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報道発表

平成26年12月8日

財務省

平成26年10月中 国際収支状況(速報)の概要

T 経常収支

経常収支の内訳
 金額前年同月比
貿易・サービス収支
▲9,831億円 +4,482億円
(赤字幅縮小)
 
貿易収支
▲7,666億円 +1,555億円
(赤字幅縮小)
  
輸出
6兆5,669億円 +6,615億円
(+11.2%増加)
  
輸入
7兆3,335億円 +5,060億円
(+7.4%増加)
 
サービス収支
▲2,165億円 +2,927億円
(赤字幅縮小)
第一次所得収支
2兆  186億円 +6,578億円
(黒字幅拡大)
第二次所得収支
▲2,021億円 ▲1,182億円
(赤字幅拡大)
経常収支
8,334億円 +9,878億円
(黒字転化)

「経常収支」は、「貿易・サービス収支」が赤字幅を縮小し、「第一次所得収支」が黒字幅を拡大したこと等から、前年同月比で黒字転化した。前月比では平成26年7月以降4か月連続の黒字となった。

1. 貿易・サービス収支:▲9,831億円の赤字(前年同月比+4,482億円 赤字幅縮小)

「貿易収支」及び「サービス収支」がともに赤字幅を縮小したことから、「貿易・サービス収支」は、赤字幅を縮小した。

(1) 貿易収支:▲7,666億円の赤字(前年同月比+1,555億円 赤字幅縮小)

自動車や船舶を中心に輸出が増加し、通信機や航空機類を中心とした輸入の増加幅を上回ったことから、貿易収支は赤字幅を縮小した。

  1. 輸 出:6兆5,669億円(前年同月比+6,615億円[+11.2%]増加)
    前年同月比で20か月連続の増加(前月:+11.6%増)。

  2. 輸 入:7兆3,335億円(前年同月比+5,060億円[+7.4%]増加)
    前年同月比で5か月連続の増加(前月:+10.4%増)。

[参考1] 平成26年10月分貿易統計(通関ベース:財務省関税局11月27日付公表)

(1) 輸出:6兆6,887億円(確報値:前年同月比+5,857億円[+9.6%]増加)

  1. 「主要地域別」では、対米国(同+1,041億円 [+8.9%])、対ASEAN(同+997億円 [+10.8%])等が増加。

  2. 「商品別」では、自動車(同+591億円 [+6.2%])、船舶(同+555億円 [+53.9%])、鉄鋼(同+367億円 [+11.8%])等が増加。

(2) 輸入:7兆4,256億円(9桁速報値:前年同月比+2,222億円[+3.1%]増加)

  1. 「主要地域別」では、対中国(同+1,596億円[+9.6%])、対米国(同+858億円 [+14.6%])等が増加。

  2. 「商品別」では、通信機(同+794億円[+29.6%])、航空機類(同+392億円[+125.8%])等が増加。一方、原粗油(同▲1,309億円[▲10.8%];数量は▲8.8%)等が減少。

[参考2] 原油価格(石油連盟)

  1. ドルベース:100.70米ドル/バレル(前年同月比▲11.3%)

  2. 円ベース:68,578円/キロリットル(前年同月比▲2.3%)

(2) サービス収支:▲2,165億円の赤字(前年同月比+2,927億円 赤字幅縮小)

「知的財産権等使用料」の黒字幅が拡大したほか、「旅行収支」が黒字転化したこと等から、「サービス収支」の赤字幅は縮小した。

[参考3] 訪日外国人旅行者数(10月):1,271,700人(前年同月比+37.0%)単月として過去最高
出国日本人数(10月):1,417,000人(前年同月比▲5.3%)
(出典:日本政府観光局(JNTO))

 

2. 第一次所得収支:2兆186億円の黒字(前年同月比+6,578億円[+48.3%] 黒字幅拡大)

直接投資に係る配当金・配分済支店収益等の受取増加等により直接投資収益が増加したことに加え、証券投資に係る債券利子の受取増加等により証券投資収益も増加したことから、「第一次所得収支」の黒字幅は拡大し、10月として過去最大、全ての月で見ても過去3番目の大きさとなった。

 

 

経常収支の推移

経常収支の推移(季節調整値)

 

U 金融収支

金融収支の内訳
 10 月前 月
直接投資
1兆6,553億円 4,157億円
証券投資
▲3兆6,580億円 3兆9,059億円
 
株式・投資ファンド持分
3,902億円 6,447億円
 
中長期債
▲1兆8,129億円 ▲1兆5,279億円
 
短期債
▲2兆2,353億円 4兆7,891億円
金融派生商品
6,027億円 3,293億円
その他投資
2兆5,324億円 ▲3兆1,623億円
外貨準備 
753億円 288億円
金融収支
1兆2,077億円 1兆5,174億円

   10月中においては、「短期債」を中心とした「証券投資」において純資産が減少したものの、「直接投資」や「その他投資」において純資産が増加したこと等から、金融収支は純資産が1兆2,077億円増加した。

1. 金融収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:1兆5,159億円の資産増

本邦企業による海外子会社の増資引受け等がみられ、資産増(実行超)となった。

(2) 対外株式・投資ファンド持分投資:1兆840億円の資産増

投資信託委託会社等が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

(3) 対外中長期債投資:1,332億円の資産増

信託銀行(信託勘定)が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

2. 金融収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:▲1,394億円の負債減

海外親会社による本邦子会社からの資金回収等がみられ、負債減(回収超)となった。

(2) 対内株式・投資ファンド持分投資:6,939億円の負債増

サービス業等の業種において買い越しとなり、負債増(取得超)となった。

(3) 対内中長期債投資:1兆9,461億円の負債増

中長期国債が買い越しとなったこと等により、負債増(取得超)となった。

[参考4] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)
108.06円/米ドル(前年同月:97.85円/米ドル、前年同月比10.4%の円安)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート)
136.97円/ユーロ(前年同月:133.36円/ユーロ、前年同月比2.7%の円安)

 

問い合わせ先

国際局為替市場課
 電話03-3581-4111 内線2860、2888