財務総合政策研究所国際交流室は、2012(平成24)年7月26日から8月21日まで、「2012年度 中央アジア・コーカサス夏期セミナー」を東京にて開催しました。
本セミナーは、市場経済移行国に対する知的支援の一環として、中央アジア・コーカサス地域諸国の財務省等の若手幹部候補生を約1ヵ月間日本に受け入れ、我が国の財政・経済制度に関する知識・経験の提供を通じて、参加各国の人材育成を支援することを目的としており、2006(平成18)年度から毎年開催しているものです。
本年は、ウズベキスタン金融財政アカデミー(BFA)の学生6名の他、アゼルバイジャン、アルメニア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン及びトルクメニスタンの財務省職員等、計7ヵ国15名が参加し、講義やポリシー・ペーパーの作成等セミナー全般を通じて、活発な議論を交わすとともに、積極的に知識の習得に努めていました。
セミナーの概要は、以下のとおりです。
財政・税制・国際経済等の幅広い分野における日本の諸政策及び経済活動の経験を伝えることを目的とし、財務省及び関係諸機関の実務担当者のほか、経済・財政等の各分野の研究者及び専門家による政策講義を実施しました。また、日本についての理解を深めてもらうことを目的とし、日本の文化・歴史・社会について、各分野の研究者及び専門家による一般講義を実施しました。
日本銀行、日本政策金融公庫、東京上野税務署等の財政・金融関連諸機関等において、実務等に関する講義が行われました。また、関西視察では、造幣局や民間企業を訪問し、日本経済についての理解を深めました。
各参加者が、自国の経済情勢及び諸問題について発表、議論を行い、参加国間の情報交換や相互理解を深めました。
【カントリー・レポート報告風景】
各参加者は、財政・税制・金融・国際経済の分野において自国が抱えている諸問題の中から設定したテーマについて、各分野の有識者によるグループ指導の下で研究を行い、講義内容も踏まえたポリシー・ペーパーを作成しました(下記参照)。また、セミナーの最後の2日間において、全参加者が各自のポリシー・ペーパーについてプレゼンテーションを行いました。