5月10日 野田財務副大臣記者会見の概要
野田財務副大臣記者会見の概要 | |
(平成22年5月10日(月曜日)) | |
| 【冒頭発言】 | |
| まず私の方からですが、今日の11時から行われました日銀の金融政策決定会合、今日は緊急で行われましたけれども、出席をさせていただきました。議事録が公表されるまで、詳細な内容については、どんな意見交換があったかは申し上げることは出来ませんけれども、結果についてはご案内のとおりでありまして、米ドルの資金供給オペの再開をするということを決定されました。このことはECBやFED、あるいはイングランド、カナダ、スイス等の中央銀行と日銀が連携、協調しての動きであり、金融機能の円滑化の維持、そして安定化に向けて、それに資する措置だと思いますし、その迅速な対応を政府としては評価をしたいと思います。以上でございます。 | |
| 【質疑応答】 | |
| 問) | 今の副大臣の報告と関連するんですけれども、今朝方G7の共同声明が発表されたのと、あとEUの支援決定がありましたけれども、この2つに関する受け止めの方をお願いしたいと思うんですが。 |
| 答) | EUで89兆円の融資の枠を設けるとか、あるいは、EUの財務相会議、ECBの決定、IMFの措置等々、一連の国際機関とか各国のそれぞれの努力が続けて発表されたというふうに思いますが、ギリシャの危機をできるだけ波及を少なくするべく、それぞれが努力をされているということで、基本的にはその動きを歓迎していきたいと思います。 |
| 問) | 今国会の提出を目指していた財政健全化法なんですけれども、今国会への提出の可否を連休明けに先送りする形になっていたと思うんですけれど、現状の検討状況を教えていただきたいんですけれども。 |
| 答) | 大体どういう法案にするかという骨子は、当然のことながらもう準備はされています。あとは、国家戦略室を中心に中期財政フレーム、財政運営戦略をどう作るかという中身のところが定まらないと法案もなかなか進めないと思いますし、そういうものを見ながらよく判断をしていきたいと思っています。 |
| 問) | 昨日、総理公邸に財務大臣含めて関係閣僚集まりまして、例のB型肝炎の和解勧告の関係で関係閣僚の会議がありました。14日が和解勧告に応じるかどうかの期限ですけれども、財務省の立場として今回のB型肝炎の補償に対して、今の検討状況というのか、逆にその条件みたいなものを考えているものがあればお話をいただきたいと思うんですが、如何でしょうか。 |
| 答) | 昨日、日曜日ですけれども、総理を含めて関係6閣僚が集まって対応を協議したというふうに承知をしています。14日に裁判所に対する回答をすることになっていますので、その正式な回答を私は見守っていきたいと思います。財務省としてというよりは、これは政府全体の問題でございますので、その中で対応を決めていくことになると思います。 |
| 問) | 民主党の方でマニフェストの作業が進んでいると思うんですけれども、今日から企画委員会の方に研究会の案が上がって、大分分厚いものを集約するという段階に入っています。改めてなんですけれども、これからそのマニフェストを本当に細部を作り上げるに当たって、野田副大臣から見て一番大事にして欲しいこと、どういう観点からきちんと議論を詰めて欲しいかということを改めて教えて下さい。 |
| 答) | いよいよ企画委員会での調整に入ってくると思いますが、何よりも私としては、やはり財源をどう確保していくのかということで、財源の確保状況を踏まえながら何を実現していくのかというような視点でまとめていかれることが望ましいと思っています。財源確保というのも一つのマニフェストの大事な要素になると思います。 |
| 問) | 今のご発言なんですけれども、その場合、財源確保というものをマニフェストに盛り込むのが非常に重要だと。その時には、昨年の民主党の総選挙のマニフェストで言えば、いわゆる無駄の削減とか、予算の総組み替えで財源を捻出するというのがメインの考え方だったと思うんですが、今回の参議院選挙のマニフェストにおいてはそれだけではなくて、当然増税も視野にある程度方向性を示すべきではないかと、そういうようなお考えがおありになるということでしょうか。 |
| 答) | いや、抽象的な表現として、財源を確保しながら実現をしていくということを入れることが大事ではないかと思います。現時点で具体的にどの歳出削減とか、具体的にどの税目を上げるとかということを入れるという意味ではありません。内容的には将来そうなると思いますが、そういう努力をしながら、財源を確保しながら、やろうとしていることを実現していくというフレーズは絶対入れるべきではないかと思います。 |
| 問) | そういうフレーズを入れる意図というか、いわば抽象的なものを入れた方がいいということになると、本来のマニフェストの一般的な意味合いからすると、なるべく厳密的なものがより良しとされるものではないのかなと思うんですが、それでも抽象的なところがいいんだというふうに言われるその副大臣のお考えは、どこに狙いというのか目的があるんでしょうか。 |
| 答) | 「いいんだ」というか、7月までの段階はそれが限界だと思います。例えば税調の議論であるとか、あるいは今行政刷新会議の動きがありますけれども、具体的に財源をこれくらいで確保するということはまだ言えないと思います。ということは、でも、いずれはそういうことを考えてやりますよと。財源確保しながら政策を実現していくという基本姿勢は入れるべきだと。これはもうやはり今回のギリシャの問題も含めて、財政規律を守らなければ、これは政府の問題ではなくて国民生活に直結するということはよく分かったと思います。だからこそ、そういう視点は欠かしてはいけないというふうに思います。抽象的という言葉を言いましたけれど、それは1つの私は枠だろうと思います。 |
| 問) | 特別会計についてお聞きしたいのですけれど、特別会計の見直しの進捗状況についてなんですが、1月に菅大臣が各閣僚に対してそれぞれの省庁が所管している特別会計の徹底した見直しをするようにという指示をされていらっしゃいました。実際マニフェストで約束した207兆円の総予算を組み替えて財源を捻出していくという話とも関係すると思うんですが、特別会計から無駄を見直して財源を出していくという取り組みは今どうなっているのかということと、予算編成に向けて今後どういう見直しをしていくのか、それをちょっと教えていただきたいんですが。 |
| 答) | 私どもの大臣から各省にお願いをしたというところまでであって、そのフォローアップをしっかりやっていきながら、予算編成には間に合わせるようにしていきたいというふうに思います。 |
| 問) | そのフォローアップは予算編成過程の中で見ていくということになるんですか。 |
| 答) | いや、それは随時督促をするとか、お願いするということはあると思いますが。 |
| 問) | そうすると、現段階では見直しを指示したものに対しての回答というのは特に集まってはないわけですね。 |
| 答) | 今も、例えば財務省の中でも財務省の中をやっているという話ですので、そういう状況を見守りながらの対応になると思います。 |
| 問) | 先程の関連で質問なんですけれども、マニフェストに盛り込むのはやはり財源の観点は必要だということをおっしゃられたと思います。その後、いずれは増税なり何なり、その財源論は必要かと思いますが、というご発言に関してちょっとお聞きしたいんですが。 |
| 答) | 増税とかですね、歳出削減も含めてです。財源確保する時の具体的な話というのはいずれは、ということは申し上げました。 |
| 問) | 特別会計のことも含めてなんですが、つまり衆院選の無駄を省いて、予算を組み替えて、それで新たな政策の財源確保に努めるといったところというのは、そういう意味ではもう実行するのは、つまり工程表に出ていた金額を実行するのは難しいというふうにお考えなのかどうか。 |
| 答) | いや、そういうことはないです。歳出削減も去年から具体的にやり出したばかりであって、まだまだやる余地はあるだろうと思っています。その努力は怠ってはいけないと思います。別にその路線を放棄したわけではありません。 |
| 問) | ただ、逆に言うと、金額10兆を超えるような、無駄の組み替えで生み出すんだという話があったかと思うんですけれど、要は政権交代の時の工程表の数字というのは、税収も落ち込む中でというのはあるかとは思うんですけれども、それを財源として出していくというのは難しいというふうにお考えということでしょうか。 |
| 答) | そのままあの数字を持ってこられるかというと、難しくないか難しいかというと難しいと思います。でも、努力はもちろんしていくということです。 |
| 問) | そうしますと、今度の参院選でのマニフェストの書きぶりとして、昨年の衆院選のマニフェストの時のような、ああいう工程表というか、16.8兆円をどのような形で捻出するかというその張り付けをいわば修正するような形で、改めて捻出し直すということになるのか。それともそこまではなかなか捻出し切れないということになるのか。その辺は如何ですか。 |
| 答) | 企画委員会のメンバーではないので、書きぶりまでは言及出来ませんけれども、頭の中には財源論を含んでまとめていただくことになると思います。 |
| (以上) | |
