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報道発表

平成26年10月8日

財務省

平成26年8月中 国際収支状況(速報)の概要

ローマ数字1 経常収支

経常収支の内訳
 金額前年同月比
貿易・サービス収支
▲1兆826億円▲308億円
(赤字幅拡大)
 
貿易収支
▲8,318億円▲892億円
(赤字幅拡大)
  
輸出
5兆6,492億円+537億円
(+1.0%増加)
  
輸入
6兆4,809億円+1,429億円
(+2.3%増加)
 
サービス収支
▲2,508億円+584億円
(赤字幅縮小)
第一次所得収支
1兆5,199億円+2,591億円
(黒字幅拡大)
第二次所得収支
▲1,503億円▲984億円
(赤字幅拡大)
経常収支
2,871億円+1,299億円
(黒字幅拡大)

経常収支は、「貿易・サービス収支」「第二次所得収支」が赤字幅を拡大したものの、「第一次所得収支」が黒字幅を拡大したことから、黒字幅を拡大し、平成26年7月以降2か月連続の黒字となった。

1. 貿易・サービス収支:▲1兆826億円の赤字(前年同月比▲308億円 赤字幅拡大)

「サービス収支」が赤字幅を縮小したものの、「貿易収支」が赤字幅を拡大したことから、「貿易・サービス収支」は、赤字幅を拡大した。

(1) 貿易収支:▲8,318億円の赤字(前年同月比▲892億円 赤字幅拡大)

金属加工機械等の輸出が増加したものの、液化天然ガス等の輸入の増加が上回ったことから、貿易収支は赤字幅を拡大した。
(注)国際収支統計の貿易収支と貿易統計(通関ベース)は、計上する範囲や時期などの基準が異なる。

  1. 輸 出:5兆6,492億円(前年同月比+537億円[+1.0%]増加)
    前年同月比で18か月連続の増加(前月:+8.0%増)。

  2. 輸 入:6兆4,809億円(前年同月比+1,429億円[+2.3%]増加)
    前年同月比で3か月連続の増加(前月:+7.6%増)。

[参考1] 平成26年8月分貿易統計(通関ベース:財務省関税局9月29日付公表)

(1) 輸出:5兆7,063億円(確報値:前年同月比▲758億円[▲1.3%]減少)

  1. 「主要地域別」では、対米国(同▲466億円 [▲4.4%])等が減少。一方、対EU(同+319億円 [+5.6%])等が増加。

  2. 「商品別」では、有機化合物(同▲495億円 [▲21.1%])等が減少。一方、金属加工機械(同+226億円 [+23.4%])等が増加。

(2) 輸入:6兆6,560億円(9桁速報値:前年同月比▲975億円[▲1.4%]減少)

  1. 「主要地域別」では、対中国(同▲747億円[▲5.2%])等が減少。一方、対米国(同+622億円 [+10.8%])等が増加。

  2. 「商品別」では、原粗油(同▲629億円[▲5.2%];数量は▲11.5%)等が減少。一方、液化天然ガス(同+190億円[+3.3%];数量は▲2.7%)等が増加。

[参考2] 原油価格(石油連盟)

  1. ドルベース:110.53米ドル/バレル(前年同月比+3.1%)

  2. 円ベース:71,037円/キロリットル(前年同月比+7.0%)

(2) サービス収支:▲2,508億円の赤字(前年同月比+584億円 赤字幅縮小)

「旅行収支」が赤字幅を縮小したことに加え、知的財産権等使用料の受取が増加したこと等から、「サービス収支」の赤字幅は縮小した。

[参考3] 訪日外国人旅行者数(8月):1,109,600人(前年同月比+22.4%) 8月として過去最高
出国日本人数(8月):1,788,000人(前年同月比▲2.8%)
(出典:日本政府観光局(JNTO))

 

2. 第一次所得収支:1兆5,199億円の黒字(前年同月比+2,591億円[+20.6%] 黒字幅拡大)

直接投資に係る配当金・配分済支店収益の受取増加等により直接投資収益が増加したことに加え、証券投資に係る配当金の受取増加等により証券投資収益も増加したことから、第一次所得収支の黒字幅は拡大し、8月としては過去最大となった。

 

 

経常収支の推移

経常収支の推移(季節調整値)

 

ローマ数字2 金融収支

金融収支の内訳
 8 月前 月
直接投資
6,295億円8,628億円
証券投資
1兆5,234億円▲2兆2,721億円
 
株式・投資ファンド持分
1兆3,586億円▲1,198億円
 
中長期債
▲6,394億円4,625億円
 
短期債
8,043億円▲2兆6,149億円
金融派生商品
272億円1,972億円
その他投資
▲1兆6,748億円1兆5,732億円
外貨準備 
1,738億円852億円
金融収支
6,790億円4,463億円


   8月中においては、「その他投資」において純資産が減少したものの、「直接投資」や「株式・投資ファンド持分」を中心とした「証券投資」において純資産が増加したこと等から、金融収支は純資産が6,790億円増加した。

1. 金融収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:6,392億円の資産増

本邦企業による海外子会社の増資引受け等がみられ、資産増(実行超)となった。

(2) 対外株式・投資ファンド持分投資:8,561億円の資産増

信託銀行(信託勘定)が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

(3) 対外中長期債投資:1兆1,972億円の資産増

信託銀行(信託勘定)が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

2. 金融収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:97億円の負債増

海外親会社による本邦子会社への出資等がみられ、負債増(実行超)となった。

(2) 対内株式・投資ファンド持分投資:▲5,025億円の負債減

輸送用機器等の業種において売り越しとなり、負債減(処分超)となった。

(3) 対内中長期債投資:1兆8,366億円のの負債増

中長期国債が買い越しとなったこと等により、負債増(取得超)となった。

[参考4] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)
102.96円/米ドル(前年同月:97.87円/米ドル、前年同月比5.2%の円安)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート)
137.13円/ユーロ(前年同月:130.25円/ユーロ、前年同月比5.3%の円安)

 

問い合わせ先

国際局為替市場課
 電話03-3581-4111 内線2860、2888