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報道発表

平成26年5月12日

財務省

平成26年3月中 国際収支状況(速報)の概要

T 経常収支

経常収支の内訳
 金額前年同月比
貿易・サービス収支
▲1兆2,179億円 ▲1兆162億円
(赤字幅拡大)
 
貿易収支
▲1兆1,336億円 ▲1兆597億円
(赤字幅拡大)
  
輸出
6兆5,108億円 +3,789億円
(+6.2%増加)
  
輸入
7兆6,443億円 +1兆4,386億円
(+23.2%増加)
 
サービス収支
▲843億円 +435億円
(赤字幅縮小)
第一次所得収支
1兆7,549億円 +272億円
(+1.6%黒字幅拡大)
第二次所得収支
▲4,207億円 ▲1,777億円
(赤字幅拡大)
経常収支
1,164億円 ▲1兆1,668億円
(▲90.9%黒字幅縮小)
(注)従来は貿易収支に計上されていた「加工用財貨」「財貨の修理」が「委託加工サービス」「維持修理サービス」としてサービス収支に計上替えされているほか、従来はサービス収支に計上されていた「仲介貿易」が貿易収支に計上替えされている。

「第一次所得収支」が黒字幅を拡大したものの、「貿易・サービス収支」が赤字幅を拡大したこと等から、経常収支は黒字幅を縮小した。

1.貿易・サービス収支

▲1兆2,179億円の赤字(前年同月比▲1兆162億円 赤字幅拡大)

「サービス収支」が赤字幅を縮小したものの、「貿易収支」が赤字幅を拡大したことから、「貿易・サービス収支」は、赤字幅を拡大した。「貿易・サービス収支」の赤字は、24か月連続となった(季節調整値ベースでは平成23年3月から37か月連続の赤字)。

(1) 貿易収支

▲1兆1,336億円の赤字(前年同月比▲1兆597億円 赤字幅拡大)

自動車や鉱物性燃料を中心に輸出が増加したものの、原粗油や液化天然ガスを中心とした輸入の増加が上回ったことから、貿易収支は赤字幅を拡大した。

  1. 輸出:6兆5,108億円(前年同月比+3,789億円[+6.2%]増加)
    前年同月比で13か月連続の増加(前月:+15.7%増)。

  2. 輸入:7兆6,443億円(前年同月比+1兆4,386億円[+23.2%]増加)
    前年同月比で17か月連続の増加(前月:+14.1%増)。

[参考1] 平成26年3月分貿易統計(通関ベース:財務省関税局4月28日付公表)

(1) 輸出:6兆3,836億円(確報値:前年同月比+1,133億円[+1.8%]増加)

  1. 「主要地域別」では、対EU(同+600億円 [+10.2%])、対中国(同+473億円 [+4.3%])等が増加。

  2. 「商品別」では、自動車(同+758億円 [+9.0%])、鉱物性燃料(同+357億円 [+31.2%])、鉄鋼(同+189億円 [+5.4%])等が増加。

(2) 輸入:7兆8,295億円(9桁速報値:前年同月比+1兆2,024億円[+18.1%]増加)

  1. 「主要地域別」では、対中国(同+3,634億円[+27.0%])、対中東(同+2,888億円[+22.0%])等が増加。

  2. 「商品別」では、原粗油(同+2,333億円[+18.7%];数量は+14.7%)、液化天然ガス(同+871億円[+14.0%];数量は+3.9%)、半導体等電子部品(同+837億円[+45.9%])等が増加。

[参考2]原油価格(石油連盟)

  1. ドルベース:110.09米ドル/バレル(前年同月比▲4.8%)

  2. 円ベース:70,838円/キロリットル(前年同月比+3.5%)

(2) サービス収支

▲843億円の赤字(前年同月比+435億円 赤字幅縮小)

「その他サービス収支」が黒字幅を縮小したものの、「輸送収支」「旅行収支」が赤字幅を縮小したことから、「サービス収支」は赤字幅を縮小した。

[参考3]訪日外国人旅行者数:1,050,500人(前年同月比+22.6%)
出国日本人数:1,595,000人(前年同月比▲3.5%)
(出典:日本政府観光局(JNTO))

 

2.第一次所得収支

1兆7,549億円の黒字(前年同月比+272億円[+1.6%]  黒字幅拡大)

直接投資に係る配当金・配分済支店収益の受取減少等により直接投資収益が減少したものの、証券投資に係る債券利子の受取増加等により証券投資収益が増加したことから、第一次所得収支の黒字幅は4か月連続で拡大した。

 

 

経常収支の推移

経常収支の推移(季節調整値)

 

U 金融収支

金融収支の内訳
 3 月前 月
直接投資
3,048億円 7,936億円
証券投資
1兆8,284億円 1,365億円
 
株式・投資ファンド持分
8,857億円 ▲1,726億円
 
中長期債
▲1兆9,454億円 ▲1兆436億円
 
短期債
2兆8,881億円 1兆3,528億円
金融派生商品
▲501億円 1,005億円
その他投資
▲1兆4,154億円 ▲2兆3,430億円
外貨準備 
▲2,992億円 5,805億円
金融収支
3,686億円 ▲7,319億円

(注)+は純資産(資産−負債)の増加、▲は同減少を示す(従前の資金の流出入に着目した符号とは異なる)。また証券貸借取引は含まない。

   3月中においては、「その他投資」において純資産が減少したものの、「直接投資」や、「短期債」を中心とした「証券投資」で純資産が増加したこと等から、金融収支は純資産が3,686億円増加した。

1.金融収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資

7,376億円の資産増

本邦企業による海外子会社の増資引受け等がみられ、資産増(実行超)となった。

(2) 対外株式・投資ファンド持分投資

▲2,098億円の資産減

信託銀行(信託勘定)が売り越しとなったこと等から、資産減(処分超)となった。

(3) 対外中長期債投資

▲1兆7,324億円の資産減

預金取扱機関が売り越しとなったこと等から、資産減(処分超)となった。

2.金融収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資

4,328億円の負債増

海外親会社による本邦子会社への出資等がみられ、負債増(実行超)となった。

(2) 対内株式・投資ファンド持分投資

▲1兆955億円の負債減

銀行業、情報・通信業、輸送用機器等の業種において売り越しとなり、負債減(処分超)となった。

(3) 対内中長期債投資

2,130億円の負債増

その他債券が買い越しとなったこと等により、負債増(実行超)となった。

[参考4]ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)
    102.27円/米ドル(前年同月:94.75円/米ドル、前年同月比7.9%の円安)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート)
   141.47円/ユーロ(前年同月:122.83円/ユーロ、前年同月比15.2%の円安)

 

問い合わせ先

国際局為替市場課
 電話03-3581-4111 内線2860、2888