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報道発表

平成27年7月8日

財務省

平成27年5月中 国際収支状況(速報)の概要

I 経常収支

経常収支の内訳
 金 額前年同月比
貿易・サービス収支 564億円 +7,939億円 (黒字転化)
 貿易収支 ▲473億円 +6,514億円 (赤字幅縮小)
 輸出 5兆7,072億円 ▲79億円 (▲ 0.1%減少)
輸入 5兆7,545億円 ▲6,593億円 (▲10.3%減少)
サービス収支 1,037億円 +1,425億円 (黒字転化)
第一次所得収支 2兆 130億円 +5,541億円 (黒字幅拡大)
第二次所得収支 ▲1,885億円 +200億円 (赤字幅縮小)
経常収支 1兆8,809億円 +1兆3,680億円 (黒字幅拡大)

「経常収支」は、「貿易・サービス収支」が黒字転化し、「第一次所得収支」が黒字幅を拡大したこと等から、黒字幅を拡大し、平成26年7月以降11か月連続の黒字となった。

1. 貿易・サービス収支:564億円の黒字(前年同月比+7,939億円 黒字転化)

「貿易収支」が赤字幅を縮小し、「サービス収支」が黒字転化したことから、「貿易・サービス収支」は、黒字転化した。

(1) 貿易収支:▲473億円の赤字(前年同月比+6,514億円 赤字幅縮小)

原油価格が対前年比で低下したこと等により輸入額が減少したことから、貿易収支は赤字幅を縮小した。

  1. 輸 出:5兆7,072億円(前年同月比▲79億円[▲0.1%]減少)
    前年同月比で27か月ぶりの減少。

  2. 輸 入:5兆7,545億円(前年同月比▲6,593億円[▲10.3%]減少)
    前年同月比で5か月連続の減少。

[参考1] 平成27年5月分貿易統計(通関ベース:財務省関税局6月29日付公表)

(1) 輸出:5兆7,403億円(確報値:前年同月比+1,343億円[+2.4%]増加)

  1. 「商品別」では、半導体等電子部品(同+336億円[+11.8%])、船舶(同+304億円[+37.1%])等が増加。一方、鉄鋼(同▲217億円[▲6.7%])等が減少。

  2. 「主要地域別」では、対米国(同+751億円[+7.4%])、対アジアNIEs(同+741億円[+6.0%])等が増加。

(2) 輸入:5兆9,575億円(9桁速報値:前年同月比▲5,657億円[▲8.7%]減少)

  1. 「商品別」では、原粗油(同▲2,991億円[▲31.6%];数量は+7.7%)、液化天然ガス(同▲2,487億円[▲44.1%];数量は▲11.4%)等が減少。

  2. 「主要地域別」では、対中東(同▲3,869億円[▲35.1%])等が減少。

[参考2] 原油価格(石油連盟)

  1. ドルベース:59.23米ドル/バレル(前年同月比▲45.8%)

  2. 円ベース:44,504円/キロリットル(前年同月比▲36.5%)

(2) サービス収支:1,037億円の黒字(前年同月比+1,425億円 黒字転化)

「知的財産権等使用料」が過去最大の黒字となったほか、「旅行収支」が黒字幅を拡大したこと等から、「サービス収支」は黒字転化した。

[参考3] 訪日外国人旅行者数(5月):1,641,800人(前年同月比+49.6%)5月として過去最高

出国日本人数(5月):1,250,000人(前年同月比▲2.4%)

(出典:日本政府観光局(JNTO))

2. 第一次所得収支:2兆130億円の黒字(前年同月比+5,541億円[+38.0%] 黒字幅拡大)

直接投資収益が増加したこと等から、「第一次所得収支」の黒字幅は拡大し、黒字額は5月として過去最大となった。

経常収支の推移
経常収支の推移(季節調整値)

II 金融収支

金融収支の内訳
 5 月前 月
直接投資 1兆9,830億円 1兆   850億円
証券投資 1兆      2億円 ▲4兆7,048億円
 株式・投資ファンド持分 ▲4,864億円 ▲9,052億円
中長期債 3兆5,604億円 ▲2兆6,112億円
短期債 ▲2兆 739億円 ▲1兆1,885億円
金融派生商品 3,057億円 ▲544億円
その他投資 1,517億円 4兆3,530億円
外貨準備 1,884億円 ▲301億円
金融収支 3兆6,290億円 6,486億円

5月中においては、「直接投資」や「中長期債」を中心とした「証券投資」において純資産が増加したことから、金融収支は純資産が3兆6,290億円増加した。

1. 金融収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:2兆757億円の資産増

本邦企業による海外企業の買収等がみられ、資産増(実行超)となった。

(2) 対外株式・投資ファンド持分投資:9,851億円の資産増

投資信託委託会社等が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

(3) 対外中長期債投資:3兆3,202億円の資産増

銀行等(銀行勘定)が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

2. 金融収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:927億円の負債増

海外企業による本邦企業への出資等がみられ、負債増(実行超)となった。

(2) 対内株式・投資ファンド持分投資:1兆4,715億円の負債増

電気機器等の業種において買い越しとなり、負債増(取得超)となった。

(3) 対内中長期債投資:▲2,403億円の負債減

中長期国債が売り越しとなったこと等により、負債減(処分超)となった。

[参考4] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)

120.74円/米ドル(前年同月:101.79円/米ドル、前年同月比18.6%の円安)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート)

134.84円/ユーロ(前年同月:139.77円/ユーロ、前年同月比3.5%の円高)

問い合わせ先

国際局為替市場課
 電話03-3581-4111 内線2860、2888