平成22年6月8日 |
わが国財政が直面する経済社会構造の変化に関する研究 「経済社会の基調的な変化」報告書について |
財務総合政策研究所では、中長期的に持続可能な財政経済の姿と、それを実現するための政策を考えていく上で前提となる「経済社会の基調的な変化」について分析・検討することを目的として、平成22年(2010年)3月から4月にかけて、7名の講師の先生方をお招きし4回のワークショップを開催した。 このワークショップでは、座長兼総括アドバイザーとして、慶應義塾大学商学部長(財務総合政策研究所特別研究官)の樋口美雄先生のご指導をいただくとともに、アドバイザーとして株式会社大和総研専務理事チーフエコノミストの原田泰先生にもご参加いただくこととして、財務省内の希望者や財務総合政策研究所の関係者が参集し、講師の先生方のご講演に対する質疑応答や自由討論を行った。 この報告書は、平成16年(2004年)6月に、政府税制調査会の基礎問題小委員会が『わが国経済社会の構造変化の「実像」について―「量」から「質」へ、そして「標準」から「多様」へ―』を公表し、「10のキー・ファクト」によって構造変化の実像を取りまとめていることを踏まえ、それ以降の時期に財務総合政策研究所が主催した研究会やその他の研究成果を参照しつつ、4回のワークショップで分析・検討した内容について、今「10のキー・ファクト」を更新するとすればどのようなことが考えられるかを、財務総合政策研究所研究部の担当者が個人的意見にしたがって取りまとめたものである。 |
○ | 表紙、目次等(PDF:220KB) | ||||
○ | 本文 | ||||
「経済社会の基調的な変化」(PDF:2276KB) | |||||
○ | 参考資料(講演要旨・図表) | ||||
講演1 | 「経済学から見た人口減少社会(経済成長、労働、社会保障等)について」(PDF:2602KB) | ||||
加藤久和(明治大学政治経済学部教授) | |||||
講演2 | 「グローバルな資源制約と東アジアの台頭 〜持続型の長期発展径路を求めて〜」(PDF:3047KB) | ||||
杉原薫(京都大学東南アジア研究所教授) | |||||
講演3 | 「コミュニティと価値観の変化 〜都市からジモトへ」(PDF:3193KB) | ||||
鈴木謙介(関西学院大学社会学部准教授) | |||||
講演4 | 「教育・仕事・家族の関係の変化の中で若者が直面する困難について」(PDF:6755KB) | ||||
本田由紀(東京大学大学院教育学研究科教授) | |||||
講演5 | 「情報通信革命が経済・産業構造、社会生活、格差、人材活用等にもたらしている影響について」(PDF:2141KB) | ||||
砂田薫(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター主任研究員・准教授) | |||||
講演6 | 「社会的企業(social enterprise)への期待とその背景にある経済社会の変化について」(PDF:920KB) | ||||
塚本一郎(明治大学経営学部教授) | |||||
講演7 | 「技術革新や産業構造の変化につながる科学技術について」(PDF:403KB) | ||||
竹内薫(科学作家) | |||||
なお、本報告書の内容や意見は全て執筆者個人に属し、財務省あるいは財務総合政策研究所の公式見解を示すものではありません。
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