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報道発表

平成28年2月8日

財務省

平成27年12月中 国際収支状況(速報)の概要

I 経常収支

経常収支の内訳
 金 額前年同月比
貿易・サービス収支 174億円 +7,578億円 (黒字転化)
 貿易収支 1,887億円 +5,708億円 (黒字転化)
 輸出 6兆2,477億円 ▲8,378億円 (▲11.8%減少)
輸入 6兆  590億円 ▲1兆4,086億円 (▲18.9%減少)
サービス収支 ▲1,713億円 +1,870億円 (赤字幅縮小)
第一次所得収支 1兆  122億円 ▲548億円 (黒字幅縮小)
第二次所得収支 ▲689億円 +318億円 (赤字幅縮小)
経常収支 9,607億円 +7,348億円 (黒字幅拡大)

「経常収支」は、「貿易・サービス収支」が黒字転化したこと等から、平成26年7月以降18か月連続の黒字となった。

1.貿易・サービス収支:174億円の黒字(前年同月比+7,578億円 黒字転化)

「貿易収支」が黒字転化し、「サービス収支」が赤字幅を縮小したことから、「貿易・サービス収支」は、黒字転化した。

(1) 貿易収支:1,887億円の黒字(前年同月比+5,708億円 黒字転化)

原油の輸入額が減少したこと等から、「貿易収支」は黒字転化した。

  1. 輸 出:6兆2,477億円(前年同月比▲8,378億円[▲11.8%]減少)
    前年同月比で4か月連続の減少。

  2. 輸 入:6兆590億円(前年同月比▲1兆4,086億円[▲18.9%]減少)
    前年同月比で12か月連続の減少。

[参考1] 平成27年12月分貿易統計(通関ベース:財務省関税局1月28日付公表)

(1) 輸出:6兆3,382億円(確報値:前年同月比▲5,536億円[▲8.0%]減少、数量:同▲4.4%減少)

  1. 「商品別」では、鉄鋼(同▲1,009億円[▲26.8%])、有機化合物(同▲571億円[▲25.6%])、鉱物性燃料(同▲502億円[▲41.4%])等が減少。

  2. 「主要地域別」では、対アジアNIEs(同▲1,810億円[▲12.2%])等が減少。

(2) 輸入:6兆1,979億円(9桁速報値:前年同月比▲1兆3,595億円[▲18.0%]減少、数量:同▲5.0%減少)

  1. 「商品別」では、原粗油(同▲5,159億円[▲46.7%]、数量:同▲6.7%)、液化天然ガス(同▲3,633億円[▲45.6%]、数量:同▲2.2%)等が減少。

  2. 「主要地域別」では、対中東(同▲5,265億円[▲42.7%])等が減少。

[参考2] 原油価格(石油連盟)

  1. ドルベース:43.51米ドル/バレル(前年同月比▲44.9%)

  2. 円ベース:33,570円/キロリットル(前年同月比▲42.9%)

(2) サービス収支:▲1,713億円の赤字(前年同月比+1,870億円 赤字幅縮小)

「旅行収支」が平成8年以降12月として過去最大となったこと等から、「サービス収支」は赤字幅を縮小した。

[参考3] 訪日外国人旅行者数(12月):1,773,100人(前年同月比+43.4%)12月として過去最高

出国日本人数(12月):1,346,500人(前年同月比▲3.7%)

(出典:日本政府観光局(JNTO))

2.第一次所得収支:1兆122億円の黒字(前年同月比▲548億円[▲5.1%]黒字幅縮小)

「証券投資収益」が減少したこと等から、「第一次所得収支」は黒字幅を縮小したものの、昭和60年以降12月として過去2番目の黒字となった。

経常収支の推移
経常収支の推移(季節調整値)

II 金融収支

金融収支の内訳
 12 月前 月
直接投資 1兆2,820億円 1兆2,159億円
証券投資 7,398億円 1兆8,104億円
 株式・投資ファンド持分 1兆  188億円 2,510億円
中長期債 1兆5,545億円 8,943億円
短期債 ▲1兆8,335億円 6,651億円
金融派生商品 3,169億円 ▲472億円
その他投資 ▲7,949億円 ▲5,057億円
外貨準備 ▲1,516億円 2,740億円
金融収支 1兆3,921億円 2兆7,474億円

12月中においては、「直接投資」において純資産が増加したこと等から、「金融収支」は純資産が1兆3,921億円増加した。

1.金融収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:1兆4,349億円の資産増

本邦企業による海外子会社の増資引受け等がみられ、資産増(実行超)となった。

(2) 対外株式・投資ファンド持分投資:5,711億円の資産増

投資信託委託会社等が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

(3) 対外中長期債投資:7,854億円の資産増

生命保険会社が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

2.金融収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:1,529億円の負債増

本邦企業による海外子会社からの借入等がみられ、負債増(実行超)となった。

(2) 対内株式・投資ファンド持分投資:▲4,477億円の負債減

電気機器等の業種において売り越しとなったこと等から、負債減(処分超)となった。

(3) 対内中長期債投資:▲7,691億円の負債減

中長期国債が売り越しとなったこと等から、負債減(処分超)となった。

[参考4] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)

121.84円/米ドル(前年同月:119.40円/米ドル、前年同月比2.0%の円安)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート)

132.52円/ユーロ(前年同月:147.14円/ユーロ、前年同月比9.9%の円高)

問い合わせ先

国際局為替市場課
 電話03-3581-4111 内線2860、2888