は、7月末まで、これは変更ないというふうなイメージでいいんでしょうか。 |
| 答) | 概算要求自体、要求を出してもらうのは8月末、もう通年そうですので、それに間に合うように方針を決めていきたいと思います。 |
| 問) | 概算要求の関連ですけれども、既にシーリングという意味では71兆円以下にするというのが出来ているということで、基本的にはやはり全省庁とも今年度以下、自分のところの役所の今年度予算よりも削減していくというのが1つの基本になってくるということでいいんでしょうか。 |
| 答) | 中身はだからこの後検討させていただきたいと思います。 |
| 問) | まだそうとは言えない、そこまではまだ、そこも含めてまだ議論ということですか。 |
| 答) | これから議論をさせていただきます。 |
| 問) | 予算編成に関連してですけれども、先程総理からのご指示ということで、玄葉大臣と官房長官とよくご相談をしてというご指示だったと思うんですが、いわゆる国家戦略室、国家戦略担当大臣との予算編成における関係というのか、分担というのか、そこら辺はどういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。 |
| 答) | 財政運営戦略、中期財政フレームというのは国家戦略室中心に作っていただきました。これがもう予算の、ある程度枠を作っています。特に中期財政フレームはさっき言った71兆円の枠だとか、行政刷新会議の事業仕分けの評価結果を踏まえるとか、新成長戦略だとかマニフェストの分野を重点化するとか、あるいはペイ・アズ・ユー・ゴーとか、かなり原則を書いていただいていますので、その国家戦略室が示した大方針のもとでどうやって組み替えをしていくのかということが大事だと。その作業はさっき言った3大臣中心で調整をしていくということであります。 |
| (以上) | |
