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報道発表

平成26年6月9日

財務省

平成26年4月中 国際収支状況(速報)の概要

T 経常収支

経常収支の内訳
 金額前年同月比
貿易・サービス収支
▲1兆4,401億円 ▲2,104億円
(赤字幅拡大)
 
貿易収支
▲7,804億円 ▲722億円
(赤字幅拡大)
  
輸出
5兆9,796億円 +3,490億円
(+6.2%増加)
  
輸入
6兆7,600億円 +4,212億円
(+6.6%増加)
 
サービス収支
▲6,597億円 ▲1,382億円
(赤字幅拡大)
第一次所得収支
1兆8,331億円 ▲2,882億円
(黒字幅縮小)
第二次所得収支
▲2,056億円 ▲983億円
(赤字幅拡大)
経常収支
1,874億円 ▲5,969億円
(▲76.1%黒字幅縮小)

「第一次所得収支」が黒字幅を縮小し、「貿易・サービス収支」が赤字幅を拡大したこと等から、経常収支は黒字幅を縮小した。

1.貿易・サービス収支

▲1兆4,401億円の赤字(前年同月比▲2,104億円 赤字幅拡大)

「貿易収支」及び「サービス収支」がともに赤字幅を拡大したことから、「貿易・サービス収支」は、赤字幅を拡大した。「貿易・サービス収支」の赤字は、25か月連続となった。

(1) 貿易収支

▲7,804億円の赤字(前年同月比▲722億円 赤字幅拡大)

自動車や科学光学機器を中心に輸出が増加したものの、液化天然ガスや半導体等電子部品を中心とした輸入の増加が上回ったことから、貿易収支は赤字幅を拡大した。

  1. 輸出:5兆9,796億円(前年同月比+3,490億円[+6.2%]増加)
    前年同月比で14か月連続の増加(前月:+6.2%増)。

  2. 輸入:6兆7,600億円(前年同月比+4,212億円[+6.6%]増加)
    前年同月比で18か月連続の増加(前月:+23.2%増)。

[参考1] 平成26年4月分貿易統計(通関ベース:財務省関税局5月29日付公表)

(1) 輸出:6兆675億円(確報値:前年同月比+2,917億円[+5.1%]増加)

  1. 「主要地域別」では、対中国(同+972億円 [+9.7%])、対EU(同+718億円 [+12.7%])等が増加。

  2. 「商品別」では、自動車(同+439億円 [+5.1%])、科学光学機器(同+253億円 [+15.0%])、プラスチック(同+203億円 [+10.9%])等が増加。

(2) 輸入:6兆8,792億円(9桁速報値:前年同月比+2,261億円[+3.4%]増加)

  1. 「主要地域別」では、対中国(同+1,132億円[+7.8%])、対EU(同+575億円[+9.1%])等が増加。

  2. 「商品別」では、液化天然ガス(同+639億円[+11.0%];数量は+2.3%)、半導体等電子部品(同+540億円[+30.6%])等が増加。一方、原粗油(同▲1,404億円[▲11.2%];数量は▲15.4%)等が減少。

[参考2]原油価格(石油連盟)

  1. ドルベース:109.44米ドル/バレル(前年同月比▲1.7%)

  2. 円ベース:70,486円/キロリットル(前年同月比+5.0%)

(2) サービス収支

▲6,597億円の赤字(前年同月比▲1,382億円 赤字幅拡大)

「旅行収支」が昭和45年7月以来約44年ぶりの黒字となった(177億円の黒字)。一方で、海外における研究開発や資源開発が増加したこと等により「その他サービス収支」が赤字幅を拡大したこと等から、「サービス収支」は赤字幅を拡大した。

[参考3]訪日外国人旅行者数(4月):1,231,500人(前年同月比+33.4%)
出国日本人数(4月):1,190,000人(前年同月比▲4.4%)
(出典:日本政府観光局(JNTO))

 

2.第一次所得収支

1兆8,331億円の黒字(前年同月比▲2,882億円[▲13.6%]  黒字幅縮小)

直接投資に係る配当金・配分済支店収益の受取減少等により直接投資収益が減少したことに加え、証券投資に係る債券利子の受取減少により証券投資収益も減少したこと等から、第一次所得収支の黒字幅は5か月ぶりに縮小した。

 

 

経常収支の推移

経常収支の推移(季節調整値)

 

U 金融収支

金融収支の内訳
 4 月前 月
直接投資
7,482億円 3,048億円
証券投資
▲2兆4,614億円 1兆8,284億円
 
株式・投資ファンド持分
1,888億円 8,857億円
 
中長期債
▲7,969億円 ▲1兆9,454億円
 
短期債
▲1兆8,533億円 2兆8,881億円
金融派生商品
▲1,575億円 ▲501億円
その他投資
2,533億円 ▲1兆4,154億円
外貨準備 
▲167億円 ▲2,992億円
金融収支
▲1兆6,342億円 3,686億円

   4月中においては、「直接投資」において純資産が増加したものの、「短期債」を中心とした「証券投資」で純資産が減少したこと等から、金融収支は純資産が▲1兆6,342億円減少した。

1.金融収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資

6,096億円の資産増

本邦企業による海外子会社の増資引受け等がみられ、資産増(実行超)となった。

(2) 対外株式・投資ファンド持分投資

4,747億円の資産増

投資信託委託会社等が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

(3) 対外中長期債投資

3,543億円の資産増

生命保険会社が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

2.金融収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資

▲1,386億円の負債減

海外親会社による本邦子会社からの資金回収等がみられ、負債減(回収超)となった。

(2) 対内株式・投資ファンド持分投資

2,859億円の負債増

輸送用機器、卸売業、建設業等の業種において買い越しとなり、負債増(取得超)となった。

(3) 対内中長期債投資

1兆1,513億円の負債増

中長期国債が買い越しとなったこと等により、負債増(取得超)となった。

[参考4]ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)
    102.56円/米ドル(前年同月:97.71円/米ドル、前年同月比5.0%の円安)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート)
   141.63円/ユーロ(前年同月:127.09円/ユーロ、前年同月比11.4%の円安)

 

問い合わせ先

国際局為替市場課
 電話03-3581-4111 内線2860、2888