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報道発表

平成27年1月13日

財務省

平成26年11月中 国際収支状況(速報)の概要

I 経常収支

経常収支の内訳
 金 額前年同月比
貿易・サービス収支 ▲7,431億円 +6,097億円 (赤字幅縮小)
 貿易収支 ▲6,368億円 +4,679億円 (赤字幅縮小)
 輸出 6兆3,221億円 +6,170億円 (+10.8%増加)
輸入 6兆9,590億円 +1,491億円 (+ 2.2%増加)
サービス収支 ▲1,063億円 +1,418億円 (赤字幅縮小)
第一次所得収支 1兆2,760億円 +3,924億円 (黒字幅拡大)
第二次所得収支 ▲998億円 +277億円 (赤字幅縮小)
経常収支 4,330億円 +1兆  299億円 (黒字転化)

「経常収支」は、「貿易・サービス収支」が赤字幅を縮小し、「第一次所得収支」が黒字幅を拡大したこと等から、前年同月比で黒字転化した。前月比では平成26年7月以降5か月連続の黒字となった。

1. 貿易・サービス収支:▲7,431億円の赤字(前年同月比+6,097億円 赤字幅縮小)

「貿易収支」及び「サービス収支」がともに赤字幅を縮小したことから、「貿易・サービス収支」は、赤字幅を縮小した。

(1) 貿易収支:▲6,368億円の赤字(前年同月比+4,679億円 赤字幅縮小)

半導体等電子部品や科学光学機器を中心に輸出が増加し、液化天然ガスや通信機を中心とした輸入の増加幅を上回ったことから、貿易収支は赤字幅を縮小した。

  1. 輸 出:6兆3,221億円(前年同月比+6,170億円[+10.8%]増加)
    前年同月比で21か月連続の増加(前月:+11.2%増)。

  2. 輸 入:6兆9,590億円(前年同月比+1,491億円[+2.2%]増加)
    前年同月比で6か月連続の増加(前月:+7.4%増)。

 

[参考1] 平成26年11月分貿易統計(通関ベース:財務省関税局12月25日付公表)

(1) 輸出:6兆1,885億円(確報値:前年同月比+2,897億円[+4.9%]増加)

  1. 「商品別」では、半導体等電子部品(同+427億円 [+14.7%])、科学光学機器(同+245億円 [+12.6%])、金属加工機械(同+162億円 [+17.6%])等が増加。

  2. 「主要地域別」では、対アジアNIEs(同+1,071億円 [+8.3%])、対米国(同+773億円 [+6.8%])等が増加。

 

(2) 輸入:7兆821億円(9桁速報値:前年同月比▲1,178億円[▲1.6%]減少)
  1. 「商品別」では、液化天然ガス(同+703億円[+12.2%];数量は▲4.7%)、通信機(同+623億円[+19.2%])等が増加。なお、原粗油(同▲2,683億円[▲21.6%];数量は▲13.9%)等は減少。

  2. 「主要地域別」では、対中国(同+663億円[+3.9%])等が増加。なお、対中東(同▲2,497億円[▲18.1%])等では減少。

 

[参考2] 原油価格(石油連盟)
  1. ドルベース:90.82米ドル/バレル(前年同月比▲19.4%)

  2. 円ベース:63,593円/キロリットル(前年同月比▲8.9%)

(2) サービス収支:▲1,063億円の赤字(前年同月比+1,418億円 赤字幅縮小)

「知的財産権等使用料」の収支が黒字幅を拡大し、11月として過去最大(受取は単月でも過去最大)となったほか、「旅行収支」が2か月連続の黒字となったこと等から、「サービス収支」の赤字幅は縮小した。

[参考3] 訪日外国人旅行者数(11月):1,168,500人(前年同月比+39.1%)11月として過去最高

出国日本人数(11月):1,353,000人(前年同月比▲3.4%)

(出典:日本政府観光局(JNTO))

2. 第一次所得収支:1兆2,760億円の黒字(前年同月比+3,924億円[+44.4%]  黒字幅拡大)

直接投資に係る再投資収益の受取増加等により直接投資収益が増加したことに加え、証券投資に係る債券利子の受取増加等により証券投資収益も増加したことから、「第一次所得収支」の黒字幅は拡大し、11月として過去最大となった。

経常収支の推移
経常収支の推移(季節調整値)

II 金融収支

金融収支の内訳
 11 月前 月
直接投資 1兆4,231億円 1兆6,553億円
証券投資 ▲3兆  502億円 ▲3兆6,580億円
 株式・投資ファンド持分 ▲2兆4,274億円 3,902億円
中長期債 2,987億円 ▲1兆8,129億円
短期債 ▲9,215億円 ▲2兆2,353億円
金融派生商品 1兆2,218億円 6,027億円
その他投資 8,286億円 2兆5,324億円
外貨準備 831億円 753億円
金融収支 5,064億円 1兆2,077億円

11月中においては、「株式・投資ファンド持分」を中心とした「証券投資」において純資産が減少したものの、「直接投資」や「金融派生商品」において純資産が増加したこと等から、金融収支は純資産が5,064億円増加した。

1. 金融収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:1兆4,552億円の資産増

本邦企業による海外子会社の増資引受け等がみられ、資産増(実行超)となった。

(2) 対外株式・投資ファンド持分投資:2,344億円の資産増

信託銀行(信託勘定)が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

(3) 対外中長期債投資:1兆6,462億円の資産増

銀行等(銀行勘定)が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

2. 金融収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:321億円の負債増

海外親会社による本邦子会社への出資等がみられ、負債増(実行超)となった。

(2) 対内株式・投資ファンド持分投資:2兆6,618億円の負債増

電気機器等の業種において買い越しとなり、負債増(取得超)となった。

(3) 対内中長期債投資:1兆3,475億円の負債増

中長期国債が買い越しとなったこと等により、負債増(取得超)となった。

[参考4] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)

116.22円/米ドル(前年同月:100.03円/米ドル、前年同月比16.2%の円安)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート)

145.09円/ユーロ(前年同月:135.00円/ユーロ、前年同月比7.5%の円安)

問い合わせ先

国際局為替市場課
 電話03-3581-4111 内線2860、2888