現在位置 : トップページ > 国際政策 > 関連資料・データ > 国際収支状況 > 速報 > 平成26年7月中 国際収支状況(速報)の概要

報道発表

平成26年9月8日

財務省

平成26年7月中 国際収支状況(速報)の概要

T 経常収支

経常収支の内訳
 金額前年同月比
貿易・サービス収支
▲1兆2,871億円 ▲1,612億円
(赤字幅拡大)
 
貿易収支
▲8,281億円 ▲379億円
(赤字幅拡大)
  
輸出
6兆2,474億円 +4,637億円
(+8.0%増加)
  
輸入
7兆  755億円 +5,016億円
(+7.6%増加)
 
サービス収支
▲4,590億円 ▲1,234億円
(赤字幅拡大)
第一次所得収支
1兆8,531億円 +503億円
(黒字幅拡大)
第二次所得収支
▲1,493億円 ▲728億円
(赤字幅拡大)
経常収支
4,167億円 ▲1,837億円
(黒字幅縮小)

経常収支は、「第一次所得収支」が黒字幅を拡大し、「貿易・サービス収支」が赤字幅を拡大したこと等から、黒字幅を縮小したものの、平成26年5月以来2か月ぶりの黒字となった。

1. 貿易・サービス収支:▲1兆2,871億円の赤字(前年同月比▲1,612億円 赤字幅拡大)

「貿易収支」及び「サービス収支」がともに赤字幅を拡大したことから、「貿易・サービス収支」は、赤字幅を拡大した。

(1) 貿易収支:▲8,281億円の赤字(前年同月比▲379億円 赤字幅拡大)

自動車や金属加工機械を中心に輸出が増加したものの、原粗油や液化天然ガスを中心とした輸入の増加が上回ったことから、貿易収支は赤字幅を拡大した。

  1. 輸 出:6兆2,474億円(前年同月比+4,637億円[+8.0%]増加)
    前年同月比で17か月連続の増加(前月:+4.4%増)。

  2. 輸 入:7兆755億円(前年同月比+5,016億円[+7.6%]増加)
    前年同月比で2か月連続の増加(前月:+13.9%増)。

[参考1] 平成26年7月分貿易統計(通関ベース:財務省関税局8月28日付公表)

(1) 輸出:6兆1,920億円(確報値:前年同月比+2,335億円[+3.9%]増加)

  1. 「主要地域別」では、対アジアNIEs(同+698億円 [+5.5%])、対EU(同+599億円[+10.2%])等が増加。

  2. 「商品別」では、自動車(同+742億円 [+8.1%])、金属加工機械(同+330億円[+35.6%])、            科学光学機器(同+183億円 [+9.9%])等が増加。

(2) 輸入:7兆1,542億円(9桁速報値:前年同月比+1,632億円[+2.3%]増加)

  1. 「主要地域別」では、対中東(同+1,204億円[+9.6%])、対大洋州(同+430億円[+8.7%])等が増加。

  2. 「商品別」では、原粗油(同+757億円[+6.9%];数量は▲2.7%)、液化天然ガス(同+460億円[+7.4%];           数量は+5.7%)、石油製品(同+448億円[+23.3%])等が増加。

[参考2] 原油価格(石油連盟)

  1. ドルベース:111.62米ドル/バレル(前年同月比+6.6%)

  2. 円ベース:71,423円/キロリットル(前年同月比+9.8%)

(2) サービス収支:▲4,590億円の赤字(前年同月比▲1,234億円 赤字幅拡大)

「旅行収支」が本年4月以来3か月ぶりに黒字となったものの、「その他サービス収支」が赤字幅を拡大したこと等から、「サービス収支」の赤字幅は拡大した。

[参考3] 訪日外国人旅行者数(7月):1,269,700人(前年同月比+26.6%)
出国日本人数(7月):1,414,000人(前年同月比▲2.8%)
(出典:日本政府観光局(JNTO))

 

2. 第一次所得収支:1兆8,531億円の黒字(前年同月比+503億円[+2.8%] 黒字幅拡大)

証券投資に係る配当金の受取減少等により証券投資収益が減少したものの、直接投資に係る配当金・配分済支店収益の受取増加等により直接投資収益が増加したことから、第一次所得収支の黒字幅は拡大し、7月としては過去最大となった。

 

 

経常収支の推移

経常収支の推移(季節調整値)

 

U 金融収支

金融収支の内訳
 7 月前 月
直接投資
8,628億円 4,376億円
証券投資
▲2兆2,721億円 5兆1,900億円
 
株式・投資ファンド持分
▲1,198億円 ▲4,570億円
 
中長期債
4,625億円 3兆3,626億円
 
短期債
▲2兆6,149億円 ▲2兆2,844億円
金融派生商品
1,972億円 3,202億円
その他投資
1兆5,732億円 ▲4兆7,008億円
外貨準備 
852億円 ▲1,641億円
金融収支
4,463億円 1兆 829億円

   7月中においては、「短期債」を中心とした「証券投資」において純資産が減少したものの、「その他投資」において純資産が増加したこと等から、金融収支は純資産が4,463億円増加した。

1. 金融収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:7,828億円の資産増

本邦企業による海外子会社の増資引受け等がみられ、資産増(実行超)となった。

(2) 対外株式・投資ファンド持分投資:7,321億円の資産増

投資信託委託会社等が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

(3) 対外中長期債投資:1兆8,383億円の資産増

生命保険会社が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

2. 金融収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:▲800億円の負債減

海外親会社による本邦子会社からの資金回収等がみられ、負債減(回収超)となった。

(2) 対内株式・投資ファンド持分投資:8,519億円の負債増

電気機器等の業種において買い越しとなり、負債増(取得超)となった。

(3) 対内中長期債投資:1兆3,758億円の負債増

中長期国債が買い越しとなったこと等により、負債増(取得超)となった。

[参考4] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)
    101.72円/米ドル(前年同月:99.71円/米ドル、前年同月比2.0%の円安)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート)
    137.84円/ユーロ(前年同月:130.41円/ユーロ、前年同月比5.7%の円安)

 

問い合わせ先

国際局為替市場課
 電話03-3581-4111 内線2860、2888