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報道発表

平成26年11月11日

財務省

平成26年度上期中 国際収支状況(速報)の概要

ローマ数字1 経常収支

経常収支の内訳
 金額前年同期比
貿易・サービス収支
▲6兆2,125億円▲7,598億円
(赤字幅拡大)
 
貿易収支
▲4兆3,974億円▲6,456億円
(赤字幅拡大)
  
輸出
36兆1,668億円+1兆8,959億円
(+5.5%増加)
  
輸入
40兆5,641億円+2兆5,415億円
(+6.7%増加)
 
サービス収支
▲1兆8,152億円▲1,142億円
(赤字幅拡大)
第一次所得収支
9兆1,487億円+1,304億円
(黒字幅拡大)
第二次所得収支
▲9,122億円▲4,276億円
(赤字幅拡大)
経常収支
2兆  239億円▲1兆  571億円
(黒字幅縮小)

「経常収支」は、「第一次所得収支」が黒字幅を拡大した一方、「貿易・サービス収支」が赤字幅を拡大したこと等から、前年同期比では黒字幅を縮小したものの、2半期ぶりに黒字となった。

1.貿易・サービス収支:▲6兆2,125億円の赤字(前年同期比▲7,598億円 赤字幅拡大)

「貿易収支」及び「サービス収支」がともに赤字幅を拡大したことから、「貿易・サービス収支」は、赤字幅を拡大した。

(1) 貿易収支:▲4兆3,974億円の赤字(前年同期比▲6,456億円 赤字幅拡大)

金属加工機械や自動車を中心に輸出が増加したものの、液化天然ガスや半導体等電子部品を中心とした輸入の増加が上回ったことから、貿易収支は赤字幅を拡大した。

  • 輸 出:36兆1,668億円(前年同期比+1兆8,959億円[+5.5%]増加)
    前年同期比で3期連続の増加(前期:+14.7%増)。

  • 輸 入:40兆5,641億円(前年同期比+2兆5,415億円[+6.7%]増加)
    前年同期比で9期連続の増加(前期:+24.4%増)。

    [参考1] 平成26年度上半期分貿易統計(通関ベース:財務省関税局10月30日付公表)

    (1) 輸出:35兆8,962億円(確報値:前年同期比+5,851億円[+1.7%]増加)

    1. 「主要地域別」では、対EU(同+2,748億円 [+7.9%])、対中国(同+2,354億円 [+3.7%])等が増加。

    2. 「商品別」では、金属加工機械(同+1,483億円 [+26.8%])、自動車(同+1,366億円[+2.6%])、科学光学機器(同+838億円 [+7.5%])等が増加。

    (2) 輸入:41兆3,286億円(9桁速報値:前年同期比+1兆211億円[+2.5%]増加)

    1. 「主要地域別」では、対中国(同+2,496億円[+2.8%])、対米国(同+2,160億円[+6.2%])等が増加。

    2. 「商品別」では、液化天然ガス(同+2,934億円[+8.7%];数量は+3.7%)、半導体等電子部品(同+1,041億円[+8.1%])等が増加。 一方、原粗油(同▲2,389億円[▲3.5%];数量は▲8.9%)等が減少。

    [参考2]原油価格(石油連盟)

    1. ドルベース:109.51米ドル/バレル(前年同期比+1.7%)

    2. 円ベース:70,630円/キロリットル(前年同期比+5.9%)

    (2) サービス収支:▲1兆8,152億円の赤字(前年同期比▲1,142億円 赤字幅拡大)

    「知的財産権等使用料」の受取が過去最大(1兆8,388億円)となったほか、「旅行収支」の赤字幅が過去最少となった(いずれも平成8年以降)一方、「通信・コンピュータ・情報サービス」の支払が増加したこと等から、「サービス収支」は赤字幅を拡大した。

    [参考3]訪日外国人旅行者数(26年度上期):6,862,703人(前年同期比+25.3%)
    出国日本人数(26年度上期):8,482,838人(前年同期比▲2.0%)
    (出典:日本政府観光局(JNTO))

     

    2.第一次所得収支:9兆1,487億円の黒字(前年同期比+1,304億円[+1.4%] 黒字幅拡大)

    証券投資に係る配当金の支払増加等により証券投資収益が減少したものの、直接投資に係る配当金・配分済支店収益等の受取増加等により直接投資収益が増加したことから、「第一次所得収支」の黒字幅は拡大し、半期として過去最大となった(昭和60年以降)。

     

     

    経常収支の推移

     

    ローマ数字2 金融収支

    金融収支の内訳
     当期前期
    直接投資
    5兆2,301億円5兆4,012億円
    証券投資
    5兆7,455億円▲9兆7,064億円
     
    株式・投資ファンド持分
    2兆1,244億円▲6兆1,637億円
     
    中長期債
    2兆1,655億円▲1,062億円
     
    短期債
    1兆4,557億円▲3兆4,365億円
    金融派生商品
    8,352億円1兆  246億円
    その他投資
    ▲7兆3,855億円▲1兆7,424億円
    外貨準備 
    1,083億円8,913億円
    金融収支
    4兆5,336億円▲4兆1,317億円


       26年度上期中においては、「その他投資」において純資産が減少したものの、「直接投資」や「中長期債」を中心とした「証券投資」において純資産が増加したこと等から、金融収支は純資産が4兆5,336億円増加した。

    1.金融収支・資産(居住者による投資)

    (1) 対外直接投資:5兆6,026億円の資産増

    本邦企業による海外子会社の増資引受け等がみられ、資産増(実行超)となった。

    (2) 対外株式・投資ファンド持分投資:4兆5,080億円の資産増

    投資信託委託会社等が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

    (3) 対外中長期債投資:10兆1,250億円の資産増

    生命保険会社が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

    2.金融収支・負債(非居住者からの投資)

    (1) 対内直接投資:3,725億円の負債増

    海外親会社による本邦子会社への出資等がみられ、負債増(実行超)となった。

    (2) 対内株式・投資ファンド持分投資:2兆3,836億円の負債増

    電気機器等の業種において買い越しとなり、負債増(実行超)となった。

    (3) 対内中長期債投資:7兆9,595億円の負債増

    中長期国債が買い越しとなったこと等により、負債増(取得超)となった。

    [参考4]ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の期中平均レート)
        103.00円/米ドル(前年同期:98.84円/米ドル、前年同期比4.2%の円安)

    ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの期中平均レート)
        138.90円/ユーロ(前年同期:129.97円/ユーロ、前年同期比6.9%の円安)

     

    問い合わせ先

    国際局為替市場課
     電話03-3581-4111 内線2860、2888