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報道発表

平成26年8月8日

財務省

平成26年上半期中 国際収支状況(速報)の概要

T 経常収支

経常収支の内訳
 金額前年同期比
貿易・サービス収支
▲7兆6,904億円 ▲2兆8,273億円 
(赤字幅拡大)
 
貿易収支
▲6兆1,124億円  ▲2兆6,855億円 
(赤字幅拡大)
  
輸出
35兆7,627億円  +2兆6,724億円 
(+8.1%増加)
  
輸入
41兆8,752億円  +5兆3,579億円 
(+14.7%増加)
 
サービス収支
▲1兆5,780億円  ▲1,418億円
(赤字幅拡大)
第一次所得収支
8兆3,226億円  ▲3,652億円
(黒字幅縮小)
第二次所得収支
▲1兆1,397億円  ▲6,281億円
(赤字幅拡大)
経常収支
▲5,075億円  ▲3兆8,206億円
(赤字転化)

「貿易・サービス収支」が赤字幅を拡大したことに加え、「第一次所得収支」が黒字幅を縮小し、「第二次所得収支」が赤字幅を拡大したことから、経常収支は赤字転化した。

1.貿易・サービス収支

▲7兆6,904億円の赤字(前年同期比▲2兆8,273億円 赤字幅拡大)

「貿易収支」及び「サービス収支」がともに赤字幅を拡大したことから、「貿易・サービス収支」は、赤字幅を拡大した。

(1) 貿易収支

▲6兆1,124億円の赤字(前年同期比▲2兆6,855億円 赤字幅拡大)

自動車や科学光学機器を中心に輸出が増加したものの、液化天然ガスや原粗油を中心とした輸入の増加が上回ったことから、貿易収支は赤字幅を拡大した。

  1. 輸出:35兆7,627億円(前年同期比+2兆6,724億円[+8.1%]増加)
    前年同期比で3期連続の増加(前期:+15.1%増)。

  2. 輸入:41兆8,752億円(前年同期比+5兆3,579億円[+14.7%]増加)
    前年同期比で9期連続の増加(前期:+22.5%増)。

[参考1] 平成26年上半期分貿易統計(通関ベース:財務省関税局7月30日付公表)

(1) 輸出:35兆507億円(確報値:前年同期比+1兆990億円[+3.2%]増加)

  1. 「主要地域別」では、対中国(同+4,965億円 [+8.5%])、対EU(同+4,168億円 [+12.6%])等が増加。

  2. 「商品別」では、自動車(同+2,228億円 [+4.5%])、科学光学機器(同+864億円[+8.2%])、プラスチック(同+809億円 [+7.5%])等が増加。

(2) 輸入:42兆6,501億円(9桁速報値:前年同期比+3兆8,858億円[+10.0%]増加)

  1. 「主要地域別」では、対中国(同+1兆1,382億円[+14.0%])、対ASEAN(同+5,388億円[+9.7%])等が増加。

  2. 「商品別」では、液化天然ガス(同+4,054億円[+11.6%];数量は+2.0%)、原粗油(同+3,553億円[+5.1%];数量は▲3.4%)、半導体等電子部品(同+3,223億円[+29.4%])等が増加。

[参考2]原油価格(石油連盟)

  1. ドルベース:110.65米ドル/バレル(前年同期比▲0.1%)

  2. 円ベース:71,512円/キロリットル(前年同期比+8.8%)

(2) サービス収支

▲1兆5,780億円の赤字(前年同期比▲1,418億円 赤字幅拡大)

知的財産権等使用料の収支が過去最大の黒字(+7,855億円)となった。ただし、「サービス収支」全体では、「その他サービス収支」が赤字幅を拡大したことから、赤字幅を拡大した。なお、「旅行収支」は受取が過去最大(8,734億円)となったことにより赤字幅を縮小した。

[参考3]訪日外国人旅行者数(26年上半期):6,260,400人(前年同期比+26.4%)
出国日本人数(26年上半期):8,016,200人(前年同期比▲2.9%)
(出典:日本政府観光局(JNTO))

 

2.第一次所得収支

8兆3,226億円の黒字(前年同期比▲3,652億円[▲4.2%] 黒字幅縮小)

証券投資に係る債券利子の受取増加等により証券投資収益が増加したものの、直接投資に係る配当金・配分済支店収益の受取が、大きな伸びを記録した前年同期(+9,891億円[+54.3%])と比べ減少したこと等により、直接投資収益が減少したことから、第一次所得収支の黒字幅は縮小した。 

 

3.第二次所得収支

▲1兆1,397億円の赤字(前年同期比▲6,281億円 赤字幅拡大)

まとまった経常移転の支払が見られたことから、第二次所得収支の赤字幅は拡大した。

 

経常収支の推移

 

U 金融収支

金融収支の内訳
 当期前期
直接投資
4兆1,493億円 7兆8,323億円
証券投資
▲1兆818億円 ▲6,052億円
 
株式・投資ファンド持分
1兆9,830億円 ▲8兆4,240億円
 
中長期債
▲1兆2,586億円 8兆9,780億円
 
短期債
▲1兆8,062億円 ▲1兆1,592億円
金融派生商品
8,729億円 7,727億円
その他投資
▲5兆3,686億円 ▲10兆4,262億円
外貨準備 
4,540億円 2兆6,922億円
金融収支
▲9,742億円 2,658億円

   26年上半期中においては、「直接投資」において純資産が増加したものの、「その他投資」において純資産が減少したこと等から、金融収支は純資産が▲9,742億円減少した。

1.金融収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資

4兆6,580億円の資産増

本邦企業による海外子会社の増資引受け等がみられ、資産増(実行超)となった。

(2) 対外株式・投資ファンド持分投資

1兆124億円の資産増

投資信託委託会社等が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

(3) 対外中長期債投資

6,368億円の資産増

金融商品取引業者が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

2.金融収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資

5,087億円の負債増

海外親会社による本邦子会社への出資等がみられ、負債増(実行超)となった。

(2) 対内株式・投資ファンド持分投資

▲9,706億円の負債減

銀行業等の業種において売り越しとなり、負債減(処分超)となった。

(3) 対内中長期債投資

1兆8,955億円の負債増

中長期国債が買い越しとなったこと等により、負債増(取得超)となった。

[参考4]ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の期中平均レート)
    102.45円/米ドル(前年同期:95.70円/米ドル、前年同期比7.1%の円安)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの期中平均レート)
   140.40円/ユーロ(前年同期:125.55円/ユーロ、前年同期比11.8%の円安)

 

問い合わせ先

国際局為替市場課
 電話03-3581-4111 内線2860、2888