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国際開発金融機関の主要出資国による共同声明(請求払資本に係る取組) の公表について

国際開発金融機関(MDBs)の主要出資国により、請求払資本に係る取組に関する共同声明が公表されました。本声明の概要は以下の通りです。

  • MDBsの自己資本に関する G20 独立レビュー(以下、「G20 CAF レビュー」)は、既存資本の活用や革新的な手段の追求により、MDB の財務能力を高めるための提言を提供。MDBs はいくつかの提言を実施したことにより、資金調達能力を既に大幅に向上させた。
  • G20 CAF レビューは、出資国がMDBに応募している、MDBが財務義務を果たすのが困難になるといった極めて限定的な事態に請求が可能な請求払資本に関する手順の明確化に価値があると認識。
  • この半年間、MDB の主要な出資国は、MDBsとともに、請求払資本の対応手順を明確にした。この取組を通じて、MDBsは、請求がいかに発生しにくいかを示すとともに、我々出資国は、万が一請求が必要となった場合に対応できる出資国の強力な能力や法的基盤を示した。
  • 今回の取組を踏まえ、我々は、MDBsや専門家との協力の下、この取組の結果に関する外部への働きかけやMDBの財務政策に請求払資本の価値を反映する方法の検討を含む、さらなる取り組みの余地があると考えている。

本声明への鈴木俊一財務大臣のコメント(以下、仮訳)は以下です。

「日本は、G20による国際開発金融機関(MDBs)の自己資本の十分性に関する枠組の独立レビュー(CAFレビュー)の提言に沿い、請求払資本の価値を明らかにするための今回の重要な取組の進捗を称賛します。MDBsの主要出資国として、日本は、請求払資本に係るコミットメントを堅持するとともに、今回の取組に基づき、請求払資本の価値がさらにMDBsの財務能力に反映されるように、全てのステークホルダーに議論の継続を要請します。」


共同声明(PDF:45KB)