平成23(2011)年2月1日、“Variable Preference, Moral Value Judgment and Social Welfare in China and Japan”というテーマで、中国社会科学院(CASS)より財務総合政策研究所に客員研究員として招聘しているジャオ・ジージュン氏の研究発表会を行いました。また、当発表会には、共同論文執筆者である大和総研常務理事の金森俊樹氏もお招きしました。 ジャオ客員研究員は、社会厚生における絶対水準と相対水準の所得の効果を考慮したうえで、経済面から所得と所得分布が社会厚生に及ぼす影響をモデル化し、社会厚生指数を算出しました。算出結果より、日本は家庭に関る価値観を再構築し、政府予算のバランスを改善させるべきであり、中国は地域ごとの差異や、都市と地方の格差、環境保全といった改善をすべきであると提言しました。
財務総合政策研究所では、中国最大の民間シンクタンクである中国国際経済交流センター(CCIEE:China Center for International Economic Exchanges)を訪問し、両機関間における研究交流について調整を進めていくことに合意しました。また、財政部財政科学研究所、国務院発展研究センター(DRC)及び中国社会科学院(CASS)の著名な経済学者との間で、中国共産党第12次5ヵ年計画建議のポイント、中国の不動産市場の動向及び今後の財政・金融政策の方向性等について意見交換を行いました。(詳細につきましては、後日、財務総合政策研究所ホームページに掲載する予定です。)