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国の財務書類について

企業会計の考え方を活用して国の財政状況を開示する「国の財務書類」が作成されています。これにより、一般会計と特別会計を合わせた国全体のフローとストックの財政状況等を民間企業を見るのと同じ感覚で一覧することができます。

国の貸借対照表〔一般会計と特別会計を合わせた国のストックの財政状況〕

(平成17年度末)

(単位:兆円)

<資産の部> <負債の部>
現金・預金 34.8 政府短期証券 59.4
有価証券 84.1 公債 627.0
未収金等 16.4 借入金 22.5
貸付金 246.0 預託金 86.0
運用寄託金 83.0 公的年金預り金 147.6
貸倒引当金 △2.1 退職給付引当金等 15.5
有形固定資産 176.5 その他の負債 22.9
無形固定資産 0.2 負債合計 981.0
出資金 47.4 <資産・負債差額の部>
その他の資産 4.0 資産・負債差額 △290.5
資産合計 690.5 負債及び資産・負債差額合計 690.5

(平成18年度末)

(単位:兆円)

<資産の部> <負債の部>
現金・預金 37.5 政府短期証券 65.5
有価証券 91.2 公債 651.5
未収金等 15.3 借入金 23.1
貸付金 217.2 預託金 58.3
運用寄託金 96.6 公的年金預り金 144.8
貸倒引当金 △1.9 退職給付引当金等 14.9
有形固定資産 178.2 その他の負債 23.1
無形固定資産 0.3 負債合計 981.2
出資金 65.6 <資産・負債差額の部>
その他の資産 4.0 資産・負債差額 △277.3
資産合計 703.9 負債及び資産・負債差額合計 703.9

(注1)会計基準の変更について

市場価格のない出資金等の計上方法については、平成18年度より、「出資累計額」から「出資先法人の純資産額」に変更しており、資産合計等を単純に平成17年度と比較することはできません。

(注2)平成18年度末の貸借対照表では「資産・負債差額」が△277.3兆円となっていますが、資産への計上額には道路や河川等といった売却が考えられない資産が相当程度含まれており、将来の国民の負担となる債務としては、基本的に将来世代が税負担により償還することとなる普通国債残高(平成17年度末は約527兆円、平成18年度末は約534兆円)が1つの目安です。

国の行政コスト〔一般会計と特別会計を合わせた国のフローの財政状況〕

国の行政コスト〔一般会計と特別会計を合わせた国のフローの財政状況〕
@人件費

職員の給料、退職給付引当金繰入額等

A事務費

庁費、公債事務取扱費、諸経費等

B年金・政管健保給付費等

厚生年金保険給付費、基礎年金給付費、政管健保給付費等

C補助金等

地方公共団体等への補助金、独立行政法人等への運営費交付金、委託費等

D地方交付税交付金等

地方交付税交付金、地方譲与税譲与金等

E減価償却費
F利払費
Gその他

貸倒引当金繰入額、労災や地震再保険への責任準備金繰入額等

(注1)発生主義ベースであるため、公共事業費や施設費に代わって減価償却費が計上されます。また、企業の借入金の返済に相当する国債等の債務償還費(平成17年度:180.0兆円、平成18年度:211.6兆円)は計上されません。

(注2)業務費用の対GDP比は、平成17年度は24.33%、平成18年度は23.87%となっています。


(参考)国のフローにおける「総額」と「純計」と「企業会計」ベースの違い(平成18年度決算)

一般会計と特別会計を合わせた平成18年度決算の歳出総額は、総額ベースで532.0兆円、純計ベースで250.9兆円となっていますが、それらと企業会計ベースでみた国の財政規模(2ページの業務費用)の関係のイメージは以下のようになっています。

(参考)「総額」と「純計」と「企業会計」ベースの違い(平成16年度決算)のイメージ

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