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報道発表

平成27年2月9日

財務省

平成26年中 国際収支状況(速報)の概要

 

I 経常収支

経常収支の内訳
 金 額前年比
貿易・サービス収支 ▲13兆4,569億円 ▲1兆2,049億円 (赤字幅拡大)
 貿易収支 ▲10兆3,637億円 ▲1兆5,903億円 (赤字幅拡大)
 輸出 74兆1,225億円 +6兆2,936億円 (+ 9.3%増加)
輸入 84兆4,862億円 +7兆8,839億円 (+10.3%増加)
サービス収支 ▲3兆  932億円 +3,854億円 (赤字幅縮小)
第一次所得収支 18兆  712億円 +1兆5,957億円 (黒字幅拡大)
第二次所得収支 ▲1兆9,877億円 ▲9,985億円 (赤字幅拡大)
経常収支 2兆6,266億円 ▲6,077億円 (黒字幅縮小)

「経常収支」は、「貿易・サービス収支」や「第二次所得収支」が赤字幅を拡大したことから、黒字幅を縮小したものの、「第一次所得収支」が黒字幅を拡大したことから、黒字となった。

1. 貿易・サービス収支:▲13兆4,569億円の赤字(前年比▲1兆2,049億円 赤字幅拡大)

「サービス収支」が赤字幅を縮小したものの、「貿易収支」が赤字幅を拡大したことから、「貿易・サービス収支」は、赤字幅を拡大した。

(1) 貿易収支:▲10兆3,637億円の赤字(前年比▲1兆5,903億円 赤字幅拡大)

自動車や科学光学機器を中心に輸出が増加したものの、液化天然ガスや半導体等電子部品を中心とした輸入の増加が上回ったことから、貿易収支は赤字幅を拡大した。

  1. 輸 出:74兆1,225億円(前年比+6兆2,936億円[+9.3%]増加)
    前年比で2年連続の増加(前年:+9.5%増)。

  2. 輸 入:84兆4,862億円(前年比+7兆8,839億円[+10.3%]増加)
    前年比で5年連続の増加(前年:+15.7%増)。

[参考1] 平成26年分貿易統計(通関ベース:財務省関税局1月29日付公表)

(1) 輸出:73兆1,019億円(確報値:前年比+3兆3,277億円[+4.8%]増加)

  1. 「商品別」では、自動車(同+5,071億円[+4.9%])、科学光学機器(同+2,136億円[+9.6%])、金属加工機械(同+2,017億円[+17.7%])等が増加。

  2. 「主要地域別」では、対中国(同+7,588億円[+6.0%])、対米国(同+7,208億円[+5.6%])等が増加。

(2) 輸入:85兆8,893億円(9桁速報値:前年比+4兆6,467億円[+5.7%]増加)

  1. 「商品別」では、液化天然ガス(同+7,910億円[+11.2%];数量は+1.2%)、半導体等電子部品(同+4,264億円[+17.4%])等が増加。一方、原粗油(同▲3,679億円[▲2.6%];数量は▲5.5%)等が減少。

  2. 「主要地域別」では、対中国(同+1兆5,119億円[+8.6%])、対ASEAN(同+7,640億円[+6.7%])等が増加。

[参考2] 原油価格(石油連盟)

  1. ドルベース:105.11米ドル/バレル(前年比▲4.9%)

  2. 円ベース:69,337円/キロリットル(前年比+3.1%)

(2) サービス収支:▲3兆932億円の赤字(前年比+3,854億円 赤字幅縮小)

「旅行収支」が過去最少の赤字となったほか、「知的財産権等使用料」が過去最大の黒字(いずれも平成8年以降)となったこと等から、「サービス収支」は赤字幅を縮小した。

[参考3] 訪日外国人旅行者数(26年):13,413,600人(前年比+29.4%)過去最高

出国日本人数(26年):16,903,000人(前年比▲3.3%)

(出典:日本政府観光局(JNTO))

2. 第一次所得収支:18兆712億円の黒字(前年比+1兆5,957億円[+9.7%] 黒字幅拡大)

直接投資に係る配当金・配分済支店収益の受取増加等により直接投資収益が増加したことに加え、証券投資に係る債券利子の受取増加等により証券投資収益も増加したことから、「第一次所得収支」の黒字幅は拡大し、過去最大となった(昭和60年以降)。

経常収支の推移

II 金融収支

金融収支の内訳
 26 年前 年
直接投資 11兆5,733億円 13兆  237億円
証券投資 ▲4兆8,854億円 ▲25兆4,838億円
 株式・投資ファンド持分 2兆9,378億円 ▲23兆3,182億円
中長期債 ▲7兆8,872億円 ▲922億円
短期債 640億円 ▲2兆  735億円
金融派生商品 3兆8,894億円 5兆5,516億円
その他投資 ▲5兆8,871億円 1兆4,271億円
外貨準備 8,898億円 3兆8,504億円
金融収支 5兆5,800億円 ▲1兆6,310億円

26年中においては、「その他投資」において純資産が減少したものの、「直接投資」や「金融派生商品」において純資産が増加したこと等から、金融収支は純資産が5兆5,800億円増加した。

1. 金融収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:12兆5,929億円の資産増

本邦企業による海外子会社の増資引受け等がみられ、資産増(実行超)となった。

(2) 対外株式・投資ファンド持分投資:6兆6,743億円の資産増

投資信託委託会社等が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

(3) 対外中長期債投資:4兆4,663億円の資産増

金融商品取引業者が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

2. 金融収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:1兆196億円の負債増

海外親会社による本邦子会社への出資等がみられ、負債増(実行超)となった。

(2) 対内株式・投資ファンド持分投資:3兆7,365億円の負債増

電気機器等の業種において買い越しとなり、負債増(取得超)となった。

(3) 対内中長期債投資:12兆3,535億円の負債増

中長期国債が買い越しとなったこと等により、負債増(取得超)となった。

[参考4] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の年中平均レート)

105.79円/米ドル(前年:97.71円/米ドル、前年比8.3%の円安)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの年中平均レート)

140.34円/ユーロ(前年:129.73円/ユーロ、前年比8.2%の円安)

問い合わせ先

国際局為替市場課
 電話03-3581-4111 内線2860、2888