「ウズベキスタン金融財政アカデミー」(BFA: Banking and Finance Academy)は、ウズベキスタンの金融・財政・税務行政各部門の政策運営等を国際的水準に引き上げることを目的として、1996年に設立された高等教育機関です。財務総合政策研究所(財務総研)では、同国の人材育成に関する知的支援活動の一環として、BFA設立当初から、BFA第一副院長(非常勤)を推薦・派遣するとともにBFA学生の日本でのセミナーへの受入、現地での特別講義の実施など様々な支援を行っています。
林財務総研所長は、2013年3月15日(金)から3月23日(土)の日程でウズベキスタンを訪問し、アジモフ第一副首相兼財務大臣をはじめとするウズベキスタン政府の要人、ベクムラドフBFA院長やBFA修了生と面会し、日本とウズベキスタンの協力関係や財務総研のBFA支援の成果・今後の課題等について意見交換を行いました。また、BFA第一副院長たる柏木茂雄・財務総研特別研究官(慶應義塾大学大学院教授)も同行し、今年夏に東京で開催予定の「中央アジア・コーカサス夏期セミナー」への参加を希望するBFA学生の選抜面接、BFA学生に対する特別講義などを実施しました。
アジモフ第一副首相兼財務大臣からは、財務総研によるBFA支援はウズベキスタンの金融財政分野における人材育成に大きく貢献しており、ウズベキスタンの発展に寄与している旨の発言がありました。林所長からは、日本は厳しい財政状況にあることから、予算の一層の効率化が求められており、BFA支援について今後とも具体的な成果を確認していくこと、また、日本企業のウズベキスタン進出が余り進んでいないことから、ウズベキスタンにおける政策の透明性が必要であることを説明しました。
今年夏に開催を予定している中央アジア・コーカサス夏期セミナーへの参加を希望するBFA学生に対し、英語で面接を行いました。夏期セミナーで作成するポリシー・ペーパーのテーマや内容等を確認するとともに英語力を審査しました。
柏木特別研究官はウズベキスタン滞在中、2回にわたり「UZBEKISTAN and JAPAN –Learning From Each Other」というテーマで、世界経済の現状とグローバリゼーションについて、ウズベキスタンへの示唆・教訓を交えながら特別講義を行いました。
参考資料:世界日報2013年3月30日 「ウズベキスタン経済の現状と展望」
関係機関への訪問では、ウズベキスタンの経済情勢やBFAにおける人材育成の成果・今後の課題等について意見交換を行いました。
主な訪問先:
・ウズベキスタン財務省
・ウズベキスタン中央銀行
・タシケント州立経済大学(TSUE)
・アジア開発銀行(ADB)ウズベキスタン事務所
・世界銀行ウズベキスタンカントリーオフィス
・日本貿易振興機構(JETRO)タシケント事務所