現在位置 : トップページ > 国際政策 > 関連資料・データ > 国際収支状況 > 速報 > 平成26年度中 国際収支状況(速報)の概要

報道発表

平成27年5月13日

財務省

平成26年度中 国際収支状況(速報)の概要

I 経常収支

経常収支の内訳
 金 額前年度比
貿易・サービス収支 ▲9兆3,810億円 +5兆  825億円 (赤字幅縮小)
 貿易収支 ▲6兆5,708億円 +4兆4,479億円 (赤字幅縮小)
 輸出 75兆6,132億円 +5兆8,622億円 (+8.4%増加)
輸入 82兆1,839億円 +1兆4,142億円 (+1.8%増加)
サービス収支 ▲2兆8,102億円 +6,346億円 (赤字幅縮小)
第一次所得収支 19兆1,369億円 +1兆7,549億円 (黒字幅拡大)
第二次所得収支 ▲1兆9,459億円 ▲4,988億円 (赤字幅拡大)
経常収支 7兆8,100億円 +6兆3,385億円 (黒字幅拡大)

「経常収支」は、「貿易・サービス収支」が赤字幅を縮小し、「第一次所得収支」が黒字幅を拡大したことから、黒字幅を拡大した。

1. 貿易・サービス収支:▲9兆3,810億円の赤字(前年度比+5兆825億円 赤字幅縮小)

「貿易収支」及び「サービス収支」がともに赤字幅を縮小したことから、「貿易・サービス収支」は、赤字幅を縮小した。

(1) 貿易収支:▲6兆5,708億円の赤字(前年度比+4兆4,479億円 赤字幅縮小)

海外景気の緩やかな回復等を背景に輸出額が持ち直してきていることや、原油価格の下落にも関わらず原油の輸入量が減少したこと等から、貿易収支は赤字幅を縮小した。

  1. 輸 出:75兆6,132億円(前年度比+5兆8,622億円[+8.4%]増加)
    前年度比で2年連続の増加(前年度:+12.1%増)。

  2. 輸 入:82兆1,839億円(前年度比+1兆4,142億円[+1.8%]増加)
    前年度比で5年連続の増加(前年度:+19.7%増)。

[参考1] 平成26年度分貿易統計(通関ベース:財務省関税局4月28日付公表)

(1) 輸出:74兆6,703億円(確報値:前年度比+3兆8,139億円[+5.4%]増加)

  1. 「商品別」では、自動車(同+5,735億円 [+5.4%])、金属加工機械(同+2,820億円 [+24.8%])、半導体等電子部品(同+2,348億円 [+6.6%])等が増加。

  2. 「主要地域別」では、対米国(同+1兆56億円 [+7.6%])、対アジアNIEs(同+8,527億円 [+5.5%])等が増加。。

(2) 輸入:83兆8,099億円(9桁速報値:前年度比▲8,030億円[▲0.9%]減少)

  1. 「商品別」では、原粗油(同▲2兆9,674億円[▲20.0%];数量は▲9.6%)、石炭(同▲3,051億円[▲13.0%])等が減少。一方、液化天然ガス(同+4,343億円[+5.9%];数量は+1.5%)等が増加。

  2. 「主要地域別」では、対中東(同▲2兆3,858億円[▲14.6%])等が減少。一方、対中国(同+6,000億円[+3.2%])等が増加。

[参考2] 原油価格(石油連盟)

  1. ドルベース:90.36米ドル/バレル(前年度比▲17.9%)

  2. 円ベース:61,272円/キロリットル(前年度比▲11.5%)

(2) サービス収支:▲2兆8,102億円の赤字(前年度比+6,346億円 赤字幅縮小)

「旅行収支」が昭和34年度以来55年ぶりの黒字となった。また、「知的財産権等使用料」が過去最大の黒字(平成8年度以降)となったこと等から、「サービス収支」は赤字幅を縮小した。

[参考3] 訪日外国人旅行者数(26年度):14,670,272人(前年度比+33.6%)過去最高

出国日本人数(26年度):16,675,972人(前年度比▲3.5%)

(出典:日本政府観光局(JNTO))

2. 第一次所得収支:19兆1,369億円の黒字(前年度比+1兆7,549億円[+10.1%] 黒字幅拡大)

直接投資収益が増加したことに加え、証券投資収益も増加したことから、「第一次所得収支」の黒字幅は拡大し、過去最大となった(昭和60年度以降)。

経常収支の推移

II 金融収支

金融収支の内訳
 26 年 度前 年 度
直接投資 12兆6,974億円 13兆9,240億円
証券投資 5兆  166億円 ▲20兆9,881億円
 株式・投資ファンド持分 6兆8,578億円 ▲14兆9,862億円
中長期債 1兆  300億円 ▲3兆2,107億円
短期債 ▲2兆8,713億円 ▲2兆7,912億円
金融派生商品 4兆5,280億円 3兆1,768億円
その他投資 ▲8兆7,848億円 ▲2兆5,567億円
外貨準備 2,920億円 4兆6,891億円
金融収支 13兆7,492億円 ▲1兆7,549億円

26年度中においては、「直接投資」や「株式・投資ファンド持分」を中心とした「証券投資」において純資産が増加したこと等から、金融収支は純資産が13兆7,492億円増加した。

1. 金融収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:13兆6,392億円の資産増

本邦企業による海外企業の増資引受け等がみられ、資産増(実行超)となった。

(2) 対外株式・投資ファンド持分投資:13兆2,291億円の資産増

投資信託委託会社等が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

(3) 対外中長期債投資:14兆7,650億円の資産増

金融商品取引業者が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

2. 金融収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:9,419億円の負債増

海外企業による本邦企業への出資等がみられ、負債増(実行超)となった。

(2) 対内株式・投資ファンド持分投資:6兆3,713億円の負債増

電気機器等の業種において買い越しとなり、負債増(取得超)となった。

(3) 対内中長期債投資:13兆7,349億円の負債増

中長期国債が買い越しとなったこと等により、負債増(取得超)となった。

[参考4] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の年度中平均レート)

109.75円/米ドル(前年度:100.16円/米ドル、前年度比9.6%の円安)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの年度中平均レート)

138.69円/ユーロ(前年度:134.20円/ユーロ、前年度比3.3%の円安)

問い合わせ先

国際局為替市場課
 電話03-3581-4111 内線2860、2888